頭頂部の薄毛について｜原因から治療法まで徹底解説

頭頂部の薄毛が気になり始めると、鏡で後頭部を確認するたびに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

頭頂部の薄毛は、AGAによる典型的な症状の一つで、放置すると進行してしまいます。

しかし、適切な治療を行えば改善が期待できます。

本記事では、頭頂部薄毛の原因から医学的に効果が認められた治療法、費用相場、クリニックの選び方まで、医師の視点から詳しく解説します。

薄毛に悩む方が、自分に合った治療法を見つけるための参考にしてください。

頭頂部の薄毛とは？｜AGAとの関係

頭頂部の薄毛は、男性型脱毛症（AGA）の代表的な症状の一つです。

AGAは進行性の脱毛症で、放置すると徐々に薄毛が広がっていきます。

まずは、頭頂部薄毛の特徴とAGAとの関係性について理解しましょう。

頭頂部薄毛の特徴（O字型脱毛）

頭頂部の薄毛は、つむじ周辺から徐々に髪が薄くなっていく症状で、「O字型脱毛」とも呼ばれます。

自分では気づきにくく、家族や美容師に指摘されて初めて気づくケースも少なくありません。

初期段階では、つむじ周辺の地肌が透けて見える程度ですが、進行すると頭頂部全体が薄くなり、最終的には前頭部の薄毛（M字型）とつながることもあります。

AGAによる頭頂部薄毛は、毛髪が細く短くなる「軟毛化」が特徴で、完全に毛が抜け落ちる前に、太く長い毛が減っていくのが一般的です。

鏡で後頭部を確認したり、写真を撮って経過を記録したりすることで、進行度を把握できます。

AGAによる頭頂部薄毛のメカニズム

AGAは、男性ホルモンのDHTが毛根に作用することで発症します。

テストステロンが5α還元酵素によってDHT（ジヒドロテストステロン）に変換され、このDHTが毛乳頭細胞の受容体に結合します。

DHTは毛髪の成長期を短縮させます。

その結果、通常2〜6年続く成長期が数ヶ月〜1年程度に短くなり、毛髪が十分に成長する前に抜け落ちてしまうんです。

頭頂部は前頭部とともに、DHTの影響を受けやすい部位として知られています。

遺伝的要因により、頭頂部の毛根がDHTに対して敏感な方ほど、薄毛が進行しやすい傾向があります。

日本人男性の約30%がAGAを発症するとされており、年齢とともに発症率は高くなります。

AGAは進行性のため、早期治療が重要

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

頭頂部が薄くなる5つの原因

頭頂部の薄毛には、AGAだけでなく複数の原因が関係しています。

ここでは、医学的に明らかになっている5つの主要な原因を詳しく解説します。

自分の薄毛がどの原因によるものかを理解することで、適切な対策を選択できます。

男性ホルモン（DHT）の影響

AGAの最大の原因は、男性ホルモンのDHTです。

テストステロンが5α還元酵素によってDHTに変換されると、このDHTが毛乳頭細胞の受容体に結合し、毛髪の成長を抑制します。

DHTは毛髪の成長期を短縮させるため、毛髪が十分に太く長く成長する前に抜け落ちてしまうんです。

頭頂部と前頭部の毛根は、DHTの影響を受けやすい特性があります。

側頭部・後頭部の毛根はDHTの影響を受けにくい

一方、側頭部や後頭部の毛根はDHTの影響を受けにくいため、AGAが進行しても髪が残りやすいという特徴があります。

DHTの影響を抑える治療薬（フィナステリド、デュタステリド）が、AGAの標準的な治療法として確立されています。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

