植毛の方法を徹底比較|自毛・人工毛の違いと選び方

【PR】CLINICFORの情報提供元 CLINICFOR
植毛の方法を徹底比較|自毛・人工毛の違いと選び方

「植毛に興味があるけど、どんな方法があるんだろう」「自毛植毛と人工毛植毛って何が違うの?」と疑問に思っていませんか。

植毛は薄毛治療の中でも効果が期待できる方法のひとつですが、術式や費用、リスクなど、事前に知っておくべきことがたくさんあります。

この記事では、植毛の基本的な仕組みから、自毛植毛・人工毛植毛の違い、FUT法やFUE法といった具体的な術式、費用相場、メリット・デメリットまで、植毛を検討している方が知りたい情報を網羅的に解説します。

結論からお伝えすると、現在の植毛治療では自毛植毛が主流であり、日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)でも推奨度Bとされています。

人工毛植毛は拒絶反応のリスクがあり推奨度D

選択には慎重な判断が必要です。

植毛は一度の施術で長期的な効果が期待できる治療法ですが、費用も高額になるため、ご自身に合った術式やクリニックを選ぶことが大切です。

この記事の要約
  • 植毛は自毛植毛が主流で、定着率80〜95%程度が期待できる
  • 術式はFUT法・FUE法が代表的で、傷跡やダウンタイムに違いがある
  • 費用は50万〜300万円程度で、グラフト数や術式により変動する
  • 結論:植毛は薄毛の根本的な解決が期待できる治療法ですが、術式の特徴を理解し、実績のあるクリニックで医師と相談の上で検討することが重要です。
この記事の監修者
監修者 原 征弘の写真

原 征弘
株式会社ゼロメディカル 代表取締役

2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。

本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。

目次

植毛とは?仕組みと基本をわかりやすく解説

植毛について検討を始めると、まず「そもそも植毛ってどんな治療なの?」という疑問が浮かぶ方も多いでしょう。ここでは、植毛の基本的な仕組みと、他の薄毛対策との違いについて解説します。

植毛の仕組み|薄毛部分に毛を移植する治療法

植毛とは、薄毛が気になる部分に毛髪を移植する外科的な治療法です。自分の後頭部や側頭部から採取した毛髪、または人工的に作られた毛を薄毛部分に植え込むことで、見た目の改善を目指します。

AGAの影響を受けにくい後頭部の毛髪は、移植後も元の性質を保つ「ドナードミナンス」という特性があります。そのため、移植した毛髪は生え続けることが期待できるんです。

植毛手術は局所麻酔で行われ、日帰りで受けられるケースがほとんどです。毛髪を採取するドナー部分と、移植する部分(レシピエント部分)の両方を処理するため、手術時間は数時間から半日程度かかります。

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、自毛植毛は推奨度B(行うよう勧める)とされており、医学的にも効果が認められている治療法です。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

育毛・発毛・増毛との違い

薄毛対策には植毛以外にもさまざまな方法があります。それぞれの違いを理解しておくと、自分に合った方法を選びやすくなります。

育毛は、今ある髪を健康に保ち、抜け毛を防ぐことを目的としています。育毛剤やシャンプーなどが代表的ですが、新しい毛を生やす効果は限定的です。

発毛は、医薬品を使って新しい毛髪を生やすことを目指します。フィナステリドミノキシジルなどのAGA治療薬がこれにあたり、継続的な服用・塗布が必要です。

増毛は、既存の毛髪に人工毛を結びつけたり、特殊なシートを頭皮に貼り付けたりする方法です。即効性はありますが、定期的なメンテナンスが必要で、自分の毛髪が生えてくるわけではありません。

植毛は、毛髪そのものを移植するため、一度定着すれば自然に生え続けることが期待できます。ただし、外科手術であるため、費用やダウンタイムの面で他の方法より負担が大きくなります。

