YahooSEO|効果的なやり方、Googleとの違いなど解説!
「Yahoo!のSEO対策の仕方がわからない」
「Yahoo!とGoogleの違いがわからない」
SEOは専門性が高く難しいですよね。
そこで、本記事では、Yahoo!とGoogleの検索エンジンの仕組みを理解し、効果的なSEO対策を実践するためのポイントを詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、貴院の情報発信力を高めてください。
Contents
Yahoo!検索エンジンの仕組み
Yahoo!の検索エンジンは、Googleと同様に「ロボット型」を採用しており、クローラーと呼ばれるプログラムがウェブサイトを巡回し、ページの内容を分析して検索結果の表示順位を決定します。
2011年以降、Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムと広告配信システムを採用しているため、両者の検索結果はほぼ同じになっています。
つまり、Googleで高い評価を得られるようにSEO対策を行えば、Yahoo!でも同様の効果が期待できるのです。
日本国内の検索エンジンシェアは、GoogleとYahoo!を合わせて90%以上を占めていることから、この2つの検索エンジンで上位を獲得できれば、国内SEOの大半をカバーできると言えます。
Yahoo!とGoogleで異なる点
本項目では、Yahoo!とGoogleで異なる点をお伝えします。
ユーザー層
ユーザー層の違いに着目すると、Yahoo!は40~60代のボリュームが大きく、男女比はほぼ同等です。
インターネット普及初期から使っていた層が、そのままYahoo!を利用し続けている背景があると考えられます。
一方、Googleは10~20代の若年層での利用率が相対的に高く、男性の比率が若干高い傾向にあります。
若い世代がスマートフォンやタブレットと合わせてGoogle検索を使うケースが多いようです。
情報発信する際は、この特性を踏まえることが大切です。
例えば、整形外科や循環器内科など高齢者の来院が多い診療科で医院の情報を告知したい場合は、Yahoo!検索で上位に表示されやすくする、あるいはYahoo!関連サービスに掲載することで、患者に見つけてもらいやすくなる可能性があります。
一方、スポーツ外傷の治療や美容医療など、若年層・働き盛り世代の患者向けの情報であれば、Google検索で上位表示を狙うことがより効果的でしょう。
利用者数
利用者数の観点から見ると、Yahoo!は日本国内において月間アクティブユーザー(MAU)が約8,000万人以上にのぼるとも言われています。
検索だけでなくポータルサイト機能を日常的に利用している層が多いのが特徴です。
対してGoogleは、検索エンジンシェア自体は70~80%近くを占めるものの、月間アクティブユーザー数は約7,000万人ほどとされています。
ただし、スマートフォン(Android端末)との親和性が高く、地図検索や音声検索など機能面の強みもあります。
病院・クリニックが情報を発信する際は、Yahoo!が持つ多彩な入り口から公式サイトに流入する可能性を意識することが重要です。
一方、Google検索を使用している患者は、Googleマップ上で「内科」「小児科」などのキーワード検索を行い、そのままナビを利用して来院するケースが増えています。
特に緊急性の高い診療や急ぎの検索では、Googleマップとの連携が欠かせません。
デバイス
パソコンではGoogleがトップシェアを握り、次いでBing、そしてYahoo!が続きます。
一方、スマートフォンではGoogleが圧倒的に強く、2位をYahoo!が続きます。
特にAndroidユーザーは標準でGoogle検索アプリがインストールされているため、その利用率が高い傾向にあります。
患者が夜間に「熱が出た」「子どもが急に咳き込んだ」などで検索するときは、スマートフォンからGoogleを利用するケースが多いと考えられます。
検索結果上位に表示される病院にそのまま来院する可能性があるため、モバイル対応のサイト運用が重要です。
一方、健康診断や定期検診、インフルエンザワクチン接種など、比較的急ぎではないケースでは、職場PCや自宅のパソコンからYahoo!で調べる層も一定数存在します。