遺伝的要因

AGAの発症には、遺伝的要因が大きく関係しています。

特に、母方の祖父がAGAである場合、孫にもAGAが遺伝する可能性が高いとされています。

DHTの受容体の感受性は遺伝的に決まっており、受容体が敏感な方ほどAGAが進行しやすい傾向があります。

遺伝的リスクがあっても、早期治療で進行を抑制可能

ただし、遺伝的要因があっても、必ずしもAGAを発症するわけではありません。

生活習慣やストレス、栄養状態なども影響するため、遺伝的リスクがある方でも、適切なケアと早期治療により進行を抑えることが可能です。

血行不良

頭皮の血行不良は、毛根への栄養供給を妨げる要因の一つです。

毛髪は毛乳頭細胞が血液から栄養を受け取ることで成長します。

血行が悪くなると、毛根に十分な栄養や酸素が届かず、毛髪の成長が阻害されます。

長時間のデスクワークや運動不足、喫煙などは血行不良の原因となります。

頭皮マッサージや適度な運動、禁煙などで血行を改善することは、薄毛対策の補助的な方法として有効です。

栄養不足

毛髪の成長には、タンパク質、亜鉛、ビタミンB群などの栄養素が必要です。

偏った食生活や過度なダイエットにより、これらの栄養素が不足すると、毛髪の成長が妨げられます。

特に亜鉛は、毛髪の主成分であるケラチンの合成に必要なミネラルで、不足すると薄毛が進行しやすくなります。

バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じてサプリメントで補うことも選択肢の一つです。

栄養改善だけではAGAの進行は止められない

ただし、栄養不足の改善だけではAGAの進行を止めることは難しく、医学的な治療と併用することが重要です。

生活習慣（ストレス・睡眠不足）

ストレスや睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し、薄毛を進行させる要因となります。

慢性的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、血行不良やホルモン分泌の異常を引き起こします。

また、睡眠中には成長ホルモンが分泌され、毛髪の成長が促進されるため、睡眠不足が続くと毛髪の成長が阻害されます。

規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠時間を確保することは、薄毛対策の基本です。

ストレス管理や睡眠改善は、治療効果を高める補助的な役割を果たします。

生活改善だけではAGAの完全な進行抑制は困難

ただし、これらの改善だけでAGAの進行を完全に止めることは難しいため、医師の診察を受けることをおすすめします。

頭頂部薄毛のセルフチェック方法

頭頂部の薄毛は自分では気づきにくいため、定期的にセルフチェックを行うことが大切です。

ここでは、自宅で簡単にできる2つのチェック方法を紹介します。

早期発見により、適切な治療を早く開始できます。

鏡で確認する方法

頭頂部の確認には、合わせ鏡を使用します。

手鏡を持ち、洗面所の鏡を背にして後頭部を映すことで、つむじ周辺の状態を確認できます。

つむじが以前より大きくなっている、地肌が目立つようになっている、毛髪が細く柔らかくなっている場合は、薄毛が進行している可能性があります。

また、スマートフォンのカメラで頭頂部を撮影し、定期的に比較するのも効果的です。

写真で経過を記録する方法

定期的な写真撮影が最も効果的な確認方法です。

撮影する際は、同じ場所、同じ照明、同じ角度で撮影することが重要です。

月に1回程度、同じタイミング（洗髪前など）で撮影し、フォルダに保存しておくと、変化が分かりやすくなります。

写真比較で治療効果を客観的に評価可能

写真を比較することで、薄毛の進行度や治療効果を客観的に評価できます。

また、クリニックを受診する際に、過去の写真を持参すると、医師が進行度を判断する際の参考になります。

変化が気になる場合は早めに医療機関を受診

頭頂部薄毛に効果的な治療法は5つ

頭頂部の薄毛には、医学的に効果が認められた治療法があります。

日本皮膚科学会のガイドライン（2017年版）では、複数の治療法が推奨されており、それぞれに特徴があります。

ここでは、代表的な5つの治療法について、効果、作用の仕組み、副作用、注意点を詳しく解説します。

フィナステリド（プロペシア）

フィナステリドは、推奨度Aの第一選択薬です。

日本皮膚科学会のガイドライン（2017年版）で推奨度Aとされており、国内で承認されています。

多くのAGAクリニックで第一選択薬として処方されています。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

