AGA治療で使用する薬の種類と効果・副作用について

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AGA治療で使用する薬の種類と効果・副作用について

「最近、抜け毛が増えてきた気がする」「生え際が後退してきた」と感じている方は多いのではないでしょうか。

AGA(男性型脱毛症)は、日本人男性の約30%に見られる進行性の脱毛症です。放置すると徐々に薄毛が進行していきますが、適切な治療薬を使用することで進行を抑えたり、発毛を促したりすることが期待できます(効果には個人差があります)。

AGA治療薬には大きく分けて「抜け毛を防ぐ薬」と「発毛を促す薬」の2種類があり、それぞれ異なるアプローチで薄毛にアプローチします。

本記事では、AGA治療薬の種類や効果、副作用について医学的根拠に基づいて詳しく解説します。自分に合った治療薬を選ぶための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • AGA治療薬は「守り(抜け毛防止)」と「攻め(発毛促進)」の2種類に分類される
  • フィナステリドデュタステリドは抜け毛を防ぎ、ミノキシジルは発毛を促す効果がある
  • 治療薬は医師の診断のもと、自分の薄毛の進行度や体質に合わせて選択することが重要
  • 結論:AGA治療は早期開始が効果的であり、まずは医師に相談して自分に合った治療薬を見つけることが大切です。
この記事の監修者
監修者 原 征弘の写真

原 征弘
株式会社ゼロメディカル 代表取締役

2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。

本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。

目次

AGA治療薬は「守り」と「攻め」の2種類|まずは基本を理解しよう

AGA治療薬を理解するうえで、まず押さえておきたいのが「守り」と「攻め」という考え方です。AGAの治療では、抜け毛を防ぐ「守り」の薬と、新しい髪を生やす「攻め」の薬を組み合わせることで、より効果的な治療が期待できます。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)でも、複数の治療法を組み合わせたアプローチが推奨されています。

抜け毛を防ぐ「守り」の治療薬

「守り」の治療薬とは、AGAの原因となる男性ホルモンの働きを抑えて、これ以上の抜け毛を防ぐ薬のことです。代表的なものにフィナステリド(商品名:プロペシア)とデュタステリド(商品名:ザガーロ)があります。

AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロン5α還元酵素という酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換され、このDHTが毛根に悪影響を与えることで発症します。守りの治療薬は、この5α還元酵素の働きをブロックすることで、DHTの生成を抑制し、抜け毛の進行を食い止めます。

守りの治療薬は内服薬(飲み薬)として処方され、毎日1錠服用することで効果を発揮します。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、フィナステリドとデュタステリドはともに推奨度Aとされており、AGA治療の第一選択として広く使用されています。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

発毛を促す「攻め」の治療薬

「攻め」の治療薬とは、頭皮の血流を改善したり毛母細胞を活性化したりすることで、新しい髪の成長を促す薬のことです。代表的なものがミノキシジルで、外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)の2種類があります。

ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発されましたが、服用していた患者さんに発毛効果が見られたことから、AGA治療薬として活用されるようになりました。血管を拡張して頭皮への血流を増やすとともに、毛母細胞に直接働きかけて発毛を促進する効果があります。

攻めの治療薬は、すでに細くなってしまった髪を太く成長させたり、休眠状態にある毛根から新しい髪を生やしたりする効果が期待できます。守りの治療薬で抜け毛を防ぎながら、攻めの治療薬で発毛を促すという組み合わせが、多くのクリニックで採用されている標準的な治療アプローチです。

抜け毛を防ぐ内服薬|フィナステリドとデュタステリドの違い

守りの治療薬として使用されるフィナステリドとデュタステリドは、どちらも5α還元酵素阻害薬に分類されますが、作用の仕方や効果に違いがあります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った治療薬を選ぶことが大切です。

フィナステリド(プロペシア)の効果と特徴

フィナステリドは、1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)で承認され、日本では2005年に厚生労働省から承認を受けたAGA治療薬です。商品名「プロペシア」として知られており、世界で最も広く使用されているAGA治療薬の一つです。