植毛が向いている人・向かない人

植毛はすべての薄毛の方に適しているわけではありません。向いている人と向かない人の特徴を整理しておきましょう。

植毛が向いている人

  • 投薬治療を続けているが効果に限界を感じている方
  • 生え際やM字部分など、特定の部位の薄毛が気になる方
  • 一度の治療で長期的な効果を得たい方
  • 後頭部や側頭部に十分なドナー(移植元の毛髪)がある方

植毛が向いていない人

  • 薄毛の進行が著しく、ドナーとなる毛髪が少ない方
  • 頭皮に炎症や感染症がある方
  • 重度の糖尿病や血液疾患がある方
  • 外科手術に対する強い不安がある方

植毛を検討する際は、まずクリニックでカウンセリングを受け、自分が植毛に適しているかどうかを医師に判断してもらうことが大切です。

植毛の種類は2つ|自毛植毛と人工毛植毛の違い

植毛には大きく分けて「自毛植毛」と「人工毛植毛」の2種類があります。現在の日本では自毛植毛が主流ですが、それぞれの特徴を理解した上で判断することが重要です。

自毛植毛の特徴|自分の髪を移植する方法

自毛植毛は、自分の後頭部や側頭部から毛髪を採取し、薄毛部分に移植する方法です。AGAの影響を受けにくい部位の毛髪を使うため、移植後も薄毛になりにくいのが最大のメリットです。

定着率は80〜95%程度が一般的とされており、一度定着した毛髪は自然なヘアサイクルで生え変わり続けます。自分の毛髪なので拒絶反応の心配がなく、見た目も自然な仕上がりが期待できます。

ドナーの毛髪量には限りがある

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度B(行うよう勧める)とされており、十分なエビデンスがある治療法です。ただし、進行度によっては希望する密度を得られない場合もあります。

人工毛植毛の特徴|合成繊維を使う方法

人工毛植毛は、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた人工毛を頭皮に植え込む方法です。ドナー部分の採取が不要なため、自毛植毛が難しいケースでも施術可能という特徴があります。

人工毛は体にとって異物であるため、拒絶反応が起こるリスクがあります。

炎症や感染症、毛の脱落などのトラブルが報告されており、繰り返しのメンテナンスが必要になることも少なくありません。

日本皮膚科学会ガイドラインで推奨度D

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、人工毛植毛は推奨度D(行わないよう勧める)とされています。これは、拒絶反応による合併症のリスクが高いためです。現在の日本では、人工毛植毛を行うクリニックは限られています。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

自毛植毛と人工毛植毛の比較一覧

両者の違いを表にまとめました。植毛を検討する際の参考にしてください。

比較項目自毛植毛人工毛植毛
使用する毛髪自分の後頭部・側頭部の毛合成繊維(ナイロン等)
定着後の持続性半永久的数年で脱落する場合あり
拒絶反応なしあり(炎症・感染のリスク)
メンテナンス基本的に不要定期的に必要
ガイドライン推奨度B(行うよう勧める)D(行わないよう勧める)
ドナーの制限あり(自分の毛髪量に依存)なし
自然さ自然な仕上がり人工的に見える場合あり

安全性と効果の両面から、現在は自毛植毛が推奨される治療法となっています。

自毛植毛の術式4つ|FUT法・FUE法などの特徴と違い

自毛植毛を選択した場合、次に考えるべきは「どの術式を選ぶか」です。術式によって傷跡の残り方やダウンタイム、費用などが異なるため、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。ここでは主要な4つの術式を解説します。