パソコン向けにも見やすいページレイアウトや分かりやすい情報発信をしておくことで、幅広いユーザーにリーチ可能です。
検索結果の表示スタイル
検索結果の表示スタイルに着目すると、Yahoo!は検索キーワードをタイトルや見出しに含む場合、太字で強調表示されます。
また、「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!ニュース」「Yahoo!知恵袋」といった自社サービスが検索結果の上部や特別枠に表示されることが多いのが特徴です。
一方、Googleでは、サイトのファビコン(アイコン)が表示され、サイト名と合わせて結果が並ぶため、ビジュアルで判別しやすい設計になっています。
また、位置情報をもとにクリニックや薬局などの「Googleマップ検索結果」を上部に表示するケースも多いです。
このような表示スタイルの違いは、医療情報の発信においても影響を与えます。
Yahoo!では、ニュースや知恵袋に関連する医療情報が強調されやすいため、患者が「治療体験談」「予防接種の費用」などを調べる際、公式情報よりも個人のQ&Aサイトが先に目に入る可能性があります。
医療従事者として正確な情報を届けたい場合、公式サイトのSEO対策と合わせて、Yahoo!における検索結果の流れも把握しておくことが重要です。
一方、Googleでは、マップ上の診療所表示やGoogleビジネスプロフィールの評価が重視されます。
診療科目や診療時間、口コミ評価がすぐに表示されるため、患者が即座に判断しやすい環境にあります。
特に、地元の検索需要が大きい場合は、Googleビジネスプロフィールの管理が欠かせません。
Yahoo!とGoogleで検索結果が違う理由
本項目では、Yahoo!とGoogleで検索結果が違う理由をご説明します。
Googleにはパーソナライズド検索機能がある
Googleはユーザーの位置情報や検索履歴、閲覧履歴を活用した「パーソナライズド検索」を積極的に導入しています。
例えば、「内科クリニック」や「整形外科」と検索した場合、検索位置を起点として最寄りの病院・クリニックが上位に表示され、別の地域で同じキーワードを検索すると全く異なる施設(別の地域での最寄り施設)が現れます。
また、過去に「睡眠外来」や「リハビリテーション方法」など関連情報を頻繁に検索していると、類似内容のサイトや動画が上位表示されやすくなります。
このようにGoogleは個々のユーザーごとに最適化された結果を出すため、普段使用しているものとは別のパソコンやデバイス、シークレットモードを使うと検索順位が変わることがあります。
一方、Yahoo!にもパーソナライズド検索機能はありますが、Googleほど細かくデータを活用していないため、個人差がそこまで大きくはなりにくいのが特徴です。
クロールのタイミングが異なる
Yahoo!とGoogleはいずれもGoogleの検索システムをベースにしているものの、クローラーが各サイトを巡回するタイミングや更新頻度には微妙な差があります。
このようなタイムラグは、特にタイムリーな情報発信をする際に注意が必要です。
急ぎで患者や地域住民に重要なお知らせを届けたい場合は、どちらの検索エンジンでも素早く情報がキャッチされるよう、サイトマップの送信や更新通知を活用するなどの工夫が求められます。
Yahoo!には独自のサービスが表示される
Yahoo!はポータルサイトとしての機能を兼ね備えているため、検索結果に独自のサービスが挿入されることがあります。
具体的には、例えば、Yahoo!ニュースやYahoo!ショッピング、Yahoo!知恵袋などが挙げられます。
これらは、Googleの検索結果画面には表示されません。
Yahoo!(=Google)で効果的なSEO対策
本項目では、Yahoo!(=Google)で効果的なSEO対策をお伝えします。
適切な内部対策を行う
「内部対策」とは、サイトの構造やページ内の情報を整えて、検索エンジンのクローラー(情報収集ロボット)が巡回しやすい環境を整える施策を指します。
具体的には、サイトマップ(XMLサイトマップ)の作成や内部リンクの充実、データの整理・重複回避などが挙げられます。
これらを通じて、クローラーの巡回効率を高め、各ページが正しくインデックスされやすくなります。
また、ユーザー視点の設計も欠かせません。
