ネットで集客の手法8選！戦略の立て方、メリットデメリットなど解説！

「ネットで集客したいけど、どうしたらいいか分からない」
「ネットで集客、他院はうまくやっているのに、うちはうまくできていない」

ネットで集客、やり方が分からなかったり、うまくいかなかったり、もやもやしますよね。。

そんな医院、クリニック経営者様も大丈夫。
ネットで集客する方法を、メリットやデメリット、ポイント、注意点などとともにお伝えします。

ネット集客でお悩みの医院、クリニック経営者様、ぜひ最後までお読みください。

ネット集客とは？

ネット集客とは、インターネットを利用し、潜在・顕在的な患者様を医院やクリニックに誘導するマーケティング戦略のことです。

この戦略は、ウェブサイト、検索エンジン最適化（SEO）、各種ソーシャルメディア、オンライン広告、メールなど、多様な手法やプラットフォームを駆使して実施されます。

医院やクリニック経営者様にとって、ネット集客の理解と効果的な活用は、現代における患者様とのコミュニケーションや信頼関係構築、さらには新規患者様の獲得において、欠かせない要素となっています。

ネット集客の重要性

医院やクリニックの経営者様にとって、ネット集客の重要性は今や無視できないレベルにあります。

インターネットの普及により、患者様の情報収集や意思決定のプロセスは大きく変化しました。

患者様は、病院やクリニックを選ぶ前に、インターネットでの検索やソーシャルメディアでの口コミを参考にすることが一般的になっています。

このような背景から、ネット集客の戦略を理解し、適切に活用することが、医院やクリニックの成功に直結すると言えるでしょう。

ネット集客のメリット

医院やクリニックの経営者様に向けて、ネット集客がもたらすメリットを詳しくお話しします。

今日のデジタル化が進む社会において、インターネットを利用した集客方法は、医療業界においても非常に重要な位置を占めています。

以下に、その主なメリットを紹介します。

広範囲にわたるリーチ

ネット集客の最大の利点は、地理的な制約を超えて、幅広い範囲の患者にリーチできることです。

インターネットは国境を越え、24時間利用可能なため、地域に限らず広い範囲から患者を集めることができます。

特に、特定の治療やサービスを求めている患者にとって、適切な医院やクリニックを見つける手段として重宝されます。

精度の高いターゲティング

ネット集客では、SEO（検索エンジン最適化）やSNS広告、コンテンツマーケティングなどを通じて、特定の興味やニーズを持つ患者をターゲットにしたマーケティングが可能です。

