M字はげのAGAは治る?治療方法や初期症状について解説!

M字はげのAGAは治る?治療方法や初期症状について解説!

薄毛が生え際からM字に進行していると「このままM字はげになるの?」「これってAGAなの?」と不安に感じることも少なくないでしょう。

そこで本記事では、M字はげのAGAについて、治療方法や、初期症状など詳しくまとめて解説していきます。

M字はげを予防・治療して、理想的な髪形を維持しましょう。

この記事で解説していること
目次

M字に進行する「M字はげ」はAGA?特徴を解説!

薄毛がM字に進行していると「自分はAGAなのか?」と悩むことは多いかと思います。

ご自身のM字はげについて、正しく理解するためにも、まずはAGAの特徴について確認しておきましょう。

AGAは男性型脱毛症で多くの薄毛に該当する

AGAは「男性型脱毛症」というもので、端的にいえば男性が年齢を重ねるごとに発症しやすくなる脱毛症のことです。

世間一般的にいわれている、男性のなる「はげ」というものの、ほとんどがこのAGAに該当します。

基本的に薄毛になって来たと感じる場合は、AGAを疑いましょう。

M字から進行するのはAGAである可能性が高い

M字から進行する薄毛も同様にAGAである可能性が高いです。

AGAにもさまざまな種類があり、おでこが広がるように進行する場合や、頭頂部から薄毛が進行する場合もあります。

どこから薄毛になるにしても、徐々に薄毛が進行している場合はAGAと考えるのが基本となります。

AGA以外のM字はげの要因は牽引性脱毛症

AGA以外に考えられるM字はげは、牽引性脱毛症というものがあります。

牽引性脱毛症は、髪の毛を引っ張ることで頭皮に負荷が加わり、髪が抜けていく脱毛症のことです。

マンバンヘアやポニーテールなど、髪の毛を過度に引っ張るヘアスタイルをしている場合になることが多く、男性が牽引性脱毛症になるケースは少ないです。

牽引性脱毛症は髪を引っ張らないようにすれば自然と治るので、心当たりがある場合は頭皮への負担をできるだけ減らしましょう。

抜けた髪の根元に白い毛包がついている場合は牽引性脱毛症の可能性が高いです。

M字はげのAGAはどのように進行する?初期症状と期間

M字はげのAGAはどのように進行する?初期症状と期間

AGAは一度発症すると、どんどんと薄毛が進んでいきます。

一般的には以下のように進行していくので、ご自身の現状を把握しておきましょう。

M字はげの進み方
  1. 丸形だったおでこが頭皮側へM字に食い込む
  2. 数年かけてM字の食い込みが強くなっていく
  3. M字の食い込みが頭頂部あたりでつながる
  4. 頭頂部の薄毛も全体に広がっていく