作用の仕組み

フィナステリドは、5α還元酵素のうちII型を選択的に阻害します。5α還元酵素にはI型とII型があり、II型は主に前頭部や頭頂部の毛包に多く存在しています。フィナステリドはこのII型酵素をブロックすることで、AGAの原因となるDHTの生成を抑制します。

1日1回1mgを服用することで、血中のDHT濃度を低下させ、毛根へのダメージを軽減します。

効果が出るまでの期間

フィナステリドの効果を実感するまでには、一般的に3〜6ヶ月程度の継続服用が必要です。これは、髪の毛の成長サイクル(ヘアサイクル)が関係しています。髪の毛は成長期・退行期・休止期というサイクルを繰り返しており、治療によって改善された毛根から新しい髪が成長するまでに時間がかかるためです。

臨床試験では、フィナステリドを1年間服用した患者の約90%で抜け毛の進行が抑制され、約60%で発毛効果が認められたと報告されています。継続することで効果が高まる傾向があるため、最低でも6ヶ月〜1年は継続することが推奨されています。

出典:PMDA:プロペシア錠添付文書

デュタステリド(ザガーロ)の効果と特徴

デュタステリドは、2015年に日本で承認されたAGA治療薬で、商品名「ザガーロ」として処方されています。フィナステリドよりも後発の治療薬ですが、より強力な効果が期待できるとされています。

フィナステリドとの違い

デュタステリドの最大の特徴は、5α還元酵素のI型とII型の両方を阻害できる点です。フィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは両方の酵素を阻害するため、DHT生成をより強力に抑制することができます。

臨床試験では、デュタステリドはフィナステリドと比較して約1.6倍の発毛効果があったとする報告もあります。また、JAMA Dermatology誌に掲載されたネットワークメタ解析(2022年)では、24週後の総毛数改善においてデュタステリド0.5mgが最も効果的であったと報告されています。

出典:JAMA Dermatology:Relative Efficacy of Minoxidil and 5-α Reductase Inhibitors

こんな人におすすめ

デュタステリドは、フィナステリドで十分な効果が得られなかった方や、より積極的な治療を希望する方に適しています。また、薄毛がある程度進行している方や、より強力な効果を求める方にもおすすめです。

効果が強い分、副作用の発生率もやや高い傾向があります

医師と相談のうえで選択することが大切です。

出典:PMDA:ザガーロカプセル0.5mg添付文書

フィナステリドとデュタステリドの比較表

項目フィナステリド(プロペシア)デュタステリド(ザガーロ)
阻害する酵素5α還元酵素II型のみ5α還元酵素I型・II型の両方
DHT抑制率約70%約90%
日本での承認年2005年2015年
用法用量1日1回1mg1日1回0.5mg
効果発現までの期間3〜6ヶ月3〜6ヶ月
半減期約4時間約2週間
ガイドライン推奨度A(強く勧める)A(強く勧める)
費用目安(月額)4,000〜8,000円程度8,000〜12,000円程度

どちらの治療薬も日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)で推奨度Aとされており、AGA治療の標準的な選択肢です。初めてAGA治療を始める方はフィナステリドから開始し、効果が不十分な場合にデュタステリドへの変更を検討するケースが多いです。

発毛を促すミノキシジル|内服薬と外用薬どちらを選ぶ?

ミノキシジルは発毛を促す「攻め」の治療薬として、外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)の2つの形態があります。それぞれ効果や副作用のプロファイルが異なるため、自分の状況に合った形態を選ぶことが重要です。

ミノキシジル外用薬(塗り薬)の効果

ミノキシジル外用薬は、1988年にFDAで承認され、日本でも市販薬(リアップなど)として購入できる発毛剤です。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度Aとされており、男性・女性ともに使用できる治療薬です。

外用薬は頭皮に直接塗布するため、気になる部分にピンポイントで使用できるのが特徴です。1日2回、朝と夜に塗布するのが一般的な使用方法で、男性用は5%濃度、女性用は1%濃度の製品が主流となっています。

外用薬の効果としては、頭皮の血管を拡張して血流を改善することで、毛母細胞への栄養供給を促進します。また、毛母細胞に直接作用して細胞分裂を活性化させる効果もあるとされています。効果を実感するまでには通常4〜6ヶ月程度かかり、継続使用が重要です。