これにより、広告の無駄遣いを減らし、高いROI（投資対効果）を実現することができます。

コストパフォーマンスの良さ

旧来の広告メディアに比べて、ネット集客は比較的低コストで始めることができます。

特に、コンテンツマーケティングやSEOは、初期投資後は継続的なコストがかからず、長期にわたって効果を発揮することが多いです。

患者とのコミュニケーション強化

SNSやオンラインフォーラムなどを利用することで、患者との双方向のコミュニケーションが可能になります。

患者の声を直接聞くことができるため、サービスの改善点を見つけやすくなります。

また、定期的な情報提供や健康に関するアドバイスを通じて、患者との関係を深めることができます。

情報の提供と透明性

ウェブサイトやSNSを活用することで、医院やクリニックの情報を詳細に、かつリアルタイムで提供できます。

治療内容、医師の専門性、設備の紹介など、充実した情報提供は患者の不安を軽減し、信頼感を高めることにつながります。

ネット集客のデメリット

ネット集客は多くのメリットを提供しますが、医院やクリニックの経営者様が留意すべきデメリットも存在します。

ここでは、ネット集客の主なデメリットと、それらに対処するための考え方をご紹介します。

高い競争率

インターネット上では、地域を問わず多数の医院やクリニックが患者獲得を目指しています。

そのため、特定のキーワードや分野で上位にランクインするためには、SEO対策やコンテンツの質といった面で高い競争に直面します。

また、SNSや広告においても同様に、目立つためには工夫と努力が必要です。

技術的な障壁

ネット集客の成功には、ウェブサイトの設計やSNSの運用、SEO対策など、特定の技術的知識が必要となります。

これらのスキルが内部にない場合は、外部の専門家を雇う必要があり、それには追加のコストがかかります。

継続的な努力が必要

ネット集客は、一度設定して終わりではありません。SEOの基準は変わりやすく、SNSのアルゴリズムも頻繁に更新されます。

そのため、継続的に最新のトレンドを追いかけ、ウェブサイトやSNSのコンテンツを更新し続ける必要があります。

これには時間とリソースがかかります。

セキュリティリスク

患者情報をオンラインで取り扱う場合、セキュリティ対策は非常に重要です。

個人情報の漏洩やサイバー攻撃は、信頼性の低下だけでなく、法的な問題を引き起こす可能性もあります。

ネガティブなフィードバックの公開性

インターネット上では、患者さんからのネガティブなフィードバックやクレームが公開されることがあります。

これらは他の潜在的な患者にも見られるため、医院やクリニックの評判に影響を与える可能性があります。

適切なオンラインレピュテーション管理が求められます。

ネット集客の基本的な戦略の立て方

医院やクリニックの経営者様向けに、ネット集客の基本的な戦略の立て方を、項目別に詳しく解説します。

医療業界におけるネット集客は、患者様の獲得や信頼の構築に非常に有効です。

以下のステップに従って計画的に進めることで、効果的なネット集客を実現できます。

目的を明確にする

まずは、ネット集客を通じて何を達成したいのか目的を明確にしましょう。

例えば、「新規患者の獲得」「特定の治療の患者数を増やす」「クリニックのブランド認知度の向上」「患者満足度の向上による口コミの促進」など、目標を具体的に設定します。

目的が明確になれば、それに向けた戦略が立てやすくなります。

適切なターゲットを設定する

次に、どの患者層にアプローチしたいのか、ターゲットを定めます。

年齢、性別、地域、健康に対する関心度、特定の症状や治療を求める人々など、ターゲットを細分化することが重要です。

例えば、小児科クリニックならば、子供を持つ親、特に地域に住む若い家族がターゲットになります。

ターゲットが明確になると、効果的なコンテンツやキャンペーンを考えやすくなります。

目的・ターゲットに合わせて適切な手法を選択する

目的とターゲットに基づき、最適な集客手法を選びます。

ウェブサイトのSEO対策、SNSを活用した情報発信、オンライン予約システムの導入、地域に根差したコンテンツマーケティングなどが考えられます。

例えば、若い家族をターゲットにしている場合、InstagramやFacebookでの活動が有効でしょう。

適切に施策を展開する

具体的な施策を展開します。

ウェブサイトには、クリニックの特色、医師の紹介、患者様の声、治療内容とその効果についてわかりやすく掲載します。

また、ブログやSNSで健康情報やクリニックの日常を発信することで、患者様とのコミュニケーションを図ります。

ここで大切なのは、患者様にとって有益な情報を提供し、信頼関係を築くことです。

継続的に適切な効果検証を行う

施策を実施したら、その効果を継続的に検証し、改善していきます。

ウェブサイトやSNSのアクセス数、オンライン予約の件数、患者様からのフィードバックなどをデータとして収集し、目的に対してどの程度効果があったかを分析します。

不十分な点があれば、戦略を見直し、より効果的な方法に改善していくことが重要です。

ネット集客に活用できる手法

医院やクリニックの経営者様にとって、ネット集客は患者様を増やし、地域社会に貢献するための重要な手段です。

ここでは、ネット集客に活用できる主要な手法として、

・SEO
・MEO
・SNS運用
・メールマガジン配信
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・SNS広告
・オフラインからの集客

について解説します。

SEO（検索エンジン最適化）

SEOは、Googleなどの検索エンジンで医院やクリニックのウェブサイトが上位に表示されるように最適化する手法です。

検索結果の上位に表示されることで、より多くの患者様にサイトを訪問してもらえるようになります。

具体的には、キーワード選定、コンテンツの充実、テクニカルな改善などを行います。

キーワード選定では、医院や提供している治療、地域名など、患者様が検索しそうなキーワードを選定し、ウェブサイトのコンテンツに組み込みます。

コンテンツの充実では、患者様が求める情報を提供する質の高いコンテンツを作成します。治療法の解説、医院の特徴、スタッフ紹介などが有効です。

テクニカルな改善では、サイトのローディング速度の向上、モバイルフレンドリーなデザインの採用など、技術的な側面も最適化します。

MEO（マップエンジン最適化）

MEOは、Googleマップなどの地図情報サービスにおいて、医院やクリニックをより見つけやすくするための最適化手法です。

地域での可視性を高め、患者様が実際に訪れやすくなります。

具体的には、Googleビジネスプロフィール（旧：Googleマイビジネス）の活用、レビューの管理など行います。

Googleビジネスプロフィール（旧：Googleマイビジネス）の活用では、医院やクリニックの情報（住所、電話番号、診療時間など）をGoogleマイビジネスに正確に登録し、定期的に更新します。