効果と作用の仕組み

5α還元酵素II型を阻害し、DHTの生成を抑制する仕組みです。

フィナステリドは、5α還元酵素II型を阻害することで、テストステロンからDHTへの変換を抑制します。

DHTの生成を減らすことで、毛髪の成長期が正常化し、薄毛の進行を抑える効果が期待できます。

臨床試験では、1年間の使用で約58%の方に改善効果が認められ、約90%の方で進行抑制効果が確認されています。

効果が現れるまで3〜6ヶ月必要

効果が現れるまでには3〜6ヶ月程度かかるため、継続的な服用が必要です。

用法用量は、1日1回1mg（0.2mgの場合もあり）を服用します。

※効果には個人差があります。

出典:PMDA:プロペシア錠添付文書

副作用と注意点

主な副作用は性欲減退（1.1%）、勃起不全（0.7%）

フィナステリドの主な副作用には、性欲減退（1.1%）、勃起不全（0.7%）などが報告されています。

これらの副作用は服用を中止することで改善することが多いです。

女性、特に妊娠中の方は服用禁止

また、肝機能障害のある方は、使用前に医師に相談する必要があります。

女性、特に妊娠中または妊娠の可能性のある方は、フィナステリドを服用してはいけません。

男性胎児の生殖器の発育に影響を及ぼす可能性があるためです。

副作用が現れた場合は、必ず医師にご相談ください。

出典:PMDA:プロペシア錠添付文書

デュタステリド（ザガーロ）

デュタステリドは、フィナステリドより強力にDHTの生成を抑える内服薬です。

日本皮膚科学会のガイドライン（2017年版）で推奨度Aとされており、国内で承認されています。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

効果と作用の仕組み

5α還元酵素のI型とII型の両方を阻害します。

デュタステリドは、5α還元酵素のI型とII型の両方を阻害します。

フィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは両方を阻害するため、DHTの生成をより強力に抑制できます。

臨床試験では、フィナステリドよりも高い改善効果が報告されています。

用法用量は、1日1回0.5mgを服用します。

効果が現れるまで3〜6ヶ月必要

効果が現れるまでには3〜6ヶ月程度かかるため、継続的な服用が必要です。

※効果には個人差があります。

出典:PMDA:ザガーロカプセル0.5mg添付文書

副作用と注意点

主な副作用は性欲減退（3.9%）、勃起不全（4.3%）

デュタステリドの主な副作用には、性欲減退（約3.9%）、勃起不全（約4.3%）、射精障害（約1.0%）などがあります。

女性、特に妊娠中の方は使用禁止

フィナステリドと同様に、女性、特に妊娠中または妊娠の可能性のある方は使用できません。

また、肝機能障害のある方は、使用前に医師に相談する必要があります。

副作用が現れた場合は、医師にご相談ください。

体内に長く留まる特性がある

デュタステリドは、フィナステリドよりも体内に長く留まる特性があるため、服用中止後も一定期間、体内に残ることがあります。

出典:PMDA:ザガーロカプセル0.5mg添付文書

ミノキシジル外用

ミノキシジル外用薬は、推奨度Aの発毛促進薬です。

日本皮膚科学会のガイドライン（2017年版）で推奨度Aとされており、市販薬としても入手可能です。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

効果が出るまでの期間

頭皮に直接塗布し、毛根の血流を改善する仕組みです。

ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗布することで、毛根の血流を改善し、毛母細胞を活性化します。