出典:FDA:Men’s Rogaine NDA Package

ミノキシジル内服薬の効果と注意点

ミノキシジル内服薬は、外用薬よりも強力な発毛効果が期待できるとされています。体内から作用するため、頭皮全体に効果が及びやすく、より広範囲の薄毛に対応できるのが特徴です。

ミノキシジル内服薬はAGA治療目的では国内未承認です

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度Dとされていますが、2025年現在、多くのAGAクリニックでは発毛プランの一環として処方されており、実臨床では広く使用されています。

1,404名を対象とした多施設研究(2021年)では、ミノキシジル内服薬による副作用発生率は比較的低く、最も多い副作用は多毛症(15.1%)でした。副作用による治療中止率は1.2%と報告されています。

内服薬は全身に作用するため、むくみや動悸、多毛などの副作用が出やすい傾向があります。

使用する場合は、必ず医師の管理下で定期的な検査を受けながら進めることが重要です。

出典:J Am Acad Dermatol:Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss

外用薬と内服薬の使い分け

項目ミノキシジル外用薬ミノキシジル内服薬
使用方法頭皮に直接塗布(1日2回)錠剤を服用(1日1回)
効果の範囲塗布部位に限定頭皮全体に作用
効果の強さマイルド強力
主な副作用頭皮のかゆみ・かぶれむくみ・動悸・多毛
国内承認状況承認済み(市販可)AGA治療目的では未承認
ガイドライン推奨度A(強く勧める)D(行うべきではない)
おすすめな人初めての方、副作用が心配な方外用薬で効果不十分な方
費用目安(月額)5,000〜8,000円程度3,000〜10,000円程度

AGA治療が初めての方や副作用が心配な方は、まず外用薬から始めることをおすすめします。外用薬で効果が不十分な場合や、より積極的な発毛を希望する場合は、医師と相談のうえで内服薬の使用を検討するとよいでしょう。外用薬と内服薬を併用することで、相乗効果が期待できるケースもあります。

AGA治療薬の副作用|知っておきたいリスクと対処法

AGA治療薬は多くの方に効果が期待できる一方で、副作用のリスクもあります。治療を始める前に、起こりうる副作用について正しく理解しておくことが大切です。副作用の多くは服用を中止すれば改善しますが、事前に知識を持っておくことで安心して治療に臨めます。

フィナステリド・デュタステリドの副作用

フィナステリドとデュタステリドは、どちらも男性ホルモンに作用する薬のため、性機能に関連した副作用が報告されています。

主な副作用:性欲減退、勃起不全(ED)、射精障害

添付文書によると、フィナステリドでは性欲減退が1.1%、勃起不全が0.7%の頻度で報告されています。デュタステリドでは性欲減退が3.9%、勃起不全が4.3%、射精障害が1.0%と報告されており、フィナステリドよりやや頻度が高い傾向があります。

その他の副作用として、肝機能障害、乳房の張り・痛み、抑うつ症状などがまれに報告されています。これらの副作用は服用を中止することで多くの場合改善しますが、気になる症状が現れた場合は早めに医師に相談することが重要です。

フィナステリド・デュタステリドは女性への処方は禁忌とされており、特に妊娠中の女性は薬剤に触れることも避ける必要があります。

出典:PMDA:プロペシア錠添付文書

ミノキシジルの副作用

ミノキシジル外用薬の主な副作用は、頭皮のかゆみ、発赤、かぶれなどの局所症状です。頭皮に直接塗布するため、アレルギー反応や接触性皮膚炎が起こることがあります。これらの症状が出た場合は、使用を中止して皮膚科を受診しましょう。

ミノキシジル内服薬では、全身性の副作用が起こる可能性があります。

内服薬の主な副作用:多毛症、むくみ、動悸、頭痛

多毛症は腕や顔など頭髪以外の部分の毛が濃くなる症状で、ミノキシジル内服薬で最も多く見られる副作用です。

また、ミノキシジルはもともと血圧を下げる薬として開発されたため、低血圧やめまい、動悸などの循環器系の症状が出ることもあります。心臓に持病がある方や高血圧・低血圧の治療中の方は、必ず医師に相談してから使用を検討してください。

