クリニックのホームページの自作入門:IT初心者医師必見!
「クリニックのホームページを作りたいけれど、何を掲載していいのかわからない」
「サイトを自作していたが、やることの多さに途中でやめてしまった」。
そのようなお悩みをお持ちのクリニックの方は多いと思います。
そこで今回は、ホームページ作成に馴染みのない方に向けて、どのような内容を掲載すれば良いのかの「コツ」や「考え方」をアドバイスいたします。
本記事を参考に、効果的な集患に繋がるホームページ制作に結び付けてください
Contents
なぜクリニックもホームページ制作すべきか?
クリニックがホームページを作らなければならない理由。
それは現在、多くの患者様がインターネットを活用して、受診するクリニックを決めているからです。
若い世代だけに限りません。
シニアのスマートフォン所有率に関しても、60代で9割、70代で7割を超えているというデータがあります。
出典:2022年4月11日「NTTドコモモバイル研究所調査」
つまりホームページを持っていないことは、患者様に自院のクリニックを認知してもらえなくなるということです。
特にクリニックの特色や強みなどを紹介できないので、患者様との信頼関係も構築しにくくなります。
以前ならば、通っていた患者様からの口コミや紹介などで、新規の予約が埋まっていた状況だったかもしれません。
しかし、年齢層やライフスタイルの変化により、競合の医院に患者様が流れて、少しずつ集患が難しくなってきたという声はクライアント様からたびたび伺います。
クリニックのホームページを自作する際のツール
「自院のホームページを持っていないとやはり厳しいのか」と問題意識を持ち、ホームページの作成に踏み切るのは非常に自然なことです。
また、自作で挑戦してみるという気持ちもよく理解できます。
そこで、ホームページを自作する上では、現在どのような選択肢があるのかをまとめました。
一からコードを書く
HTML、CSS、JavaScriptなどを学び、一からプログラミングを行いホームページ作成する方法です。
テキストエディタ(Visual Studio CodeやSublime Textなど)を使用してコーディング。
XAMPPやMAMPのようなローカル開発環境を用いてサイトのテストを行います。
最終的には、インターネット上のサーバーにホームページをアップロードするのが一般的な流れです。
メリットとしては、完全オリジナルのホームページを設計できることです。
しかし、現在のWebはスマートフォンへの表示対応やセキュリティ面など、技術レベルは非常に高い状況です。
医院やクリニック経営に忙しい中で、患者様を集患できるレベルにまで、ホームページ作成の知識を身に付けるのは現実的ではありません。
CMSを利用する
ホームページ作成というと、「WordPress」を思い浮かべる方も多いようです。
WordPressは、コンテンツ管理システム(CMS)の一種です。
特別なプログラミングスキルがなくても、テンプレートをベースにして、治療法の説明ページ、医院のスタッフ紹介といったコンテンツを簡単に追加や編集が可能になります。
またプラグインを追加することで問い合わせフォームや文字装飾などの機能を拡張できます。
しかし、CMSはたびたびセキュリティ面の課題がニュースになります。
特にWordPressの機能を拡張する際に使用するプラグインを含めて、定期的なアップデートとセキュリティ対策が欠かせません。
ドメインやサーバーの契約を含めて、細かな知識が要求されます。
ノーコード・ローコードで作成する
近年話題なのが、ノーコードまたはローコードと呼ばれる手法です。
コーディング経験やプログラミング知識がほとんど無くても、綺麗なレイアウトのホームページを作成できます。
代表的なノーコードツールが、Wix、STUDIO、ペライチ、Canva、Notion、Squarespace、Weeblyなどです。
これらは、ドラッグアンドドロップ機能を使用して、ホームページを直感的にデザインし、簡単なカスタマイズが可能です。
「開業まで時間が限られている」「日々の診療に忙しくて時間が取れない」などでお悩みの方にとっては、ホームページの作成と公開を迅速に行えるのがメリットです。
しかし、これらのツールのテンプレートやプラグインを使用しても、表示崩れやデザインの不備などで、満足のいく出来に仕上げるのは難しい傾向にあります。
クリニックのホームページを作る前に考えること
ホームページを作成する際に、どのツールを使うかは人それぞれです。
重要なのはホームページを作成する前の準備。
適切に事前準備をしておくことで、効果的な集患に結びつきます。
