AGA治療薬として特に知られているのが「ミノキシジル」と「フィナステリド」で、AGA治療をするならどちらも欠かせないお薬です。
しかし、ミノキシジルとフィナステリドの併用は費用面の負担や副作用があることから、フィナステリドのみを服用したいと考える方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ミノキシジルをやめてフィナステリドのみを服用した場合に起こる効果の変化や、それぞれのAGA治療薬の違いを詳しく解説しています。
ミノキシジルをやめてフィナステリドのみにすると、一時的に抜け毛が増えたあと、フィナステリドのみの効果分で維持されるため、完全に治療効果が無くなるわけではありませんが髪の密度は低下します。
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2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。
本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけ服用しても大丈夫?
ミノキシジルをすでに使用している方で、フィナステリドのみの服用に切り替えた場合、毛髪のボリュームが落ちてしまう可能性が高いです。
AGA治療を開始したの時期が薄毛の進行軽度から中度の場合は、フィナステリドのみにしても維持できることもありますが、ミノキシジルをやめても全く変化が無い方はまれです。
ボリュームを保ちたいのであれば、ミノキシジル内服薬の副作用に悩んでいるのであれば外用薬に切り替えるなど使用中断以外の方法も検討しましょう。
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけにしたときに起こる変化
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけを服用した場合、数週間ほどのリバウンド期を経てボリュームダウンしていき、半年以降にフィナステリド単独の安定ラインへ落ち着きます。
| ミノキシジル中止からの期間 | 毛髪の変化 |
|---|---|
| 〜数週間 | 【リバウンド期】 ミノキシジルの作用で成長期に留められていた毛が、薬をやめると一斉に休止期へ移行するため一時的に抜け毛が増える。 |
| 3〜4ヶ月 | 【ボリュームダウン期】 ミノキシジルの太毛化効果が無くなるため、太かった毛が再び細毛化し、髪の密度・立ち上がり・ボリュームが落ちやすい。 |
| 半年以降〜1年 | 【安定期】 抜け毛抑制はフィナステリドで継続するため、AGAの進行そのものは抑えられるが、効果はフィナステリド単独で維持できる範囲に留まる。 |
そもそもミノキシジルとフィナステリドは、作用の仕組みが違います。
ミノキシジルをやめると、育毛のための効果が失われ、フィナステリド単独の守備力だけになるため、どうしても髪のボリュームは減ってしまうのです。
特に前頭部・生え際に変化が現れやすく、個人差があるもののミノキシジルの効果を強く実感していた人ほどギャップが大きくなります。
フィナステリドだけでも維持できる人の特徴は?
フィナステリドは 「進行抑制(抜け毛予防)」が主作用であるため「すでにある毛を守ること」が得意で、「新しい毛を増やす」作用はほとんどありません。
そのため「フィナ単独で維持できる人」には、いくつかの特徴があります。
- AGAの進行度が軽度〜中度
- 年齢が若め(20代〜30代前半)
- 頭頂部型(つむじAGA)の人
- 家族歴や遺伝的進行が緩やかな人
- 治療開始が早い人
つまり、あまりAGAが進行していない段階で治療を開始した人ほど、ミノキシジルをやめたあとのギャップが少ないということです。
遺伝的進行においては、父親や兄弟が50代移行にAGAが進行したタイプがフィナステリド単独でも維持できる可能性が高く、20〜30代で強い進行があった場合はフィナステリドのみでは追いつかないことが多いと言えます。
ミノキシジル内服薬をやめて外用薬に移行するのも一つの方法
現在ミノキシジル内服薬を服用していて「ミノキシジルをやめたい」と考えている方は、外用薬への切り替えの検討をおすすめします。
ミノキシジル内服薬と外用薬では、作用部位と全身影響が異なります。
| ミノキシジルのタイプ | 作用部位 | 体への影響 |
|---|---|---|