副作用が出たときの対処法

AGA治療薬を使用していて副作用と思われる症状が出た場合は、以下の手順で対処することをおすすめします。

  1. 症状を記録する:いつから、どのような症状が出たかをメモしておく
  2. 自己判断で中止しない:症状が軽度であれば、まず処方医に相談する
  3. 医師に連絡する:症状を伝え、継続・減量・中止の判断を仰ぐ
  4. 緊急性の高い症状は速やかに受診:胸痛、息切れ、強いむくみなどがあればすぐに医療機関を受診

多くの副作用は、薬の減量や中止によって改善します。性機能に関する副作用についても、服用を中止すれば数週間〜数ヶ月で回復するケースがほとんどです。副作用を恐れて治療を諦めるのではなく、医師と相談しながら自分に合った治療法を見つけることが大切です。

自分に合ったAGA治療薬の選び方|4つのポイント

AGA治療薬にはさまざまな種類があり、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。自分に最適な治療薬を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、治療薬選びの4つのポイントを解説します。

薄毛の進行度で選ぶ

AGA治療薬の選択は、薄毛の進行度によって異なります。初期の段階で抜け毛が気になり始めた程度であれば、まずはフィナステリドなどの守りの治療薬で進行を抑えることが基本です。

薄毛がある程度進行している場合は、守りの治療薬に加えてミノキシジルなどの攻めの治療薬を併用することで、より効果的な治療が期待できます。進行度の判断は自己判断が難しいため、専門医の診察を受けることをおすすめします。

副作用のリスクを考慮する

治療薬選びでは、副作用のリスクも重要な判断材料です。フィナステリドとデュタステリドでは、デュタステリドの方が効果は強いものの、副作用の頻度もやや高くなる傾向があります。

ミノキシジルについても、外用薬は局所的な副作用が中心ですが、内服薬は全身性の副作用が出やすくなります。副作用に不安がある方は、まずはマイルドな治療薬から始めて、効果を見ながら段階的に治療を強化していく方法もあります。

費用と続けやすさで決める

AGA治療は継続することが重要なため、費用面での続けやすさも考慮しましょう。治療薬の費用は種類によって異なり、先発品とジェネリック医薬品でも価格差があります。

また、通院の頻度や時間的な負担も考慮に入れましょう。オンライン診療に対応したクリニックを選べば、自宅にいながら診察を受けて薬を郵送してもらえるため、忙しい方でも続けやすくなります。

守りから始めて攻めを追加する流れ

AGA治療の一般的なステップアップの流れは以下のとおりです。

AGA治療のステップアップ
  • まずはフィナステリドで抜け毛の進行を抑える(守りの基本)
  • 3〜6ヶ月後、効果を確認して継続または治療内容を見直す
  • 発毛効果を高めたい場合、ミノキシジル外用薬を追加(攻めの追加)
  • さらに効果を求める場合、ミノキシジル内服薬を検討またはフィナステリドからデュタステリドに変更
  • 定期的に経過を確認し、必要に応じて治療内容を調整

いきなり複数の治療薬を使用するよりも、段階的に治療を進めることで、何が効いているか、副作用があるかを判断しやすくなります。医師と相談しながら、自分のペースで治療を進めていきましょう。

AGA治療薬の費用相場|月々いくらかかる?

AGA治療を始める前に、費用の目安を把握しておくことは大切です。

AGAは自由診療のため保険が適用されません

クリニックによって料金が異なりますので、ここでは治療薬ごとの費用目安と、先発薬・ジェネリックの価格差について解説します。

治療薬ごとの費用目安

治療薬月額費用の目安備考
フィナステリド(先発品)7,000〜10,000円プロペシアなど
フィナステリド(ジェネリック)3,000〜6,000円各社ジェネリック
デュタステリド(先発品)10,000〜13,000円ザガーロ
デュタステリド(ジェネリック)6,000〜9,000円各社ジェネリック
ミノキシジル外用薬(5%)5,000〜8,000円市販品含む
ミノキシジル内服薬3,000〜10,000円クリニック処方
予防プラン3,000〜8,000円フィナステリド単剤
発毛プラン8,000〜20,000円複数薬の組み合わせ