それは自作だけではなく、後々、制作会社に頼むことになっても役に立ちます。
以下の4つの点を意識して、内容をまとめておきましょう。
ホームページの目的を明確にする
ホームページを作る前に、ホームページを通して何を達成したいのかを明確にしましょう。
名刺代わりで良いのか、より今以上の集患を目指したいのかでホームページ作成に必要なコンテンツや、デザインなどは変わります。
たとえば、既にリピーターとなっている患者様に向けて、より有益な情報提供をしたいといった考えがある場合は、ブログ機能を用意するなどのケースも考えられます。
患者層やそのニーズについて分析
どのような患者様に対して、ホームページを見せたいのかを明確にしておきましょう。
医院が属する地域をもとに、性別、年齢層、提供する治療内容などを細かく突き詰めれば突き詰めるほど、現実の患者様のニーズとの間にギャップが生まれにくくなります。
そのために必要なのが競合分析です。同じ地域や専門分野で活動している他のクリニックのホームページを分析し、どのように患者様のニーズに応えているかを調査しましょう。
もし設備や治療技術などにおいて、競合に無い強みを見つけ出せれば、大きな差別化ポイントとなります。
どのような内容を掲載するかをイメージ
クリニックのホームページにまとめる内容を事前に整理しておけば、実際に作成する際に戸惑うことがありません。以下は、ホームページに必要な要素の代表的な例です。
・医院情報: 医院の紹介、所在地、診療時間など
・スタッフ紹介: 医師やスタッフの挨拶文と写真など
・診療内容: 対応している治療の詳細、費用など
・患者向け情報: 初診時の持ち物、予約の有無、治療費の概要など。
・お役立ち情報:よくある質問、最新の治療や設備の解説など
・コンタクト情報: 電話番号、メールアドレス、問い合わせフォームなど
・アクセス情報: 地図、交通アクセス、駐車場情報など
どのようなデザインにするかをイメージ
ホームページ作成をする際に直面するのが、デザインをどうすれば良いのかわからないといった悩みです。
このようなお悩みは、CMSやノーコードツールでテンプレートを利用しても抱えることになります。
テンプレートの例として挙げられているものは、どれも洗練されているため、基本的なデザインの方針をまとめておかないと、ついつい目移りしてしまいがちです。
クリニックの特色をもとに、色合い、画像、フォント、レイアウトなどを大まかに決めるようにしましょう。
事前に自院のコンセプトと近いクリニックのホームページを分析しておくのも一つの手です。
またデザインに関しては、パソコンだけではなくスマートフォンやタブレットからも見えやすい、レスポンシブデザインを採用するようにしましょう。
クリニックホームページ自作のポイント9選
実際にホームページを作る最中に、ポイントとなる部分を9つにまとめました。
これらの項目を意識することで、より効果的な集患に結びつくホームページ作成・運営に繋がります。
ぜひ参考にしてください。
1:院長のメッセージを掲載
ホームページには、必ず院長自身の言葉で挨拶やメッセージを掲載しましょう。
別のクリニックと喋っている内容が似ていても、表現が拙くても問題ありません。
あいさつ文や写真がないと、患者様が新規で来院する際のハードルが高くなります。
たとえるなら、店長や店員の顔が見えない新規の飲食店に行くようなものです。
院長の医療に対する考え方を打ち出せば、患者様は直接院長の考えを知ることができて、クリニックへの相談や訪問を促すきっかけ作りになります。
2:クリニックの理念や診療方針を伝える
理念や診療方針と聞くと、院長メッセージと似ているように見えます。
しかし、理念の部分では、より医院全体で心がけていること、実際に行っていることなどをまとめましょう。
専門性の高い治療、最新の医療技術への取り組みなど、クリニックの特色や強みを伝えるキーメッセージを明確にすれば、他のクリニックとの違いが生まれます。
結果的に患者様ご自身が受診する医院を決める際の大きな判断材料となります。
3:ビジュアルコンテンツの活用
ビジュアルコンテンツとは、いわゆる画像や動画のことです。
クリニックの内外観、待合室、医療機器などの写真をできるだけ撮影しましょう。
また医師やスタッフの写真、可能であれば患者様に協力していただき、治療風景を撮影するのも良いかもしれません。
最近ではスマートフォンも進化し、「明るい日に撮影する」「待合室や診療室を片付けてから撮影するなど」最低限の項目を守るだけでも良質な写真を取れるようになってきました。
そのうえで、もし気になる点があれば、外観やスタッフ写真などは、後日プロのカメラマンに依頼しても良いかもしれません。
4:よくある質問はできるだけ収集
