ホームページのない病院はだめ?問題やメリットなど解説!
「競合病院はホームページがあるが、うちは作っていない」
「ホームページがないままこれからも経営を続けていいのか?」
今回はホームページのない病院に向けて、ホームページのメリットや業者選びのポイントについてもご紹介いたします。
これを読めば、ホームページの良さや活用方法を理解できるきっかけになりますので、ぜひご覧ください。
Contents
病院にホームページが必要な理由
「ホームページがなくても大丈夫」というのは過去の考え。
総務省 令和5年版情報通信白書(2022)によると、情報通信機器の世帯保有率でスマートホンが90.1%となり、初の90%を超えました。
そして、スマートホンを用いて、悩みや症状などを調べたうえで、家の近くや行きたいと思える場所を探しています。
また、FacebookやInstagram、アメーバブログなどのSNSで情報を発信している病院もあることでしょう。
当社マーケティング部門によると、SNSはコミュニケーションツールの側面が強く、来院の直接的な動機につながりにくいという見解があります。
より多くのユーザーに病院の情報を届け、来院の動機を引き出すには「ホームページ」こそが最適のツールだといえます。
ホームページのない病院で起こる4つの問題
医院の情報が患者様に伝わらない
ホームページのない病院において、患者様が情報を知る手段といえば、口コミまたは敷地内に掲示されている看板などに限られます。
看板に掲載されている情報も、病院名や診療科目、院長の名前、診療時間や休診日の案内など、病院によってそれぞれ異なります。
また、口コミも伝える方の感覚に左右されてしまうため、正しい情報が伝わるとも限りません。
患者様の多くは何らかの悩みを抱えており、解決したいという思いから病院を探しています。
特に重要度が高い情報には、病院のコンセプトや具体的な治療内容、病院内の雰囲気、治療を担当する医師やスタッフの詳細などが挙げられます。
これらの情報は、口コミや看板だけでは決して伝わりません。
ホームページは文章・画像・動画などを通じて情報を発信でき、患者様のニーズを満たすツールでもあるのです。
検索結果に表示されない
ホームページ(公式サイト)がない以上、GoogleやYahoo!などで病院名を検索しても、情報がほとんど出てきません。
仮にあるとしても、ドクターズ・ファイルやEPARK(イーパーク)などの医療系ポータルサイト、もしくは医師会に掲載されている情報などが検索結果に表示されます。
また、Googleマップに表示される場合もありますが、口コミが数年前で古いケースも多く、患者様が病院の最新情報を得られるとは限りません。
来院があっても望む集患の実現が難しい
ホームページがなくても集患できているという場合、それは病院として本当に望んでいる集患になっていますか?
例えば「自由診療を増やしたいが保険診療の比率が高い」「期待している年齢層の来院が少ない」など、望んでいる集患と現実にギャップが生まれる可能性があります。
この原因の1つにホームページが関係しています。患者様の多くは、スマートホン・タブレット・パソコンなどを活用し、WEB上で情報を集めています。
ホームページがなければ、せっかく強みや特色があっても、病院の魅力を患者様に届けられません。
来院理由が「近かったから」「予約が取りやすかったから」などになりやすく、病院が望む集患から遠ざかってしまうのです。
集患に関してホームページを持つ競合に負けてしまう可能性
競合する他の病院がホームページを持っている場合、WEB上で患者様に伝えられる情報量に圧倒的な差が生まれます。
ホームページがあることで、対応できる治療や内観、医師・スタッフなどの情報を「見える化」でき、情報の得やすさが来院の動機付けにもつながります。
一方、ホームページのない病院は、患者様自身で得られる情報量が少なく、安心感や信頼感に乏しいために来院を避けてしまう可能性があるのです。
病院にホームページがある6つのメリット
病院の特徴を公式に打ち出せる
「当病院のコンセプト」「当病院の特徴」などのページを設け、病院としての魅力をホームページ上で打ち出せます。
病院の情報を過不足なく発信することで、「治療方針は何か?」「どのような治療が受けられるのか?」など、患者様のニーズに適した情報を届けられます。
病院の信頼度が高まる
ホームページは「名刺」のような側面があります。
なぜなら、来院を検討する不特定多数にWEBを通じて病院を紹介できるからです。
また、わかりやすいデザインや質の高いコンテンツの充実は、ホームページに「信頼性」をもたらせてくれます。
また、院長紹介やスタッフ紹介のページなどで、治療を担当する院長や医師の顔写真やプロフィールを掲載するのも、患者様に信頼を与える大きなきっかけです。
Web予約を通じた集患が可能
ホームページ内に予約ボタンを設置すると、患者様は自分の好きなタイミングで予約を取れます。
スマートホンの場合は、「追従ボタン」で画面をスクロールしてもボタンは同じ位置にあるため、患者様が予約の取り方を迷う心配がありません。
自費診療の打ち出し
例えば、ポータルサイトに病院の情報が掲載されているとします。
サービス名や費用を記載できても、詳しい治療内容や効果までは記載できません。
「自費診療を伸ばしていきたい」と思っても、良さが患者様には伝わりにくい状況です。
ホームページなら、自費診療に関しても内容を充実させられ、患者様のニーズを満たす情報提供の実現につながります。
分析ツールを用いた数値の可視化により、効率的な集患対策が期待できる
Googleが提供するツールに、Google Analytics、Google Search Consoleなどがあります。
Google Analyticsはアクセス解析サービスであり、ユーザーがホームページにたどり着いた経路や、ホームページ内でどのような動きをしたのかを明らかにできます。
一方、Google Search Consoleでは、ユーザーが調べた検索ワードで表示される病院のホームページの平均掲載順位を把握できます。
また、表示回数・クリック数・クリック率の確認も可能です。
Google AnalyticsとGoogle Search Consoleを連携させると、ホームページを訪れるユーザーの行動からSEOの課題を発見し、検索順位やアクセス数を伸ばすうえで必要な対策を打ち出せます。
コンテンツやブログ記事などを強化し、より効率的な集患の実現が期待できるのです。
コストをかけない求人を実現
病院のホームページで採用に関するページを設ければ、ページを閲覧した求職者の直接応募を可能にします。
求人サイトへの掲載料やエージェントへの紹介手数料がかからず、コストを削減した求人の実現が期待できます。
病院のホームページに掲載すべき情報は何か?