上記は一般的な目安であり、クリニックによって料金設定は異なります。初診料や血液検査費用が別途かかるクリニックもあるため、トータルでの費用を確認しておきましょう。また、オンラインクリニックや長期プランを選ぶことで、費用を抑えられる場合もあります。

先発薬とジェネリックの価格差

フィナステリドやデュタステリドには、先発品とジェネリック医薬品(後発品)があります。ジェネリック医薬品は先発品と同じ有効成分を含み、効果や安全性は同等とされていますが、価格は先発品の30〜50%程度に抑えられていることが多いです。

たとえば、プロペシア(先発品)が月額約8,000〜10,000円なのに対し、フィナステリドのジェネリックは月額約3,000〜6,000円で処方されることが一般的です。年間で考えると数万円の差になるため、長期継続を考えるとジェネリック医薬品を選択するメリットは大きいといえます。

ジェネリック医薬品を希望する場合は、診察時に医師に相談してみましょう。多くのクリニックでは、希望に応じてジェネリック医薬品を処方してもらえます。

AGA治療薬を処方してもらえるおすすめクリニック5院

AGA治療薬は医師の処方が必要です。ここでは、AGA治療に対応しているおすすめのクリニックを5つ紹介します。オンライン診療に対応したクリニックも多いため、忙しい方でも自宅から手軽に治療を始められます。

DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックの公式HP
DMMオンラインクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド1mg
2,097円(税込)~/月
発毛プランフィナステリド1mg+ミノキシジル5mg
初回1ヶ月あたり:1,861円(税込)/月
※発毛ライトプラン12か月プランで(クーポンコード:docaga)を適用した場合
診察費0円
オンライン診療オンライン診療クリニック
診察料:0円

送料:550円

診察時間:24時間
治療内容内服薬・外用薬・サプリメント・ヘアケア
保証内容全額返金保証(らくらく定期便1ヶ月ごとで決済し、薬が体に合わなかった場合)
DMMオンラインクリニックのおすすめポイント
  • 24時間オンライン診療に対応
  • クーポンコードキャンペーンがある
  • 全額返金保証がある

DMMオンラインクリニックは、DMMが運営するAGA治療サービスです。24時間診療に対応しており、深夜や早朝でも診察を受けられるのが大きな特徴です。

予防プラン(フィナステリド)は月額2,097円〜、発毛プラン(フィナステリド+ミノキシジル)は月額1,861円〜と、業界でもトップクラスの低価格を実現しています。12ヶ月プランなど長期プランを選ぶことで、さらにお得に治療を続けられます。DMMグループという大手企業の運営による安心感があり、初めてAGA治療を始める方にもおすすめです。

クリニックフォア

クリニックフォアのホームページ画像
クリニックフォアの基本情報
予防プランフィナステリド
初回1か月あたり:1,049円(税込)/月
※12ヶ月まとめて定期にキャンペーン(クーポンコード:YOBO2024C)を適用した場合
発毛プランフィナステリド+ミノキシジル合剤
初回1か月あたり:1,851円(税込)/月
※12ヶ月まとめて定期にキャンペーン(クーポンコード:AGA2024C)を適用した場合
診察費0円
※処方がない場合:1,650円
オンライン診療基本オンライン診療
診察料:0円
※処方がない場合:1,650円

送料:550円

診察時間:7:00〜24:00
治療内容内服薬・外用薬・サプリメント
保証内容全額返金保証(治療開始後どうしても薬が体に合わなかった場合)
※単品1ヶ月、単品3ヶ月、単品6ヶ月は対象外
クリニックフォアのおすすめポイント
  • キャンペーンコード利用でお得
    (予防プラン:1,049円/月〜・発毛プラン:1,851円/月〜)
  • 定期配送なら単月処方の15%OFFとお得
  • 発毛プランが合剤で1日1錠服用で治療ができる

クリニックフォアは、オンライン診療と対面診療の両方に対応しているクリニックです。全国に10院以上展開しており、オンラインでの診察後に近くの院で対面診療を受けることも可能です。