FUT法(ストリップ法)|帯状に採取する方法

FUT法は、後頭部の頭皮を帯状に切り取り、毛包を分離して移植する方法です。「ストリップ法」とも呼ばれています。

一度に大量のグラフトを採取可能

広範囲の薄毛に対応しやすいのがメリットです。また、毛包の切断率が低く、高い定着率が期待できます。顕微鏡を使って丁寧に毛包を分離するため、質の高い移植が可能です。

後頭部に線状の傷跡が残る

傷跡は髪で隠れることがほとんどですが、短髪にしたい方には向いていない場合があります。また、術後の痛みやつっぱり感がFUE法より強い傾向にあります。

FUE法|毛包を1つずつ採取する方法

FUE法は、専用のパンチを使って毛包を1つずつ採取する方法で、線状の傷跡が残らないのが最大の特徴です。

採取部分には直径1mm程度の小さな点状の傷跡が残りますが、時間が経てばほとんど目立たなくなります。短髪を好む方や、ダウンタイムを短くしたい方に人気の術式です。

FUT法より採取に時間がかかる

1回の施術で採取できるグラフト数に限りがあることが挙げられます。また、医師の技術によって採取効率や定着率に差が出やすい術式でもあります。

近年は「ARTAS」などのロボット支援によるFUEも登場しており、採取の精度と効率が向上しています。

ニードル法(Choi式)|植え込みの精度を高める方法

ニードル法は、Choi式植毛ペンを使用して高密度な植毛が可能な方法です。韓国で開発された術式で、毛包の採取から植え込みまでを一連の動作で行います。

毛包へのダメージを軽減できる

従来の方法では、採取した毛包を一度保存してから植え込むため、毛包が体外にある時間(アウトボディタイム)が長くなりがちでした。ニードル法では採取後すぐに植え込めます。

また、植え込み時にスリット(切り込み)を作る必要がないため、出血が少なく、生え際のデザインを細かく調整しやすいというメリットもあります。

対応クリニックが限られ費用が高い傾向

高度な技術を要するため、対応できるクリニックが限られることや、費用が比較的高くなる傾向にあることを理解しておきましょう。

各術式の比較|費用・傷跡・ダウンタイム

各術式の特徴を比較表にまとめました。術式選びの参考にしてください。

比較項目FUT法FUE法ニードル法
採取方法帯状に切り取りパンチで1つずつパンチで1つずつ
傷跡線状(後頭部)点状(目立ちにくい)点状(目立ちにくい)
1回の採取量多いやや少ないやや少ない
ダウンタイム2〜3週間1〜2週間1〜2週間
費用目安比較的安いやや高い高い
向いている人広範囲の薄毛短髪を好む人高密度を求める人

どの術式が最適かは、薄毛の進行度やライフスタイル、予算によって異なります。カウンセリングで医師と相談しながら決めることをおすすめします。

植毛のメリット・デメリット|後悔しないために知っておきたいこと

植毛を検討する際は、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、植毛の長所と短所、そして失敗を防ぐためのポイントを解説します。

植毛のメリット5つ

植毛には、他の薄毛治療にはないメリットがあります。

  • 一度の施術で長期的な効果が期待できる:自毛植毛の場合、定着した毛髪は自然に生え変わり続けるため、基本的にメンテナンスが不要です。
  • 見た目が自然:自分の毛髪を使うため、色や太さ、生え方が周囲の髪と馴染み、不自然さがありません。
  • 日常生活に制限がない:定着後は通常通りシャンプーや整髪ができ、プールや温泉も気にせず楽しめます。
  • 投薬治療との併用が可能:植毛した部分以外のAGA進行を抑えるため、内服薬との併用も可能です。
  • 心理的な負担が軽減される:薄毛の悩みから解放されることで、QOL(生活の質)の向上が期待できます。

植毛のデメリット5つ

一方で、植毛には以下のようなデメリットもあります。

  • 費用が高額:数十万円〜数百万円の費用がかかり、保険適用外のため全額自己負担となります。
  • ショックロスが起こる可能性:手術の刺激により、移植部周辺の既存毛が一時的に抜けることがあります。多くは3〜6ヶ月で回復します。
  • ドナー部分に限りがある:後頭部・側頭部の毛髪量には限界があるため、進行度によっては希望する密度を得られないこともあります。
  • 効果が実感できるまで時間がかかる:移植した毛髪が生え揃うまで、6ヶ月〜1年程度かかります。
  • 傷跡が残る可能性:術式によっては、採取部分に傷跡が残ることがあります。