| 内服薬 | 血流改善や成長期延長作用が全員に及ぶ | むくみ・動悸・体毛の増加といった全身副作用が起こるリスク |
| 外用薬 | 頭皮に直接塗布するため作用が局所的 | 塗布した部位周辺のかぶれ・フケ・赤みなど |
ミノキシジル内服薬を服用していて、ミノキシジルをやめたいと思う原因として多いのが体毛の増加です。
服用をやめることで体毛も減っていきますが、毛髪のボリュームも落ちてしまうデメリットがあります。
そこで、作用が局所的な外用薬に切り替えることで副作用のリスクを軽減しつつ、発毛効果を維持することが可能です。
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけ服用した人の口コミ・体験談
実際に、ミノキシジルとフィナステリドを使用していたものの、ミノキシジルをやめてフィナステリドのみに切り替えた方の体験談を調査しました。
結論としては、ミノキシジルをやめて後悔している方が多い印象である一方、一部ではフィナステリド単独でも安定しているという方もいました。
ミノキシジルをやめてフィナステリドのみにして良かった人の口コミ・体験談
ミノキシジル外用薬を使用していてやめた方の体験談では、頭皮の調子が良いと感じているようです。
しかし、一時的にミノキシジル外用薬の使用感が無くなっただけであり、今後毛量が減ってしまう可能性もあります。
体調面の変化からミノキシジルをち中断しなければならなかった方は、フィナステリドだけでも安定して維持できているようです。
ただし、さまざまな口コミを調査しましたが、ミノキシジルをやめてフィナステリドのみを服用しボリュームが維持できているという方はごく少数でした。
ミノキシジルをやめてフィナステリドのみにして後悔している人の口コミ・体験談
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけにした方の口コミでは、中断前に比べて薄毛になってしまった、ボリュームアップ効果が感じられなくなったという声が多く見られました。
ミノキシジル内服薬による全身への多毛を感じていた方は、服用中止で毛髪量が減ってしまった反面、体毛も薄くなったようです。
やはり、ボリュームアップ効果を得たいのであればミノキシジルは必須であることがわかります。
そもそもミノキシジルとフィナステリドとは?

まずはミノキシジルとフィナステリドについて、基本的な知識を覚えておきましょう。
以下の内容について詳しく解説していきます。
ミノキシジルとは
ミノキシジルとは血管拡張作用のあるお薬で、AGAの治療においては発毛を促進するお薬として知られています。
「攻めの薬」ともいわれており、すでに毛が抜けて薄毛になってしまった頭皮に、新しく毛を生やすためのお薬として使われます。
内服薬と外用薬の2種類があり、どちらも発毛のために使われていますが、内服薬は日本皮膚科学会ガイドラインでは推奨されていません。
内服薬は副作用として多毛症を引き起こすことを根拠に使われているだけで、現状では利益と危険性が十分に検証されていないとのことです。
そのため、日本皮膚科学会ガイドラインに従うのであれば、ミノキシジルは外用薬での使用がおすすめです。

フィナステリドとは
フィナステリドはAGAの原因を生成してしまう「5αリダクターゼ」の作用を抑える効果があります。端的にいえば、AGAの進行を止める効果のあるお薬です。
ミノキシジルは生やすための「攻めのお薬」でしたが、フィナステリドはこれ以上抜けないようにするための「守りのお薬」です。
AGAは放置しているとどんどん進行していくため、今後の薄毛の進行を抑えるために、フィナステリドは可能な限り常に服用を続けたいお薬となっています。

一緒に処方されて併用することが多い
ミノキシジルとフィナステリドは、一緒に処方されて併用することが基本となります。
フィナステリドだけでは新たに毛を生やすことはできず、ミノキシジルだけでは抜け毛を防ぐことができないためです。
「現状の髪形で満足している」「予防だけをしたい」という場合は、フィナステリドだけを服用することもありますが、新たに毛を生やしたい場合は、併用して治療を進めましょう。
おおむね半年ほどすると効果を実感できる
ミノキシジルもフィナステリドも、使い始めてすぐに効果が出るわけではありません。
どちらも基本的には効果が出るまで、半年ほどの期間を要します。
そのため、薄毛に悩んでいるならできるだけ早く治療を始めましょう。
ミノキシジルとフィナステリドの違いを5つの項目で比較!