レビューの管理では、患者様からのポジティブなレビューを増やし、ネガティブなフィードバックには丁寧に対応します。

これにより、信頼性と検索順位が向上します。

SNS運用

SNSは、患者様と直接コミュニケーションを取り、医院やクリニックの魅力を発信するための手法です。

Instagram、X（旧：Twitter）、LINEなど、様々なプラットフォームがあります。

具体的には、定期的な投稿、患者様との交流の促進、ビジュアルコンテンツの活用など行います。

定期的な投稿では、医院の日常やイベント、健康情報など、患者様が関心を持ちそうな内容を定期的に投稿します。

患者様との交流の促進では、患者様からのコメントや質問に積極的に返信し、コミュニティの形成を促します。

ビジュアルコンテンツの活用では、写真や動画を使った投稿は、視覚的魅力が高く、エンゲージメントを高める効果があります。

メールマガジン配信

メールマガジンは、患者様と直接的にコミュニケーションを取るための有効な手段です。

特定のテーマや健康に関する情報、クリニックの最新ニュースなど、価値あるコンテンツを定期的に配信することで、患者様との関係を維持し、さらには新たな患者様を獲得するきっかけにもなります。

具体的には、メールリストの構築、コンテンツの企画、配信スケジュールの設定などを行います。

メールリストの構築では、受付での患者様情報の収集や、ウェブサイトでのメールマガジン登録フォームを設置することで、配信リストを構築します。

コンテンツの企画では、季節の健康管理、新しい治療法の紹介、医院のイベント情報など、読者が興味を持つような内容を計画します。

配信スケジュールの設定では、定期的かつ一貫したスケジュールでメールを送ることで、読者の期待を形成し、開封率を高めます。

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果に表示される広告です。

検索キーワードに基づいて広告が表示されるため、検索者のニーズに合致した情報を提供できます。

具体的には、キーワード選定、ターゲット設定、広告文の最適化など行います。

キーワード選定では、医院やクリニックの専門分野や地域名など、潜在的な患者様が検索しそうなキーワードを選定します。

ターゲット設定では、年齢、性別、地域など、広告を見せたい潜在患者の属性を設定します。

広告文の最適化では、クリックを促す魅力的な広告文を作成し、医院の特徴や強みを簡潔に伝えます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、ウェブサイトやブログなどの様々なオンラインメディアに表示される、バナーを用いた広告です。

視覚的魅力を活かし、ブランドの認知度向上に効果的です。
具体的には、デザインの工夫、プレースメントの選定、リターゲティングなどを行います。

デザインの工夫では、目を引く画像や動画を用いて、医院の雰囲気や治療内容を伝えます。

プレースメントの選定では、医院のターゲット層が訪れる可能性の高いウェブサイトやメディアに広告を配置します。

リターゲティングでは、一度サイトを訪れたが、予約まで至らなかったユーザーに対して、再び広告を表示させることで興味を喚起します。

SNS広告

SNS広告は、Instagram、X（旧：Twitter）、LINEなどのソーシャルメディアプラットフォーム上で表示される広告です。

ターゲットの興味や嗜好に基づいて広告を配信できるため、高いエンゲージメントを期待できます。

具体的には、ターゲットの細分化、コンテンツマーケティング、インフルエンサーとの協業など行います。

ターゲットの細分化では、SNSプラットフォームが提供する豊富なユーザーデータを活用し、非常に細かい属性でターゲットを設定します。

コンテンツマーケティングでは、情報提供やエンターテイメント性の高いコンテンツを通じて、ユーザーの関心を引きつけます。

インフルエンサーとの協業では、医院やクリニックの専門分野に関連するインフルエンサーと協力し、そのフォロワーに向けて広告を展開します。

オフラインからの集客

オフラインイベントや地域社会での活動を通じて、患者様との接点を増やすことは、ネット集客の補完として非常に有効です。

対面でのコミュニケーションは、信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。

具体的には、地域社会への参加、紹介キャンペーン、オフライン広告などが挙がります。

地域社会への参加では、地域の健康フェアやイベントに参加したり、講演会や健康セミナーを開催することで、医院の存在感を地域社会に示すことができます。

紹介キャンペーンでは、既存の患者様に新たな患者様を紹介してもらうためのインセンティブプログラムを設けることで、口コミによる集客を促進することができます。

オフライン広告にて、地域の新聞や雑誌、交通広告などを活用して、医院の情報を広く伝えることも有効です。

ネット集客を成功させるポイント

医院やクリニックの経営者様向けに、ネット集客を成功させるための重要なポイントとして、

・集客したい場所の決定
・集客目的の明確化
・集客するターゲットの決定
・ターゲットに合わせた集客手法の決定
・ユーザー目線の情報発信
・継続的な効果検証

の項目別に詳しくご説明します。

集客したい場所の決定

ネット集客を行う際、最初に決定するべきは、どのプラットフォームやメディアを通じて集客を行うかです。

これは、医院やクリニックのサービスを知ってもらうための「場所」を選ぶ作業に他なりません。

例えば、ウェブサイト、各種SNSプラットフォームなど、集客の目的やターゲットなどを考慮のうえ、適切なものに決定します。

集客目的の明確化

集客活動を行う目的をはっきりさせることは、戦略を立てる上で非常に重要です。

目的が明確であればあるほど、適切な手法を選択し、効果的なメッセージを設計することができます。

例えば、新患獲得なのか、患者満足度の向上なのか、特定サービスのプロモーションなのか、目的を明確にすることで、プロモーションの効率、費用対効果、結果など、様々なものを向上させることができます