患者が急な症状で検索する場合はスマホ利用が中心となるため、モバイル端末から見やすいレイアウト、文字の大きさ、ボタンの配置などを最適化しておくと、滞在時間や離脱率の面で好影響があります。
加えて、医療関連の情報は個人情報につながるものも多いため、サイトをHTTPS化することで患者が安心して閲覧でき、検索エンジンからも「信頼性が高いサイト」とみなされやすくなります。
被リンク・サイテーションを集める
被リンク・サイテーションを集めることも重要です。
「被リンク(バックリンク)」とは、他のウェブサイトがあなたのサイトを参照してリンクを貼ってくれることを指し、「サイテーション」とはSNSや他媒体での言及(リンクなしの言及含む)も含めた形での評価を指します。
いずれも「人気度」や「評価」の指標として、Yahoo!(Google)での検索順位アップに大きく寄与します。
例えば、地域の新聞社や医療専門メディアに取材を受け、その記事から自院のホームページへリンクを貼ってもらうことで、高品質な被リンクを獲得できるでしょう。
サイテーション(言及)の拡大には、SNSの活用が有効です。
クリニックの公式アカウントで健康情報やキャンペーン情報を発信し、地域住民や患者にシェアしてもらうことで、言及回数が増えます。
検索エンジンはこうしたソーシャルでの反響も総合的に評価します。
また、病院口コミサイトに登録し、評判が高ければ自然に患者から言及されます。
口コミは被リンクを伴わないケースもありますが、サイテーションとして検索エンジン評価に影響を与えると考えられます。
コンテンツの質を上げる(価値あるコンテンツを発信する)
検索エンジンは「ユーザーファースト」かつ「専門性・信頼性・権威性」の高いコンテンツを重視します。
医療系サイトはYMYL(Your Money or Your Life)分野に該当し、特に厳格な評価が行われるため、オリジナリティと正確性を兼ね備えた情報提供が必須です。
E-E-A-T(経験・専門性・信頼性・権威性)を高める
E-E-A-Tを高めるには、まず専門家が書いた・監修した記事であることをサイト上でわかりやすく示すことが大切です。
医師や看護師、薬剤師が専門分野について解説し、「医療法やガイドラインに沿った正しい情報を提供している」という姿勢を打ち出します。
また、実際の経験・事例を盛り込むことで、患者にとって説得力が高まります。
例えば、「当院で行った●●の症例数・成功率」「特定疾患の治療実績」「予防接種の最新情報と副反応例」など、具体的なデータや経験談を交えると効果的です。
さらに、競合クリニックや他の医療ポータルサイトと似た内容だけではなく、専門医だからこそ書ける深い解説や最新の医療ニュースを独自視点でまとめることで、オリジナリティが向上します。
加えて、医療用語が多くなりがちな記事を「専門用語の説明」「イラストや写真の挿入」「見出しでの整理」など、一般ユーザーが理解しやすい形に工夫することで滞在時間が長くなり、評価向上につながります。
検索クエリとの関連性を高める
ユーザーの検索意図に応えるコンテンツづくりが重要です。
患者が実際に検索しそうな語句をリサーチし、タイトルや見出しに盛り込みます。
「地域名 + 診療科」「病名 + 症状」「検査方法 + 費用」など、具体的なキーワードを意識することで、検索クエリとの関連性が高まります。
まとめ
Yahoo!とGoogleの検索エンジンを理解し、効果的なSEO対策を行うことは非常に重要です。
日本国内の検索エンジンシェアの90%以上を占めるこの2社で上位表示を獲得できれば、多くの患者にリーチできるでしょう。
両社の検索アルゴリズムはほぼ同じですが、パーソナライズド検索の精度やクロールのタイミング、独自サービスの表示など、細かな違いがあります。
また、ユーザー層やデバイスの利用傾向にも差異が見られます。
これらを踏まえ、適切な内部対策、被リンク・サイテーションの獲得、コンテンツ品質の向上に取り組むことが求められます。
特に、E-E-A-Tを意識した専門性の高い情報提供や、患者の検索意図に合致したキーワード選定は、検索順位を大きく左右する要因です。
医療法やガイドラインに沿った正確な情報発信と、独自の視点やオリジナリティを打ち出すことが重要でしょう。
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