国内では、男性向けに5%、女性向けに1%の濃度が承認されています。

臨床試験では、4ヶ月使用で約80%の方に改善効果が認められています。

効果が現れるまで4〜6ヶ月必要

効果が現れるまでには4〜6ヶ月程度かかるため、継続的な使用が重要です。

※効果には個人差があります。

使い方のポイント

ミノキシジル外用薬は、1日2回、朝晩に頭皮に塗布します。

使用前には頭皮を清潔にし、乾いた状態で塗布することが推奨されます。

塗布後は、頭皮マッサージを行うことで、成分の浸透を促進できます。

主な副作用は頭皮の痒み、かぶれ、発赤

主な副作用には、頭皮の痒み、かぶれ、発赤などがあります。

症状が現れた場合は使用を中止し医師に相談

これらの症状が現れた場合は、使用を中止し、医師にご相談ください。

初期脱毛は新しい毛髪が生える準備段階

また、初期脱毛として、使用開始後1〜2ヶ月の間に一時的に抜け毛が増えることがありますが、これは新しい毛髪が生える準備段階であり、継続使用により改善します。

ミノキシジル内服

AGA治療目的では国内未承認だが実臨床では広く処方

ミノキシジル内服薬は、AGA治療目的では国内未承認ですが、多くのクリニックで発毛プランの一環として処方されています。

日本皮膚科学会のガイドライン（2017年版）では推奨度Dとされていますが、その後の研究で安全性データが蓄積されており、医師の管理下で適切に使用すれば有力な選択肢となります。

ミノキシジル内服薬は、外用薬よりも強力な発毛効果が期待できる一方、全身性の副作用に注意が必要です。

1,404名を対象とした多施設研究（2021年）では、副作用発生率は比較的低く、最も多い副作用は多毛症（15.1%）で、副作用による治療中止率は1.2%と報告されています。

主な副作用は多毛症、むくみ、動悸、めまい

主な副作用として、多毛症、むくみ、動悸、めまい、頭痛などが報告されています。

使用は必ず医師の管理下で定期検査を受けながら

使用する場合は、必ず医師の管理下で定期的な検査を受けながら進めることが重要です。

※効果には個人差があります。症状が現れた場合は医師にご相談ください。

出典:J Am Acad Dermatol:Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients

メソセラピー・注入治療

メソセラピーは、成長因子を頭皮に直接注入する治療法です。

内服薬や外用薬と併用することで、より高い効果が期待できるとされています。

注入する成分には、ミノキシジル、成長因子、ビタミン、アミノ酸などが含まれます。

施術は月に1〜2回程度行われ、痛みを軽減するために麻酔クリームを使用することが一般的です。

主な副作用には、注射部位の痛み、腫れ、赤みなどがあります。

メソセラピーは、内服薬や外用薬で効果が不十分な方や、より早く効果を実感したい方に適しています。

ガイドラインでは推奨度C2（推奨しない）

ただし、日本皮膚科学会のガイドライン（2017年版）では、十分なエビデンスがないとして推奨度C2（推奨しない）とされています。

治療を検討する際は、医師と十分に相談し、リスクとメリットを理解した上で判断することが大切です。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