コンテンツを作れないとお悩みを受ける際に、たびたび弊社がアドバイスすることは「よくある質問」の掲載です。
よくある質問は、患者様が困っていることそのもの。その答えは医院やクリニックごとに多種多様です。
新しく来る患者様が抱きがちな悩みや、既存の患者様の治療に関する不安を、よくある質問にまとめておけば、効果的な来院に繋がります。
また、事前によくある質問に答えることで、電話やメールでの問い合わせを減らし、スタッフの負担も軽減します。
どのような質問をいただくことが多いのかを、スタッフ間で日頃からまとめておくようにしておきましょう。
5:医療広告ガイドラインや景品表示法を遵守
医療機関がホームページを作成する際、重要になってくるのが「医療広告ガイドライン」や「景品表示法」などの各種法令を遵守することです。
物販や美容皮膚科においては、薬機法も考えなければいけません。
特に自由診療を重視しているクリニックや医院は注意しましょう。
具体的には、最高やベストなど最上級の表現は禁止、患者様の体験談は掲載NG、治療前後の写真掲載、未承認薬を用いた治療を行う際は、特定の表現に従うなど、さまざまなルールがあります。
ルールを破ると、重い罰則を課される可能性があるので、医療広告ガイドラインや景品表示法は必ずチェックしなければなりません。
厚生労働省のサイトには、記載した方が良い内容、駄目な内容などがまとまっていますので、ホームページ作成時には必ず読むようにしましょう。
出典:「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書(第3版)について」
6:基本レベルのSEO対策を行う
Googleなどの検索エンジンにおいて、ホームページを上位に表示させる方法。
いわゆる「SEO対策」は、年々複雑化し、適切な対策を取ることがますます難しくなっています。
しかし、まずは基本の範囲内でできることは積極的に取り入れるようにしましょう。
キーワードの選定をする
クリニックの専門分野や治療内容に関連するキーワードを選定し、コンテンツ内で適切に使用しましょう。
具体的には、診療科目ごとにページを作り、地域名+疾患名をもとに、コンテンツを作成するのが基本的な流れです。
キーワードを調べるには、Googleキーワードプランナーなどのツールを使用して、関連性の高いキーワードとその検索ボリュームを特定するなどの方法があります。
コンテンツの質
SEO対策の基本は「ユーザーに価値ある情報を届けること」。
そのためキーワードを選定した後は、そのキーワードがどのような意図で検索されたのかを理解し、解決するコンテンツを作成します。
たとえば、歯科医院のホームページで根管治療のコンテンツを作成する場合、単に治療方法を説明するだけでは不十分です。
根管治療が必要となる背景、抜歯を避けるための予防策など、患者様が抱えるさまざまな疑問や悩みに対する答えも含めた幅広い情報を提供するようにしましょう。
検索者の真のニーズに応える内容を提供することで、SEOの効果を最大化できます。
専門性と信頼性を担保する
Googleがホームページを評価する際に用いる指標はさまざまです。
特に近年重視されているのが、YMYL (Your Money or Your Life) と E-E-A-T (Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness) の概念です。
わかりやすく言うならば、YMYLは、金融や健康などに関係する情報に高い正確性と信頼性を求めるアルゴリズムです。
次にE-E-A-Tは「専門性、権威性、信頼性」を意味し、どこの誰が書いた情報かを重視します。
つまりYMYLやE-E-A-Tに関わるキーワードは、たとえ良い情報であっても、専門性がなく、誰が書いたのかわからないと検索上位には上がりにくくなったということです。
そのためクリニックのホームページにも、院長の経歴や挨拶文、セミナーや雑誌などに掲載された情報を積極的に掲載するようにしましょう。
外部リンクをもらう
ホームページの評価を向上させる有効な手段の一つは、他のホームページからの質の高いリンク獲得です。
簡単に言うと、他のホームページが自院のリンクを張り付けて、言及されるということでもあります。
特に所属医師会や地域の市役所など、信頼できる組織からの被リンクは、価値が高く評価されやすい傾向にあります。
また、専門性の高い医療ポータルサイトや他社のブログで高品質な記事を書くことも効果的です。
これらの方法は自然なリンク獲得につながり、ホームページの信頼性と評価を高めます。
しかし、リンクを購入する行為は避けましょう。金銭を支払って、リンクを獲得することはスパム判定のリスクがあるだけではありません。