集客するターゲットの決定

集客する際には、誰をターゲットにするかを明確にすることが重要です。

ターゲットが明確でないと、効果的なメッセージングや適切なプラットフォームの選定が困難になります。

例えば、地域性や年齢層、興味・関心などですが、デモグラフィック・ジオグラフィック・サイコグラフィックの観点からターゲットを選定すると効率的です。

ターゲットに合わせた集客手法の決定

ターゲットとする患者層に合わせた集客手法を選定することが、効果的なネット集客の第一歩です。

ターゲットによって、SNSの使用傾向やインターネットでの情報収集の仕方が異なります。

例えば、若年層にはInstagramやTwitterが、年配層にはFacebookやLINEが適している場合があります。

また、SEO対策やリスティング広告、メールマーケティングなど、目的に応じた集客手法を選びます。

ユーザー目線の情報発信

患者様が求める情報を、わかりやすく、魅力的に提供することが、ネット集客において非常に重要です。

ポイントとしては、価値のあるコンテンツを提供すること。そして、わかりやすさを重視すること。この2つが挙がります。

継続的な効果検証

実施した集客活動の効果を定期的に検証し、必要に応じて戦略を調整することが成功の鍵を握ります。

具体的には、データ分析、フィードバックの収集、戦略の見直しなどを行います。

データ分析では、ウェブサイトのアクセス数やSNSのエンゲージメント、広告のクリック数など、具体的なデータを分析。Google Analyticsなどのツールを活用すると効果的です。

フィードバックの収集では、SNSやアンケートを通じて意見を集め、サービス改善に役立てます。患者様からの直接的なフィードバックも重要な情報源です。

戦略の見直しでは、分析とフィードバックに基づき、集客戦略の有効性を評価し、必要に応じて調整します。

新しいトレンドやツールが出てきた場合は、それらを積極的に取り入れることも検討しましょう。

ウェブ集客によくある注意点

ウェブ集客によくある注意点として、

・流行っている集客方法は実施すべき
・集客方法から「どの集客方法を使うか？」を決めるべき
・ウェブ集客の知識がない場合は、代理店や制作会社に任せるべき

などが挙がります。

流行っている集客方法は実施すべき

新しい、または、流行の集客手法は、必ずしも自分のビジネスに適しているわけではありません。

特に医療業界のように特定の専門性を要する分野では、流行に乗るだけが成功の鍵ではないことが大半です。

ターゲットとの適合性をよく考慮する、成果をきちんと計測する、なにか一つだけに重きをおくのではなく、例えば、SEOとリスティングなど複合的なアプローチを検討するなど、理にかなった対応が必要です。

集客方法から「どの集客方法を使うか？」を決めるべき

一般的な集客方法から選ぶことが最初のステップだと考えがちですが、これは効果的な戦略とは限りません。

ターゲット分析を入念に行う、戦略的な計画のもと集客方法を選定するなど、やはり、理にかなった対応が求められます

ウェブ集客の知識がない場合は、代理店や制作会社に任せるべき

ウェブ集客の知識がないからといって、全てを代理店や制作会社に任せきりにするのは最適な戦略とは言えません。

代理店や制作会社など外注を頼る際も、基本的な知識の習得や信頼関係の構築は必須です。

ウェブ集客に関する基本的な知識を身につけることにより、代理店や制作会社とのコミュニケーションがスムーズになり、より良い成果を出すことが可能になります。

代理店や制作会社とは、単なる外注ではなく、パートナーとして関係を築くことが大切です。

定期的なミーティングを設け、進捗状況の共有や意見交換を行うことで、共同で目標に向かって努力することができます。これは、結果に大きく影響します。

まとめ

ネット集客の方法を、重要性やメリットデメリット、ポイント、注意点などとともにお伝えしてきました。

頭では理解できても、実際にやってみると、なかなかうまくいかない。
理解したつもりが、わからないことだらけだったなど、ネット集客・集患はカンタンではありません。

弊社ゼロメディカルでは、ウェブ制作をはじめとして、集客も丁寧にサポートいたします。

集客・集患でお悩みの際は、お気軽にお問合せくださいませ。