厳密には進行の仕方は個人差がありますが、おおむねM字の食い込みが広がり、最終的に頭頂部まで行きます。

頭頂部のつむじはげも進行している場合は、そのまま、頭頂部の薄毛も広がり、頭皮全体が薄くなっていきます。

なお、AGAは数年かけて進行していくのが一般的です。しかし、治療をしない限りは、決して進行が止まることはないため、いつかは頭皮全体が薄くなってしまいます。

そのため、AGAを発症した場合は、できるだけ早く治療を始めましょう。

AGAの初期症状として、頭皮のかゆみを感じることもあります。

AGA治療でM字はげを改善!効果的な薬と治療法を解説

M字はげを改善する主なお薬、治療法をまとめました。

ご自身に合った治療法を見つけて、M字はげの不安を解消しましょう。

フィナステリド・デュタステリド

フィナステリド・デュタステリド
治療費月3,000円~5,000円
効果AGAの進行を止める

フィナステリドやデュタステリドは、AGAの進行を止めるお薬です。

服用することでこれ以上毛が抜けるのを防げます。つまり、M字の食い込みを予防することに繋がります。

AGAの治療をするうえで、進行を止めるのは非常に重要になるので、ほかの治療をするにしても、フィナステリドかデュタステリドは服用を続けていくのが一般的です。

ミノキシジル

ミノキシジル
治療費月5,000円~10,000円
効果発毛を促す

フィナステリドやデュタステリドが、抜け毛を予防する守りのお薬で、反対にミノキシジルは新しく毛を増やす攻めのお薬と例えられています。

そのため、すでに毛が抜けてしまって、新しく毛を増やしたいという場合はミノキシジルは欠かせません。

M字の食い込みを治したい場合は、ミノキシジルの使用も検討しましょう。

ミノキシジルには内服薬と外用薬の2種類があります。日本皮膚科学会ガイドラインでは外用薬の使用が推奨されています。

メソセラピー治療

メソセラピー治療
治療費1回20,000円~100,000円
効果より効果的に発毛を促す

メソセラピー治療は、発毛に有効な成分を頭皮に直接注入する治療方法です。

一般的な外用薬とは異なり、成分が頭皮に直接届くので、より効果的な発毛を期待できます。

費用は安くはないので、内服薬や外用薬での治療が物足りない人、予算に余裕がある人向けの治療法となっています

植毛

植毛
治療費300,000円~1,000,000円
効果長期的に薄毛を予防する

植毛はご自身の毛をM字などの薄くなってしまった部位に移植する治療方法です。

側頭部や後頭部はAGAの影響を受けにくいため、そこの髪の毛をM字に移植すると、今後は毛が抜けにくくなります。

いつかAGAの影響を受けてしまう可能性はあるため、永久の効果があるわけではないものの、ある程度長期的に薄毛を予防できます。

M字はげの人がAGA治療をする際に覚えておきたいこと

M字はげの人がAGA治療を受ける際は、覚えておきたいことがいくつかあります。

以下のポイントを理解しないまま治療を始めてしまうと、思わぬ後悔をしかねないので、それぞれチェックしていきましょう。

生まれつきM字に毛が薄い人もいる

AGAが原因ではなく、生まれつきM字に毛が薄い人もいます。つまり、人によってはAGAでなくてもある程度生え際がM字に食い込んでいます。

このような場合だとAGAなのかどうかご自身で判断するのは難しくなります。

「昔から食い込んでいるけどさらに薄くなっている気もする」と感じていて不安な場合は、一度クリニックにて診てもらいましょう。

昔と比べて毛が薄くなった・減ったと感じていないならAGAの心配は少ないです。

AGAが発症する前なら生活習慣から予防できる

AGAは発症する前なら、生活習慣を正すことで予防できます。

AGAの原因の多くは遺伝ではありますが、喫煙者は非喫煙者よりもリスクが高いというデータもあります。

また、片寄った食事で頭皮へ栄養を届けられないと、薄毛を悪化させてしまうことも。

そのため、たとえご自身がまだAGAになっていなくても、できるだけ生活習慣は正しておきましょう。

特に喫煙はAGAのリスクを大きく高めるため、禁煙外来を利用してでも禁煙をすることをおすすめします。

クリニックで処方されるお薬に大きな違いはない

AGA治療時に使うお薬は、クリニックごとに大きな差はありません。

一部のクリニックではオリジナル治療薬を処方していたり、ジェネリックの通常とは異なるお薬だったりもしますが、成分としてはほとんど変わりません。

そのため、まずは安いクリニックを選ぶことが大事です。

安いクリニックを選んで効果が感じられない場合は、別のクリニックを検討してみましょう。

M字はげのAGAに関するよくある質問

M字はげのAGAは改善・治療できる?

フィナステリドやデュタステリドを使えば予防ができ、ミノキシジルを使えば発毛も可能です。また、薄くなっていない箇所の毛をM字の生え際に植毛する方法もあります。

治療薬を使ってからどれくらいでM字はげが治る?

ミノキシジルなら、おおむね半年で発毛効果を感じられます。なお、発毛したとしても根本的な原因を取り除けるわけではないため、M字はげにならないためには、継続して治療を続ける必要があります。

M字のところが産毛なんだけどAGA?

人によっては生まれつきM字の生え際が産毛で薄い人もいます。昔からM字部分が産毛で、毛の量が減っているわけでもないなら、AGAの心配は少ないです。ただし、最近になって産毛になったり、毛の量が減ったりしたならAGAを疑いましょう。

まとめ

まとめ
  • M字はげはAGAである可能性が高い
  • AGA以外では牽引性脱毛症の可能性もある
  • 生まれつきM字に薄い人もいるのでクリニックで診てもらうことが大事

AGAはM字の生え際、もしくは頭頂部から薄毛が進行していくのが一般的です。

そのため、M字に薄毛が進行しているのであれば、まずはAGAを疑いましょう。

AGA以外にも牽引性脱毛症の可能性もありますし、単に生まれつきM字に薄いだけという可能性もあるものの、早期に治療するに越したことはありません。

一度クリニックにて診てもらい、早期発見・治療をして、髪型の維持をしましょう。

【参考文献】
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
臨床発毛医学の現状と展望 2018
毛と毛包の解剖・毛髪異常

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