ミノキシジルとフィナステリドの違いについても詳しく見ていきましょう。
効果については先ほど軽く触れましたが、費用や副作用などのほかの重要な項目についても解説していきます。
効果の違い
| ミノキシジル | フィナステリド | |
|---|---|---|
| 作用 | 血管拡張・毛乳頭刺激 作用により 毛周期の成長期を延長し毛を太く伸ばす | 5α還元酵素Ⅱ型を阻害しDHT産生を抑制することで毛包のミニチュア化を防ぐ |
| 役割 | 発毛促進 | 抜け毛抑制 |
| 効果の出方 | 3〜6ヶ月で抜け毛が減少し、太さ・ボリュームを維持する効果を実感 | 3〜6ヶ月で太さ・ボリュームが改善していき、発毛効果を実感 |
| 効きやすい部位 | 頭皮全体的に抜け毛抑制効果を得られる | 頭頂部や生え際にボリューム変化を得やすい |
| 中止時 | 数ヶ月で再びAGAが進行する | 数週間〜数か月で育毛効果が消え、増えた毛が抜けやすくなる |
フィナステリドはAGA治療の基礎となる治療薬で、AGAの症状である抜け毛の進行を抑制します。
フィナステリド1 mg投与群では投与前と比較して毛髪数の増加又は維持がみられ,投与5年後の毛髪数も投与前と比べて増加した.一方,プラセボ群では毛髪数が経時的に投与前に比べ減少し,AGAの自然経過を示した.
引用:還元酵素II型阻害薬 フィナステリド(プロペシア 錠0.2 mg
フィナステリド自体に新しい毛を生やす効果は無いものの、髪の成長期を短縮させるDHTを抑えることで残っていた毛が太く長く育ちやすい環境になり、ボリュームが戻ったように感じる場合もあります。
一方のミノキシジルは世界的に「発毛剤」として承認されている唯一の有効成分で、新しい髪の発生と細毛の太毛化が起きます。
2%および5%ミノキシジル液を比較したランダム化比較試験は2報あり49)50),そのうち症例数が多い393名の男性被験者を対象とした,観察期間48週までのランダム化比較試験において,脱毛部1 cm2内の非軟毛(nonvellus hair)数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均3.9本,2%ミノキシジル群が平均12.7本,5%ミノキシジル群が平均18.6本で,5%ミノキシジル群で他の2群に比し有意に(対プラセボp<0.001,対2%p=0.025)増加した
引用:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
日本皮膚科学会のガイドラインでもミノキシジルの推奨度はAとされており、臨床試験でも発毛効果が証明されています。
費用の違い
| 治療薬 | 料金相場 |
|---|---|
| フィナステリド | 3,000〜7,000円 |
| ミノキシジル内服薬 | 5,000〜15,000円 |
| ミノキシジル外用薬 | 3,000〜10,000円 |
それぞれのAGA治療薬は、容量・国内製・海外製・ジェネリック医薬品かどうかで価格が変動します。
フィナステリドはAGA治療薬のなかでも最も安価で、継続しやすいことが特徴です。
ミノキシジルは内服薬の方が効果が高い分外用薬よりも価格が高くなることが多く、内服薬はすべて海外製になります。
現在ではフィナステリドとミノキシジルが一錠になった合剤が登場しており、価格を抑えたい方におすすめです。
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副作用の違い
| 治療薬 | 副作用 |
|---|---|
| フィナステリド | 性欲減退、勃起不全、射精障害(発症率 1〜3%程度)、精液量の減少、抑うつ症状(まれ)、肝機能障害(まれ、定期血液検査で確認推奨) |
| ミノキシジル内服薬 | 血圧低下、動悸、頻脈、むくみ、体毛の増加、めまい、頭痛、体重増加 |
| ミノキシジル外用薬 | 頭皮のかゆみ、赤み、炎症、フケ、かぶれ、まれに全身症状として動悸、めまい、血圧低下 |
フィナステリドの主な副作用として、1〜3%の確率で性機能関連の影響が現れる場合があります。
▼フィナステリドの臨床試験データ