予防プラン(フィナステリド)は月額1,049円〜、発毛プラン(フィナステリド+ミノキシジル合剤)は月額1,851円〜と、キャンペーンを利用することで非常にリーズナブルな価格で治療を始められます。定期便の割引率が高く、アプリで簡単に予約できる手軽さも魅力です。

AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニック公式サイト
AGAスキンクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド1mg
初回:3,700円(税込)/2回目以降:6,200円(税込)
発毛プランミノキシジル内服薬
12ヶ月プランまとめて:8,400円(税込)
診察費0円
オンライン診療月額定額制プラン(サブスク)
初回はクリニックで診察をする
※札幌院・松山院・高知院・福岡院・小倉院・熊本院・沖縄院限定

診察料:0円
診察時間 :クリニックの診察時間に従う
治療内容内服薬・外用薬・注入治療・自毛植毛・ホームケア
保証内容全額返金保証(6ヶ月後に治療効果がないと認められた場合)
AGAスキンクリニックのおすすめポイント
  • 初回カウンセリング時、血液検査・マイクロスコープ診断が無料
  • 月額3,700円から始められる
  • 初回処方から6ヶ月たっても実感がなければ全額返金保証

AGAスキンクリニックは、全国に60院以上を展開するAGA治療専門のクリニックです。発毛実感率99.4%という高い実績を持ち、投薬治療からメソセラピー、植毛まで幅広い治療オプションを提供しています。

予防プラン(フィナステリド)は初回3,700円・2回目以降6,200円、ミノキシジル内服薬は月額8,400円(12ヶ月プラン)から処方を受けられます。全額返金保証制度もあり、効果に不安がある方でも安心して治療を始められます。夜22時まで診療している院もあり、仕事帰りに通いたい方にも便利です。

イースト駅前クリニック

イースト駅前クリニックの公式HP画像
イースト駅前クリニックの基本情報
予防プランフィナステリド(国内正規薬)
1ヶ月限定プラン:1,650円(税込)
発毛プランフィナステリド(国内正規薬)+ミノキシジル内服薬
6ヶ月分まとめて処方で35,670円(税込)
※1ヶ月あたり5,945円
診察費0円
オンライン診療初診からオンライン診療ができる

診察料:0円
※処方のない場合:3,300円

送料:1,100円
※AGA治療の全プラン 1万円以上で送料無料

診察時間:月〜金:10:00~21:00 土日祝:10:00~17:30

休診日:なし
治療内容内服薬・外用薬
保証内容
イースト駅前クリニックのおすすめポイント
  • トライアルプランで初月安価で始められる
  • 対面診療は予約不要 10分の診察で治療薬を受け取れる
  • オンライン診療は初回から来院不要

イースト駅前クリニックは、全国42院を展開する男性専門クリニックです。その名のとおり、すべての院が駅から近い好立地にあり、通いやすさが魅力です。

予防プランは月額1,650円〜、発毛プランは月額5,945円〜と、リーズナブルな価格設定となっています。予約から処方までがスピーディーで、忙しいビジネスマンにも人気があります。オンライン診療にも対応しており、2回目以降は自宅で診察を受けることも可能です。

AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニック公式サイト
AGAヘアクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド
初月:1,800円(税込)/2ヶ月目以降3,600円(税込)
発毛プランフィナステリド+ミノキシジル
初月10,800円(税込)/2ヶ月目以降12,600円(税込)
診察費0円
オンライン診療初診からオンライン診療ができる

診察料:0円

送料:520円/回

診察時間 :10:00〜20:00
治療内容内服薬・外用薬・検査
保証内容全額返金保証(治療効果が認められなかった場合)
AGAヘアクリニックのおすすめポイント
  • 実感がなければ全額返金保証が利用できる
  • 予防プランは初月1,800円
  • 対面診療よりオンライン診療の方が安い治療薬がある

AGAヘアクリニックは、全国13院を展開するAGA専門クリニックです。診療時間が10:00〜22:00と長く、仕事や学校の後でも通院しやすいのが特徴です。

予防プラン(フィナステリド)は初回1,800円・2回目以降3,600円〜、発毛プラン(フィナステリド+ミノキシジル)は初回10,800円・2回目以降12,600円〜となっています。専用アプリで治療効果を可視化できるサービスがあり、自分の変化を実感しながら治療を続けられます。初月1,800円からという始めやすい価格設定も魅力です。

よくある質問(Q&A)

AGA治療薬は一生飲み続ける必要がある?

