【専門家の方へ】記事監修の重要性と監修者のメリット
2017年1月、国内最大級の記事作成特化型クラウドソーシングサービス(記事代行サービス)を運営するウィルゲートは、各分野の専門家が記事を監修する新たなサービスを開始し、情報メディアを運営する幅広い業者の関心を集めました。
インターネット上に情報があふれている今、生き残りをかけて【情報の価値の高さ】の重要性が日に日に高まっています。
いかに付加価値を高めるか、という戦略を組み立てる中で注目を集めているのが「専門家の視点を取り入れる」記事監修です。
記事監修とはどのような仕組みなのでしょうか。
そして、記事監修に協力する専門家にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ネットリテラシーの必要性を求める声が高まる中、急激に需要が伸びている『記事監修』について解説します。
Contents
なぜわざわざ記事を監修するのか
記事監修とは、専門的な知識を持った人が記事の内容が正確であるかを確かめ、間違っている場合は修正を加えたり、専門家の視点から独自の情報を加筆することで記事の有益性・価値を高める行為のことを言います。
そもそもライター自身が十分な知識や資格をもった専門家であれば監修作業は必要なく、表記の校正さえできていれば問題ありません。
現に旅行ルポや建築批評など、書き手がその道のプロだという記事は世の中に数多く見られます。
ところが、ことに医学・薬学分野に精通したライターは数が限られ、執筆を依頼するとなると高額な原稿料が必要になります。
多くの場合、情報メディアを運用する編集部には、書くことを専門にしているライターこそいますが、有資格者は所属していません。
そこで、専門家ではないライターがある程度調べて形にした文章を、第三者の専門家に修正・加筆してもらうことで、正確で価値の高い記事を製作しようという需要が生まれているのです。
専門家による記事監修は2パターン
・専門家ではないライターが記事を執筆。後日、専門家がその記事を修正・加筆。
・ライターと専門家が打ち合わせを重ねながら共同で記事を執筆。
ライターがしっかり調べれば済む問題なのではないか?
当然、そういう疑問が生じます。
しかし、ライター任せにしてしまい大きな問題に発展したケースがあります。
1週間ほどワイドショーの話題を独占し、日本中を騒がせた『WELQ問題』です。
『WELQ問題』の本質は情報リテラシー
2016年、情報大手DeNAが運営する総合医療サイト『WELQ』が突然閉鎖されました。
『WELQ』はそれ以前、もっとも多くの国民が健康情報を確認するまとめサイトとして常に検索結果の上位に君臨。絶大な影響力をもつ医療系メディアでした。
そんな人気サイトに批判が集中し、閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれたのです。
やり玉に挙げられたのは2つの問題点でした。
WELQの問題点は2つ
・ほかのサイトからの不当な引用・盗作
・医学的に根拠のない、問題のある記事内容
毎日大量の記事を投稿して利用者の数を伸ばそうとしたWELQの編集部は、不特定多数の外部ライターを集め、多数の記事を書かせていました。
つくられた記事は専門家に監修されることはなく、医学的に根拠のない記事や、内容を鵜呑みにして実践するとかえって健康被害が出かねないような記事がそのまま掲載されてしまったのです。
WELQは利用者の数が多いこと、そして健康被害が出かねない医療系メディアであったことから、事態を重く見た東京都福祉保健局が調査に乗り出し、ついに閉鎖される事態に追い込まれてしまったのです。
『WELQ問題』はこちらの記事でも詳しく論じています。
興味がある方は参考にどうぞ。
関連記事:医療系情報サイトが大量閉鎖!問題点は何?
『WELQ問題』からわかるように、大切なことは記事の【数】ではなく【質】。
インターネットユーザー(読者)の立場に立ち、真に価値のある情報を提供することが今、求められているのです。
記事監修のメリット
記事監修で得をするのはメディアを運営する私たちだけではありません。
もちろん、記事を監修していただける先生方にもメリットがあります。
記事監修の主なメリット
1.インターネットユーザー(読者)に、有益な情報を提供できる
専門家が思っている以上に、一般市民は正確な情報を持っていません。
なおかつ、皆正しい情報に飢えています。
社会貢献という観点で情報を発信することが出来ます。
2.質の良い記事を監修することで、患者からの信頼度が高まる
記事には必ず監修者の先生の名前、所属しているクリニックが表示されます。
一方、通常ライターは表示されないか、文末に小さく添えられる程度のため、
一般読者はまるで専門家自身が記事を書いたような錯覚に陥ります。
監修した記事が、特に需要がある質の高い物であればあるほど、
読者からの信頼が高まり、新たな集患につながります。
3.多くの人が見るメディアで持論が展開できる
自院HPよりもアクセス数が多い総合情報メディアで自分の考えを発信できます。
より広く、自分の知見を発信したいと考えている方にはピッタリの機会でしょう。
まとめ
ゼロメディカルでは新たな集患を発掘するシステム作りの一環として、『true diet』『肩らっく』といった情報メディアを運営しており、その記事を監修していただける先生を募集しています。
渡された記事の校正だけにとどまらず、比較的自由に先生の意見を取り入れて書き直すことが可能です。
記事監修という仕事に興味を持たれた方、ご協力いただけるという方、ぜひご連絡ください。
これまでに、全国で2000件を超える制作・集客の経験を生かし、医療分野の最新情報と実践的な経営戦略をご提供します。
ミッションは、医療業界のプロフェッショナルに、専門性と実績に基づく知識と最新情報を届けること。医療の専門家が直面する挑戦に対応し続け、業界全体の発展をサポートします。