頭頂部薄毛の治療にかかる費用

AGA治療は自由診療のため、クリニックによって費用が異なります。

ここでは、治療法別の費用相場を紹介します。

予算に応じて、自分に合った治療法を選択する参考にしてください。

内服薬の費用相場

内服薬は月額3,000円〜10,000円程度です。

内服薬の費用は、薬剤の種類やクリニックによって異なります。

以下は一般的な費用相場です。

オンライン診療で費用を抑えられる

オンライン診療を活用することで、通院の手間が省け、費用も抑えられるケースが多いです。

また、ジェネリック医薬品を選択することで、さらに費用を抑えることが可能です。

外用薬の費用相場

外用薬は月額5,000円〜15,000円程度です。

ミノキシジル外用薬は、市販薬とクリニック処方薬があります。

クリニック処方は濃度が選べ医師の指導が受けられる

市販薬でも十分な効果が期待できますが、クリニック処方薬は濃度が選べる、医師の指導が受けられるなどのメリットがあります。

注入治療の費用相場

注入治療は1回2万円〜15万円程度です。

メソセラピーなどの注入治療は、使用する成分や施術回数によって費用が大きく異なります。

総額では数十万円〜数百万円になることも

注入治療は、通常6〜12回のコースで行われるため、総額では数十万円〜数百万円になることもあります。

費用対効果を考慮し、医師と相談しながら治療計画を立てることが重要です。

自宅でできる頭頂部薄毛の対策

クリニックでの治療と併せて、自宅でできるセルフケアも重要です。

ここでは、頭皮環境を整え、薄毛の進行を遅らせるための3つの方法を紹介します。

頭皮マッサージの方法

頭皮マッサージは血行を促進し毛根の栄養供給を改善する効果が期待できます。

指の腹を使い、頭皮全体を優しく揉みほぐすように行います。

特に、頭頂部やつむじ周辺を重点的にマッサージすることで、血流改善が期待できます。

力を入れすぎると頭皮を傷つける

力を入れすぎると頭皮を傷つけるため、優しく行うことがポイントです。

1回5分程度、1日1〜2回行うのが理想的です。

シャンプー時や、ミノキシジル外用薬を塗布した後に行うと、より効果的です。

食生活の改善ポイント

毛髪の成長にはバランスの取れた食事が不可欠です。

特に以下の栄養素を意識的に摂取しましょう。

過度なダイエットや偏った食事は避ける

また、過度なダイエットや偏った食事は避け、1日3食しっかりと食べることが大切です。

食事だけで十分な栄養素を摂取するのが難しい場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です。

シャンプーの選び方と洗い方

頭皮環境を整えるには適切なシャンプー選びと洗い方が重要です。

シャンプーは、頭皮に優しいアミノ酸系のものを選ぶことをおすすめします。

洗浄力が強すぎると頭皮が乾燥する

洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮の皮脂を過剰に取り除き、乾燥やフケの原因となります。

洗いすぎは頭皮の乾燥を招く

洗髪は1日1回で十分です。

洗いすぎは頭皮の乾燥を招き、逆効果になることもあります。

AGAクリニックの選び方｜3つのポイント

AGA治療を始める際、クリニック選びは非常に重要です。

ここでは、クリニックを選ぶ際の3つのポイントを解説します。

治療実績と専門性

治療実績が豊富なクリニックは様々な症例に対応可能です。

クリニックを選ぶ際は、AGA治療の実績と専門性を確認しましょう。

治療実績が豊富なクリニックは、様々な症例に対応してきた経験があり、適切な治療法を提案できます。

また、専門医が在籍しているかどうかも重要なポイントです。

症例写真や治療実績を公開しているクリニックは信頼性が高い

料金の透明性

料金を明確に表示しているクリニックを選ぶことが大切です。

AGA治療は自由診療のため、料金体系はクリニックによって異なります。

公式サイトで料金を明確に表示しているクリニックを選ぶことで、安心して治療を受けられます。

初診料や血液検査費用などの追加費用も確認

また、初診料、再診料、血液検査費用などの追加費用についても、事前に確認することが大切です。

カウンセリング時に、総額や追加費用の有無を明確にしてくれるクリニックは、信頼できる傾向があります。

通いやすさとオンライン対応

AGA治療は長期間続ける必要があるため通いやすさが重要です。

自宅や職場から通いやすい場所にあるクリニックを選ぶことで、継続しやすくなります。

オンライン診療なら自宅で診察が受けられる

また、オンライン診療に対応しているクリニックなら、自宅にいながら診察を受けられ、薬も郵送で受け取れます。

多忙な方や、クリニックに通うのが難しい方には、オンライン診療が便利です。

頭頂部の薄毛治療におすすめのAGAクリニック5選

ここでは、頭頂部の薄毛治療におすすめのAGAクリニックを5つ紹介します。

それぞれのクリニックの特徴を理解し、自分に合ったクリニックを選ぶ参考にしてください。

DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、DMMグループが運営するサービスです。

24時間診療が可能

最大の特徴は、24時間診療が可能な点です。

仕事で忙しい方でも、自分の都合に合わせて診察を受けられます。

また、長期プランの価格が安く、継続的な治療を考えている方におすすめです。

予防プラン（フィナステリド1mg）は月額2,097円〜、発毛プラン（フィナステリド1mg+ミノキシジル5mg）は初回月額1,861円〜と、リーズナブルな価格設定が魅力です。