副作用(臨床検査値異常変動を含む)の発現割合は0.2mg投与群で1.5%(2/137例)、1mg投与群で6.5%(9/139例)、プラセボ群で2.2%(3/138例)であった。性機能に関する副作用は0.2mg投与群で1.5%(2/137例)、1mg投与群で2.9%(4/139例)、プラセボ群で2.2%(3/138例)に認められた26)。フィナステリド錠投与群(0.2mg及び1mg)に認められた主な症状はリビドー減退1.1%(3/276例)、勃起機能不全0.7%(2/276例)であった27)。
引用:医療用医薬品:フィナステリド
臨床試験の結果から見ると、フィナステリドはAGA治療薬のなかでも副作用の出現率が低いと言えます。
一方、ミノキシジルは内服薬の方が作用が強いぶん副作用のリスクはやや高めで、全身症状の副作用が起こることがあります。
▼ミノキシジル内服薬の臨床試験データ
合計1404名の患者(女性943名 [67.2%]、男性461名 [32.8%])、平均年齢43歳(範囲8~86歳)が対象となった。LDOMの用量は1065名の患者で漸増され、2469症例の解析が可能となった。最も頻度の高い副作用は多毛症(15.1%)で、14名(0.5%)が治療を中止した。全身性の副作用はふらつき(1.7%)、体液貯留(1.3%)、頻脈(0.9%)、頭痛(0.4%)、眼窩周囲浮腫(0.3%)、不眠症(0.2%)で、29名(1.2%)が薬剤の投与を中止した。生命を脅かす副作用は認められなかった。
引用:低用量経口ミノキシジルの脱毛症に対する安全性:1404人の患者を対象とした多施設共同研究
最も多い副作用が、毛髪だけでなく全身のさまざまな箇所の体毛が増える・濃くなるといった「多毛症」です。
次いでふらつきや浮腫の副作用が多いものの、1.5%前後と高頻度で起こる症状ではありません。
ミノキシジル外用薬は塗布した部分に副作用が現れる場合がありますが、全身症状はまれです。
▼ミノキシジル外用薬の臨床試験データ
ミノキシジルの有害事象として,男女を通して瘙痒,紅斑,落屑,毛包炎,接触皮膚炎,顔面の多毛などが報告されている.2%および5%ミノキシジル液を比較した,393名の男性被験者を対象とした,観察期間48週までのランダム化比較試験では50),瘙痒,接触皮膚炎といった皮膚症状の出現率は5%ミノキシジル群で6%と,2%ミノキシジル群(2%),プラセボ群(3%)より高かった.
引用:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
副作用例は局所的な皮膚トラブルが中心で、比較的安全性が高いと言えます。
初期脱毛の違い
| フィナステリド | ミノキシジル | |
|---|---|---|
| 初期脱毛の有無 | 比較的まれで出ても軽度 | 内服薬は多くの人で実感しやすく、外用薬は一部の方で局所的な初期脱毛あり |
| 原因 | DHT抑制で毛周期が「乱れていた休止期 → 正常な成長期」に戻る際、古い毛が一気に抜けることがある | 休止期の毛を成長期へ強制的に移行させる作用があり、休止期の毛が一斉に押し出されるため最初に抜け毛が増える |
| 時期 | 開始後 1〜2か月以内に一時的に起きることがある | 内服薬は2〜6週目、外用薬は4〜8週目 |
| 期間 | 数週間程度で落ち着き、その後は抜け毛が減っていく | 1〜2ヶ月程度で落ち着く |
ミノキシジルやフィナステリドでAGA治療をすると、最初は初期脱毛といって毛が抜けてしまうことがあります。
これはヘアサイクルを正常化する過程で発生するもので、1~2ヶ月もすれば症状は治まり、そのあとはお薬が効いてきます。
どちらのお薬も初期脱毛が発生する可能性は高くないものの、どちらかというとミノキシジルのほうが発生しやすいです。

治療方法の違い
| 治療薬 | 治療方法 |
|---|---|
| フィナステリド | 内服薬のみ |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬あり |
治療方法は、フィナステリドは内服薬のみとなっています。服用のタイミングは決まっていませんが、毎日就寝前に1錠服用して治療を続けるのが一般的です。
対してミノキシジルは内服薬と外用薬があります。外用薬は1日に2回散布し、内服薬はフィナステリドと同じように1日1回1錠が基本です。