景品表示法の観点からもステルスマーケティングと見なされる可能性もあります。
技術的な最適化
ホームページの表示速度やメタデータを最適化する技術的SEO対策も上位表示には欠かせません。
特に、医院やクリニックでは、メタデータにページ内容や重要なキーワードを適切に反映させましょう。
また、掲載する画像には、その内容を簡潔に伝える代替テキスト(altテキスト)を追記するようにしましょう。
たとえば、クリニックの外観写真には「クリニック外観」と記載することで、視覚に障害を持った方にも画像の意味を正確に伝えることができます。
スマートフォン最適化は必須
すべてのデバイスで最適な表示がされるようなホームページのデザインを「レスポンシブデザイン」と呼びます。
基本的にはノーコードツールやローコードツールは、ほとんどがレスポンシブデザインに対応している状況です。
しかし、カスタマイズをするうちに、ボタンやリンクがスマートフォンでタッチできないなどの不具合が出てくることもあります。
ホームページのデザインやレイアウトをチェックする際は、デスクトップパソコンだけではなく、スマートフォンでも見るようにしましょう。
Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)を活用
多くの患者様が利用しているグーグルマップ。
症状名などを検索すると、関連する医療機関がグーグルマップに掲載されます。
このようにGoogleビジネスプロフィールにクリニックの情報を登録し、地図上での検索結果に表示させることを「ローカルSEO」と呼びます。
実際にグーグルマップから、ホームページにどれぐらい流入しているかがわかるので、ホームページのリンクと共に、クリニックの住所、電話番号、営業時間などの基本情報は最新の状態に保ちましょう。
また、Googleの口コミは、クリニックの信頼性を高めるためにも重要な要素です。悪い内容が書かれていても事実無根ならば丁寧に返信し、信頼性の向上に結び付けましょう。
ただし、口コミの購入や代行業者の利用には、悪質な業者も存在するため注意が必要です。
ホームページの更新・メンテナンス方針を決める
ニュース、イベントなどのコンテンツを更新して、ホームページを最新の状態に保つようにしましょう。
その際、必ず担当者を決めて、どのような頻度で何を更新するのかのルール決めを行うことが大事です。
特にホームページ作成にWordPressを利用する場合は、必ず定期的なプラグインとテーマの更新を行い、サイトの機能性とセキュリティを保たなければなりません。
そうすることでサイトの安全性が保たれて、患者様の個人情報も守られます。
セキュリティ対策に自信がない場合は、しっかりと対策が行われているノーコードおよびローコードのツールを利用し、ホームページ作成を行いましょう。
クリニックのホームページ(サイト)を自作・運営する5つのメリット
1:コスト削減に結びつく
専門のWeb制作会社にホームページ作成を依頼すると、数十万円から数百万円の費用がかかる可能性があります。
しかし、個人でホームページを作成すれば、費用を大幅に節約できます。
特に開業初期など、費用を節約しなければならない医院にとっては大きな利点です。
2:状況に合わせて柔軟な更新が可能
自身で管理するホームページでは、状況に応じた最新情報を迅速に更新することができます。
たとえば診療時間の変更や新しい治療法、新型コロナウイルス対策などです。
医院の現状を迅速かつ正確に伝えることで、患者様との信頼関係を構築することができます。
3:デザインやコンテンツを自分自身で管理
良いコンテンツやデザインにはある種の法則性があります。
確かに、そのような公式に沿うことも重要です。
しかし自分のホームページならば、自由に好みの色や形を選んでカスタマイズできます。
自分のクリニックの治療室や待合室を思い浮かべながら、Webサイトをデザインすることで、クリニック独自の雰囲気をより深く伝えることが可能です。
4:Webデザインやマーケティングのスキル習得
ノーコードプラットフォームやCMS(コンテンツ管理システム)を駆使しても、一つのホームページを完成させるのは大変な労力が伴います。
だからこそ、一つの作品を作り終わった段階で、さまざまなスキルを習得する効果が期待できます。
具体的には、色の組み合わせやフォント選びといったWebデザインの基本、SEO(検索エンジン最適化)に必要なキーワードの選定やサイト構造の設計、さらには競合他社のマーケティング戦略を分析する能力などが挙げられます。
5:独自のブランディングを表現