オンライン専門のため、通院の手間がなく、薬は自宅に郵送されます。

クリニックフォア

クリニックフォアは、オンライン診療と対面診療の両方に対応しているクリニックです。

全国に10院以上を展開し、主要都市で対面診療も受けられます。

定期便の割引率が高く初回月額1,049円〜

定期便の割引率が高く、12ヶ月まとめて定期にキャンペーンを適用すると、予防プラン（フィナステリド）が初回月額1,049円〜と非常にお得です。

発毛プラン（フィナステリド+ミノキシジル合剤）も、初回月額1,851円〜と手頃な価格です。

アプリで簡単に予約ができ、診察から薬の配送までスムーズに進められます。

AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックは、全国60院以上を展開する大規模なAGA専門クリニックです。

発毛実感率99.4%の高い実績

発毛実感率99.4%という高い実績を誇り、豊富な治療オプションが特徴です。

内服薬、外用薬に加え、メソセラピーや植毛など、幅広い治療法に対応しています。

予防プラン（フィナステリド1mg）は初回3,700円、月額6,200円、発毛プラン（ミノキシジル内服薬・12ヶ月プランまとめて）は月額8,400円です。

全額返金保証制度もあり、効果が実感できない場合の安心材料となります。

湘南AGAクリニック

湘南AGAクリニックは、全国140院以上を展開する湘南美容クリニックのAGA専門部門です。

圧倒的な院数で全国どこからでも通いやすい

圧倒的な院数により、全国どこからでも通いやすいのが最大の特徴です。

投薬治療から植毛まで、幅広い治療選択肢があり、症状に合わせた最適な治療を提案してくれます。

予防プラン（フィナステリド・1ヶ月）は月額3,000円、発毛プラン（HRタブレットF+HRタブレットM・3ヶ月まとめて）は月額8,500円です。

大手美容クリニックの安心感と、豊富な治療実績が魅力です。

イースト駅前クリニック

イースト駅前クリニックは、男性専門のクリニックで、全国42院を展開しています。

駅近の立地で処方までスピーディー

駅近の立地で通いやすく、処方までがスピーディーなのが特徴です。

予防プランは月額1,650円〜、発毛プランは月額5,945円〜と、リーズナブルな価格設定です。

診察はオンラインでも対面でも可能で、ライフスタイルに合わせて選択できます。

初診からオンライン診療が可能で、薬は最短当日発送されます。

まとめ

頭頂部の薄毛は、AGAによる典型的な症状の一つで、放置すると進行してしまいます。

しかし、適切な治療を早期に開始することで、進行を抑え、改善が期待できます。

医学的に効果が認められた治療法には、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用薬、ミノキシジル内服薬、メソセラピーなどがあります。

それぞれに特徴があり、症状や予算に応じて選択することが大切です。

クリニック選びでは、治療実績、料金の透明性、通いやすさを重視しましょう。

オンライン診療を活用することで、費用を抑え、継続しやすくなります。

また、自宅でのセルフケア（頭皮マッサージ、食生活改善、適切なシャンプー）も、治療効果を高める補助的な役割を果たします。

AGA治療は継続が重要ですが、効果には個人差があります。

まずは医師の診察を受け、自分に合った治療法を見つけることから始めましょう。

早期の相談が、将来の髪の状態を大きく左右します。