AGAは進行性の脱毛症であるため、基本的には治療薬を継続的に使用する必要があります。服用を中止すると、再びDHTの影響を受けて薄毛が進行していく可能性が高いです。ただし、ある程度改善した後は薬の量を減らしたり、維持療法に切り替えたりすることも可能です。治療の継続については、医師と相談しながら決めていくとよいでしょう。

市販の育毛剤と処方薬の違いは?

市販の育毛剤は、頭皮環境を整えたり血行を促進したりする成分が配合されていますが、AGAの根本的な原因であるDHTには作用しません。一方、医師が処方するフィナステリドやデュタステリドはDHTの生成を抑制するため、AGAに対する科学的な効果が認められています。市販のミノキシジル配合発毛剤(リアップなど)は効果が期待できますが、処方薬のほうが濃度や組み合わせを調整できるメリットがあります。

個人輸入で買っても大丈夫?

海外からの個人輸入でAGA治療薬を購入することは、リスクが高いためおすすめできません。個人輸入薬は偽造品や品質に問題のある製品が混入している可能性があり、健康被害を受けるリスクがあります。また、万が一副作用が起きた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。安全に治療を続けるためにも、必ず医療機関で処方を受けるようにしましょう。

効果が出るまでどれくらいかかる?

AGA治療薬の効果を実感するまでには、通常3〜6ヶ月程度かかります。これは髪の毛の成長サイクルが関係しており、治療によって改善された毛根から新しい髪が生えてくるまでに時間が必要だからです。最初の1〜2ヶ月は「初期脱毛」といって一時的に抜け毛が増えることもありますが、これは古い弱った毛が新しい健康な毛に生え変わるサインです。効果を正しく判断するためにも、最低6ヶ月は継続することが推奨されています。

女性でもAGA治療薬は使える?

女性の薄毛(FPHL:女性型脱毛症)の治療には、ミノキシジル外用薬が使用できます。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)でも、女性に対するミノキシジル外用薬は推奨度Aとされています。ただし、フィナステリドやデュタステリドは女性への使用が禁忌とされています。特に妊娠中または妊娠の可能性がある女性は、これらの薬剤に触れることも避ける必要があります。女性の薄毛でお悩みの方は、女性の治療に対応したクリニックを受診しましょう。

個人輸入薬には偽造品や健康被害のリスクがあります

出典:厚生労働省:医薬品等の個人輸入について

まとめ

AGA治療薬は、「守り」の薬(フィナステリド、デュタステリド)で抜け毛を防ぎ、「攻め」の薬(ミノキシジル)で発毛を促すという2つのアプローチがあります。これらを単独で、または組み合わせて使用することで、多くの方が薄毛の改善を実感しています。

治療薬の選択は、薄毛の進行度、副作用への懸念、費用、ライフスタイルなど、さまざまな要素を考慮して決める必要があります。特に初めてAGA治療を始める方は、守りの治療薬から始めて、効果を見ながら段階的に治療を強化していくアプローチがおすすめです。

AGA治療は継続が重要であり、効果を実感するまでには3〜6ヶ月程度かかることを理解しておきましょう。また、副作用のリスクもゼロではないため、必ず医師の診断を受けて、定期的に経過を確認しながら治療を進めることが大切です。

本記事でご紹介した治療法の効果には個人差があります

ご自身に合った治療薬を選択するためにも、まずは専門のクリニックで医師に相談してみてください。オンライン診療に対応したクリニックも増えており、自宅から手軽に診察を受けられます。早期に治療を始めることで、より高い効果が期待できますので、薄毛が気になり始めたら、まずは一歩を踏み出してみましょう。

この記事の監修者
監修者 原 征弘の写真

原 征弘
株式会社ゼロメディカル 代表取締役

2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。

本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。

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