また、フィナステリドとミノキシジルは国内承認済みの治療薬で、ミノキシジル内服薬は国内未承認薬となっていますが、海外では利用実績が広がっています。
ミノキシジルは「メソセラピー」といって頭皮に直接注射して治療する方法もあります。
ミノキシジルとフィナステリドでAGA治療する際の3つのポイント
ミノキシジルとフィナステリドでAGA治療する際は、覚えておきたいポイントがほかにもいくつかあります。
以下のポイントを理解したうえで、安心安全かつ効果的にAGA治療を進めましょう。
1.個人輸入での購入は避ける
ミノキシジルとフィナステリドは個人輸入でも購入ができますが、基本的には避けましょう。
個人輸入で購入すると粗悪品を購入してしまうこともありますし、そもそもとしてクリニックで購入した方が安い場合も少なくありません。
また、クリニックなら服用してトラブルが発生しても、担当の先生に相談できますが、個人輸入で購入した場合だと、何らかのトラブルがあったときに頼れる医師がいません。
基本的に個人輸入で購入するメリットはないので、クリニックにて処方してもらいましょう。

2.効かない場合もある
ミノキシジルもフィナステリドも日本皮膚科学会ガイドラインで認められているAGA治療薬ではありますが、必ずしも効果があるとは限りません。
場合によっては、どれだけ服用しても効果を感じられない人もいるでしょう。
AGA治療薬の効果は服用して半年ほどで出てくるといわれています。そのため、半年たっても何の変化も感じない場合は、一度医師に相談してみてください。

3.予算に余裕があるならデュタステリドも検討する
フィナステリドと似たお薬としてデュタステリドというものがあります。
フィナステリドはAGAの原因となる「5αリダクターゼ」の2型のみに作用するのですが、デュタステリドは2型と1型どちらにも作用します。
端的にいえば、デュタステリドのほうがAGA予防の効果を発揮できる可能性があるということです。
デュタステリドはフィナステリドよりも月1,000円程度高価ではありますが、予算に余裕がある場合は、デュタステリドも検討してみましょう。
デュタステリドとフィナステリドは併用できないので、どちらかを選びましょう。

ミノキシジル・フィナステリドの処方でおすすめのクリニック2選
「ミノキシジルの費用負担を減らしたい」「ミノキシジル内服薬から外用薬に変更するために手軽に相談したい」という方に向け、おすすめのオンラインクリニックをご紹介します。
1.DMMオンラインクリニック

| DMMオンラインクリニックの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン | フィナステリド1mg 2,097円(税込)~/月 |
| 発毛プラン | フィナステリド1mg+ミノキシジル5mg 初回1ヶ月あたり:1,861円(税込)/月 ※発毛ライトプラン12か月プランで(クーポンコード:docaga)を適用した場合 |
| 診察費 | 0円 |
| オンライン診療 | オンライン診療クリニック 診察料:0円 送料:550円 診察時間:24時間 |
| 治療内容 | 内服薬・外用薬・サプリメント・ヘアケア |
| 保証内容 | 全額返金保証(らくらく定期便1ヶ月ごとで決済し、薬が体に合わなかった場合) |
- 24時間オンライン診療に対応
- クーポンコードキャンペーンがある
- 全額返金保証がある
DMMオンラインクリニックは、クーポンコードの使用でフィナステリド処方の「予防プラン」とフィナステリド+ミノキシジル合剤処方の「発毛ライトプラン」が6ヶ月分無料になります。
「発毛ライトプラン」はフィナステリドとミノキシジルが一錠になっているので服用が手軽で、月1,861円で発毛治療を受けられます。
ミノキシジルローション15%もらくらく定期便の利用で割引になるほか、診察料はいつでも無料・24時間診察可能なので、すぐに相談しやすいクリニックです。
DMMオンラインクリニックの料金詳細
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 予防プラン | 2,097円/月~ ※フィナステリド1mg |