保険適用外で全額自己負担になる

植毛で失敗しないためのポイント

植毛で後悔しないためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

実績のあるクリニックを選ぶ:植毛は医師の技術によって仕上がりが大きく左右されます。症例数や実績、口コミをしっかり確認しましょう。

複数のクリニックでカウンセリングを受ける:1つのクリニックだけでなく、複数のクリニックで話を聞くことで、自分に合った提案を見極めやすくなります。

過度な期待をしない:植毛は薄毛を改善する有効な方法ですが、元の状態に完全に戻るわけではありません。現実的な期待値を持つことが大切です。

術後のケアを怠らない:移植した毛髪の定着率を高めるためには、術後の指示を守り、適切なケアを行うことが重要です。

将来の進行を見据えて計画を立てる:植毛部分以外のAGAは進行する可能性があるため、投薬治療の併用も含めた長期的な計画を立てましょう。

植毛の費用相場|術式別の料金と長期コスト

植毛を検討する際、費用は大きな判断材料になります。術式やグラフト数によって費用は大きく変わるため、相場感を把握しておくことが重要です。

術式ごとの費用目安

植毛の費用は、基本料金にグラフト単位の料金を加えた形で計算されます。1グラフトには1〜4本程度の毛髪が含まれています。

術式基本料金1グラフトあたり1,000グラフトの目安
FUT法10〜20万円800〜1,200円90〜140万円
FUE法20〜33万円990〜1,650円120〜200万円
ニードル法20〜33万円1,200〜2,200円140〜250万円

必要なグラフト数は薄毛の範囲によって異なります。生え際のみなら500〜1,000グラフト、頭頂部を含む広範囲なら2,000〜3,000グラフト以上必要になることもあります。

植毛と投薬治療の10年間コスト比較

植毛は初期費用が高額ですが、長期的に見ると投薬治療との比較でどうなるのでしょうか。

治療法初期費用月額費用10年間の総額
植毛(1,500グラフト)150〜250万円0円(基本不要)150〜250万円
投薬治療(予防プラン)数千円3,000〜8,000円36〜96万円
投薬治療(発毛プラン)数千円8,000〜20,000円96〜240万円

植毛後も投薬併用が推奨されるケースが多い

長期的に見れば投薬治療と大きな差がない場合もあります。どちらが適しているかは、進行度や予算、ライフスタイルによって異なるため、医師と相談して決めることをおすすめします。

費用を抑える方法|モニター制度や分割払い

高額な植毛費用を少しでも抑えるために、以下の方法を検討してみてください。

モニター制度の活用で割安に

症例写真や体験談の提供を条件に、通常より割安な料金で施術を受けられるクリニックがあります。プライバシーに配慮した対応をしているところもあるので、確認してみましょう。

医療ローン・分割払い:多くのクリニックでは、月々の支払いを抑えられる分割払いに対応しています。金利や総支払額を確認した上で、無理のない計画を立てることが大切です。

キャンペーンの利用:時期によっては特別価格や割引キャンペーンを実施しているクリニックもあります。公式サイトをこまめにチェックしておくとよいでしょう。

必要最小限のグラフト数で計画:一度に大量のグラフトを移植するのではなく、まずは気になる部分から始めて、必要に応じて追加施術を検討する方法もあります。

植毛の流れ|カウンセリングから術後ケアまで

植毛の手術は、カウンセリングから術後のケアまで、いくつかのステップを経て進みます。全体の流れを把握しておくことで、不安を軽減し、スムーズに治療を進められます。

カウンセリング〜手術当日の流れ

植毛の流れを順に見ていきましょう。

  1. カウンセリング・診察:頭皮の状態を確認し、薄毛の進行度や原因を把握します。術式や費用の説明を受け、疑問点を解消しましょう。
  2. 手術日の決定:スケジュールを調整し、手術日を決めます。術前の注意事項(飲酒や喫煙の制限など)についても確認します。
  3. 手術当日(採取):局所麻酔をかけ、ドナー部分から毛包を採取します。FUT法なら帯状に切り取り、FUE法なら1つずつ採取していきます。
  4. 手術当日(移植):採取した毛包を薄毛部分に植え込みます。デザインや密度を確認しながら、1本1本丁寧に移植します。
  5. 術後の説明:帰宅後のケア方法や注意事項について説明を受けます。処方薬や保護用のスプレーなどを受け取ります。