自作のホームページは、クリニック独自のブランドイメージを強化することが可能です。
オリジナルのコンテンツやデザインを通じて、クリニックの特色を打ち出し、定期的に内容を更新していけば、患者様の信頼性を高めることが可能になります。
また、より効果的な採用戦略へとつながる道も開けます。
クリニックのホームページ(サイト)を自作・運営する7つのデメリット
ノーコードツールやシンプルなCMSを使用すれば、技術的な知識がない方でも、綺麗で実用的なホームページを自作することは十分可能です。
ただし、個人でホームページ(サイト)制作・運営を行う際は、さまざまな課題やトラブルに直面します。代表的なのは以下の7つです。
1:コンテンツの準備をするのが困難
医院やクリニックのホームページには、治療法や設備、スタッフ紹介など、豊富なコンテンツが必要です。
しかし、信頼性や専門性を担保する文章を作成したり、画像を用意したりするのは、専門のWeb制作会社でなければ非常に難しいのが実情です。
時間も圧倒的に足りません。
2:デザインの一貫性を保てない
CMSやノーコードツールのテンプレートを使用しても、デザインの一貫性を保つのは困難です。
全体の方向性が見えないまま、色やフォントの選択、レイアウトの配置などを行うと、最終的には医院のイメージやブランドに悪影響を及ぼすことがあります。
3:完成したホームページが使いにくい
利用者にとって使いやすいホームページを設計することは、専門的な技術が要求されます。
特に、患者の年齢層やニーズに合わせて作成しなければ、力を入れて作ったにもかかわらず、患者様がまったくホームページを利用しないといった状況になりかねません。
4:SEO対策の不足
正しいSEO対策を行うことは、細かい作業の連続で非常に手間がかかるのが現状です。
しかし、キーワードの設定、適切な見出しの構造化、画像の編集など基本的な項目をひとつずつ丁寧に行わなければ、検索エンジンでの上位表示はますます難しくなっています。
現状のSEO対策においては、キーワードだけではなく、サイト構造なども評価される傾向にあり、初心者の方が全てに対応するのは困難です。
5:テクニカルな問題への対応
ドメインやホスティングの設定、SSL証明書の適用など、ホームページの技術的な側面は複雑です。
Web業界独特の慣れない用語および操作が続き、初心者には大きな壁となります。
またサーバートラブルなど技術的な問題が発生した際、自作のホームページの場合はリカバリーするのに多大なコストがかかります。
6:セキュリティリスク
特に患者様の個人情報を扱うクリニックのWebサイトでは、セキュリティは極めて重要です。
しかし、セキュリティの確保と定期的なメンテナンスは専門的な知識を要します。
特にWordPressは定期的なアップデートを怠ると、サイトのハッキングなどが起こるリスクが高くなります。
7:法規制への適応
近年医療広告ガイドラインが改正されたことで、医療系のホームページは特に、法規制の遵守が必要になってきています。
たとえば自由診療の内容の掲載には、料金や副作用、リスクの情報を分かりやすく表示する必要があるなどです。
法令は定期的に変更されるため、ホームページの内容も状況に合わせて更新しなければなりません。
法令を守らないと、当然ですが法的な問題に発展する可能性があります。
まとめ:面倒なことはWeb制作会社にお任せを
ホームページを作成する前に、掲載内容やポイントを抑えておけば、いざというときに困りません。
ただ、自分で作成してみると、やはり思い通りに行かないケースも多々出てくると思います。
その際はぜひゼロメディカルまでご相談ください。
弊社は多数の医院・クリニックのホームページを手掛けてきていて、業界特有のニーズを深く理解しています。
特に強みとしているのは、ホームページ制作のプロフェッショナルによる確かなサポート。
公開して終わりではなく、公開してからも来院状況や法律改正を元に修正を続けられる点がメリットです。
あなたのクリニックがオンラインで成功するためのパートナーとして、全力でサポートします。
まずは資料請求だけでも構いません。少しでも興味がおありでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社ゼロメディカル・主任Webライター
1988年生まれ。大学卒業後、教育分野と出版業界での経験を経て、2016年、株式会社ゼロメディカルにWebライターとして入社。これまでに、歯科医院、動物病院、クリニック、整骨院など、医療分野を中心に、200人以上の経営者を取材。1000以上の記事を執筆した経験を持つ。医療分野のほか、教育、法務、AI分野への造詣も深い。現在、人にしか書けない独自の記事を追求中。