| 発毛ミニプラン | 2,933円/月~ ※フィナステリド1mg+ミノキシジル2.5mg |
| 発毛ライトプラン | フィナステリドセット: 1,851円/月〜←3,722円/月~ (キャンペーンコード「docaga」利用時) ※フィナステリド1mg+ミノキシジル5mg 国内製フィナステリドセット:5,958円/月~ ※国内製フィナステリド1mg+ミノキシジルタブレット5mg デュタステリドセット:4,290円/月~ ※デュタステリド0.6mg+ミノキシジル5mg 国内製デュタステリドセット:5,958円/月~ ※国内製デュタステリド0.5mg+ミノキシジルタブレット5mg デュタステリド・ミノキシジルローションセット:9,680円/月~ ※デュタステリド0.6mg+ミノキシジルローション15%(外用薬) 国内製デュタステリド・ミノキシジルローションセット:10,670円/月~ ※国内製デュタステリド0.5mg+ミノキシジルローション15%(外用薬) |
| 発毛ベーシックプラン | フィナステリドセット:4,972円/月~ ※フィナステリド1mg+ミノキシジル5mg+AGAタブレット L-リジン 国内製フィナステリドセット:7,746円/月~ ※国内製フィナステリド1mg+ミノキシジルタブレット5mg+AGAタブレット L-リジン デュタステリドセット:5,610円/月~ ※デュタステリド0.6mg+ミノキシジル5mg+AGAタブレット L-リジン 国内製デュタステリドセット:7,879円/月~ ※国内製デュタステリド0.5mg+ミノキシジルタブレット5mg+AGAタブレット L-リジン |
| 発毛スマートプラン | フィナステリドセット:9,167円/月~ ※フィナステリド1mg+ミノキシジルタブレット5mg+ミノキシジルローション15% 国内製フィナステリドセット:12,925円/月~ ※国内製フィナステリド1mg+ミノキシジルタブレット5mg+ミノキシジルローション15% デュタステリドセット:10,083円/月~ ※デュタステリド0.6mg+ミノキシジルタブレット5mg+ミノキシジルローション15% 国内製デュタステリドセット:14,208円/月~ ※国内製デュタステリド0.5mg+ミノキシジルタブレット5mg+ミノキシジルローション15% |
| 発毛ストロングプラン | フィナステリドセット:10,802円/月~ ※フィナステリド1mg+ミノキシジル5mg+AGAタブレット L-リジン+ミノキシジルローション15% 国内製フィナステリドセット:15,767円/月~ ※国内製フィナステリド1mg+ミノキシジルタブレット5mg+AGAタブレット L-リジン+ミノキシジルローション15% デュタステリドセット:11,440円/月~ ※デュタステリド0.6mg+ミノキシジル5mg+AGAタブレット L-リジン+ミノキシジルローション15% 国内製デュタステリドセット:16,179円/月~ ※国内製デュタステリド0.5mg+ミノキシジルタブレット5mg+AGAタブレット L-リジン+ミノキシジルローション15% |
2.クリニックフォア

| クリニックフォアの基本情報 | |
|---|---|
| 予防プラン | フィナステリド 初回1か月あたり:1,049円(税込)/月 ※12ヶ月まとめて定期にキャンペーン(クーポンコード:YOBO2024C)を適用した場合 |
| 発毛プラン | フィナステリド+ミノキシジル合剤 初回1か月あたり:1,851円(税込)/月 ※12ヶ月まとめて定期にキャンペーン(クーポンコード:AGA2024C)を適用した場合 |
| 診察費 | 0円 ※処方がない場合:1,650円 |
| オンライン診療 | 基本オンライン診療 診察料:0円 ※処方がない場合:1,650円 送料:550円 診察時間:7:00〜24:00 |
| 治療内容 | 内服薬・外用薬・サプリメント |
| 保証内容 | 全額返金保証(治療開始後どうしても薬が体に合わなかった場合) ※単品1ヶ月、単品3ヶ月、単品6ヶ月は対象外 |
- キャンペーンコード利用でお得
(予防プラン:1,049円/月〜・発毛プラン:1,851円/月〜) - 定期配送なら単月処方の15%OFFとお得