病院の基本情報
基本情報には、病院名に住所や電話番号、診療時間や休診日などが挙げられます。
各種SNSで病院の公式アカウントがある場合は、こちらの掲載もオススメです。
また、休診日が記されたカレンダーの用意も、患者様が休診日をすぐに把握できる手段の1つです。
病院の診療方針(コンセプト)
「初めての方へ」「病院紹介」などのページを設け、病院の理念やコンセプト、特徴などを記載しましょう。
初めての方は、緊張や不安が特に強いことが予想されます。
事前に病院への理解を少しでも深められるほうが、患者様の安心にもつながります。
院長挨拶をはじめとするスタッフ紹介
病院の理念やコンセプトなどを理解できても、医師やスタッフの人物像が見えなければ、患者様の不安は残ったままです。
院長だけでも顔写真を新たに撮影し、スタッフ紹介のページへの掲載がおすすめです。
スタッフは必ずしも顔出しする必要はありません。
集合写真またはイラスト、もしくは顔出しはせず氏名のみというケースが多いようです。
病院で提供できる治療内容
治療内容は一般的に「診療案内」というタイトルから、各治療の詳しい内容を確認できるようなページの構成になっています。
提供できる治療の概要や特徴、治療のこだわりなどを掲載しましょう。
これにより、症状や問題の解決に必要なことについて、患者様自身の理解が深まります。
Web予約
Web予約システムの構築は、患者様側と病院側の双方にメリットがあります。
患者様側は、自分の好きなタイミングで予約が取れます。
一方、病院側であれば、営業時間内の予約に関する電話対応が不要になり、業務に集中しやすい職場環境を整備できます。
病院の内観写真
外観から内観を想像できる機会はさほど多くありません。
ホームページ上で内観を知るには、画像や動画などの手段があります。
ここで重要なのはクオリティーの高さです。
近年はスマートホンのカメラも高機能化していますが、撮影可能なレベルには限界があります。
また、より良い写真には、画像を編集する技術も必要ですから、高品質な機材や高い画像編集技術を持つプロカメラマンに撮影を依頼するほうが無難です。
病院がホームページを作る際に重視したいポイントは?
ホームページ制作会社の専門性
ホームページ制作会社は全国に10,000社以上あるといわれ、強みも会社ごとにそれぞれ異なります。
病院のニーズに合うサイトづくりには、「医療」に特化したホームページ制作会社がおすすめです。
なぜなら、病院サイトの豊富な制作実績をはじめ、医療に関する知見もあり、病院のニーズに寄り添った提案が期待できるからです。
サポート体制が充実したホームページ制作会社であるか
ホームページは作ったら終わりではありません。
システムの更新やSEO対策、Webマーケティングのさまざまな施策など、公開後は何よりも「運用」が大切です。
しかし、なかには、ホームページ作りきりという制作会社もあります。
そのため、運用は病院側で行うか、新たに運用をしてくれる業者を探さなければなりません。
「無料」のホームページ制作には注意を!
無料でホームページを作成できる場合があります。
費用をかけずに病院の情報を打ち出せると思いがちですが、決してそうとも限りません。
ドメインは「.com」「.jp」といった独自ドメインではなく、指定された共通ドメインになってしまいます。
せっかくホームページという形があるにもかかわらず、信頼性に欠けます。
また、デザインや機能性に限りがあり、理想のホームページから程遠くなるかもしれません。
ホームページ内には広告が掲載され、セキュリティ対策も万全とは限らず、さまざまなリスクが考えられるのです。
まとめ
ホームページのあるメリットは大きく、病院の今後を支える1つの土台になるともいえます。
ただし、納得のいくホームページをめざすには、制作会社選びが大切です。
当社ゼロメディカルは、「医療」に特化したホームページ制作会社として、多くの病院さまに貢献し続けてまいりました。
制作から公開後の運用まで、自社で一貫したサポート体制が整っており、広告戦略(SEOやリスティングなど)にも対応が可能です。
ホームページに関するお悩みやご要望などは、資料請求やメールフォームよりお問い合わせください。
これまでに、全国で2000件を超える制作・集客の経験を生かし、医療分野の最新情報と実践的な経営戦略をご提供します。
ミッションは、医療業界のプロフェッショナルに、専門性と実績に基づく知識と最新情報を届けること。医療の専門家が直面する挑戦に対応し続け、業界全体の発展をサポートします。