- 発毛プランが合剤で1日1錠服用で治療ができる
クリニックフォアは、クーポンコードを利用することで「予防プラン」と「発毛ライトプラン」12ヶ月分が実質半額になります。
「発毛ライトプラン」はフィナステリドとミノキシジルの合剤で、月1,851円の治療費で抑えられるため経済的です。
フィナステリドも配合されたミノキシジル外用薬12%の処方も行っており、処方を受ける場合は診察料が無料になります。
クリニックフォアの料金詳細
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 発毛最強プラン | 23,188円/月~ ※フィナステリド内服+ミノキシジル内服+スカルプケアサプリ+ミノキシジル外用 |
| 発毛基本プラン | 13,838円/月~ ※フィナステリド内服+ミノキシジル内服+スカルプケアサプリ |
| 発毛ライトプラン【合剤】 | 1,851円/月〜← ※フィナステリド内服+ミノキシジル内服合剤 ※12ヶ月まとめて定期でキャンペーンコード「YOBO2024C」を適用した場合適用 |
| 予防プラン | 1,049円/月〜← ※海外製フィナステリド内服 ※12ヶ月まとめて定期でキャンペーンコード「AGA2024C」を適用した場合適用 |
| 単剤 | ミノキシジル内服(海外製):6,919円/月〜 ミノキシジル外用12%+フィナステリド0.01%含む(海外製):10,285円/月〜 フィナステリド国内後発品:6,919円/月〜 デュタステリド国内先発品(ザガーロ):10,846円/月〜 デュタステリド 国内後発品:6,919円/月〜 |
ミノキシジルとフィナステリドに関するよくある質問
妊活中はミノキシジルとフィナステリドを服用できない?
フィナステリドにはEDの副作用があります。そのため、妊活中はフィナステリドの服用は考える必要があります。なお、ミノキシジルにはEDの副作用はないため、ミノキシジルだけなら問題ありません。
ミノキシジルとフィナステリドに副作用はある?
フィナステリドには性欲減退や抑うつ症状、ミノキシジルにはかゆみや発疹、動悸などの副作用が起こり得ます。
ミノキシジルとフィナステリドは効かなくなる?
ミノキシジルやフィナステリドには「耐性がついて効かなくなる」という報告はされていません。ただし、ほかの何らかの原因によって「今まで効果があったのに効かなくなる」というケースが出てくる可能性は否めません。
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけでも良い?
ミノキシジルをやめてフィナステリドだけにすると、効果としては予防のみになります。そのため、新たに毛を増やしたい場合はミノキシジルの服用も続けましょう。
ミノキシジルとフィナステリドを飲んで効果出るまでにかかる期間は?
ミノキシジルやフィナステリドの効果が出るまでには半年ほどかかります。
ミノキシジルとフィナステリドを飲むタイミングは?
飲むタイミングに決まりはありませんが、ホルモンの分泌が活発になる寝る前に推奨されることが多いです。
ミノキシジルとフィナステリドに併用禁忌はある?
フィナステリドにはありません。ミノキシジルは内服薬だと血圧に作用するお薬や風邪薬などに含まれる「イミグラン」などが該当します。
1mg・5mgなど用量は何を選べば良い?
最適な用量は人によって異なります。ミノキシジルもフィナステリドも基本的には診察のうえで処方してもらえるので、診察の際に医師に聞きましょう。
まとめ
- ミノキシジルは発毛を促す攻めの薬
- フィナステリドは抜け毛を予防する守りの薬
- 併用することで予防しつつ新たな毛を生やせる
AGAを治療するうえで、ミノキシジルとフィナステリドは基本となります。
発毛を促進するミノキシジルと、抜け毛を予防するフィナステリドという違いがあるものの、発毛をする場合は併用して使うのが一般的です。
なお、薄毛が進行していない場合は、フィナステリドだけで予防をすることもあります。
併用するべきなのか、フィナステリドだけにするべきなのかは人によるので、一度クリニックにて診察を受けて、ご自身に合った方法を医師と相談して決めましょう。