手術は日帰りで行われ、所要時間はグラフト数によって3〜8時間程度です。

術後の経過|ショックロスから生え揃うまで

植毛後、移植した毛髪が生え揃うまでには時間がかかります。術後の経過を時系列で見ていきましょう。

術後1週間:移植部位にかさぶたができます。無理に剥がさないよう注意が必要です。軽い腫れや赤みが出ることもあります。

術後2〜4週間でショックロスが起こる

移植した毛髪が一時的に抜け落ちます。これは正常な経過で、毛包自体は定着しているので心配ありません。

術後3〜4ヶ月:新しい毛髪が生え始めます。まだ細く短い毛が多く、目立った変化を感じにくい時期です。

術後6ヶ月:毛髪が成長し、効果を実感できるようになります。ただし、完成にはまだ時間がかかります。

術後12ヶ月で移植した毛髪がほぼ生え揃い、最終的な結果が見られます。この段階で仕上がりを評価します。

術後のケア方法|シャンプーや運動の制限

移植した毛髪の定着率を高めるためには、術後のケアが非常に重要です。

シャンプー:術後2〜3日は洗髪を控えます。その後も1〜2週間は指示された方法で優しく洗髪し、かさぶたを無理に剥がさないようにしましょう。

運動:術後1週間程度は激しい運動を避けます。血行が良くなりすぎると出血や腫れの原因になることがあります。

術後1週間は飲酒・喫煙を控える

特に喫煙は血流を悪くし、定着率に影響する可能性があります。

帽子・ヘルメット:術後しばらくは移植部を圧迫しないよう、締め付けの強い帽子やヘルメットは避けます。

日焼け:頭皮への紫外線は避け、外出時は通気性の良い帽子などで保護します。

クリニックから渡される術後の注意事項をしっかり守り、不安なことがあればすぐに相談することが大切です。

植毛を検討中の方におすすめのAGAクリニック5院

植毛を受けるクリニック選びは、治療の成功を左右する重要なポイントです。ここでは、植毛治療で実績のあるクリニックを5院ご紹介します。

親和クリニック|MIRAI法など独自術式が豊富

親和クリニックの基本情報
予防プラン
発毛プラン高密度自毛植毛  MIRAIミライ 法
基本治療費用:220,000円/回
グラフト費用:990円/株

高密度自毛植毛  NC-MIRAIミライ 法
基本治療費用:330,000円/回
グラフト費用:2,200円/株

高密度自毛植毛  United-MIRAIミライ 法
基本治療費用:275,000円/回
グラフト費用:990円/株〜
診察費0円
オンライン診療
治療内容自毛植毛
保証内容
親和クリニックのおすすめポイント
  • 「MIRAI法」によるメスを使わない毛根採取による自毛植毛
  • AGAの投薬治療も行っている
  • 自毛植毛に関しては交通費補助がある

親和クリニックは、自毛植毛を専門とするクリニックです。独自開発の「MIRAI法」「NC-MIRAI法(刈り上げない植毛)」「United-MIRAI法」など、患者のニーズに合わせた複数の術式を提供しています。

「NC-MIRAI法」はドナー部分を刈り上げずに採取可能で、術後すぐに普段通りの生活を送りたい方に人気です。術後のアフターケアも充実しており、経過観察やケア方法のサポートが受けられます。

費用は、MIRAI法が基本料金220,000円+990円/グラフト、NC-MIRAI法が基本料金330,000円+2,200円/グラフトとなっています。

主要都市に5院を展開しており、オンラインでのカウンセリングも可能です。

湘南AGAクリニック|全国展開で通いやすい

湘南AGAクリニック TOPページ
湘南美容クリニック・湘南AGAクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド
1ヶ月:3000円(税込)
発毛プランHRタブレットF(フィナステリド)+HRタブレットM(ミノキシジル)
3ヶ月まとめて:25,500円(税込)
診察費0円
オンライン診療初診からオンライン診療ができる

診察時間:9:30〜20:30

休診日:なし
治療内容内服薬・外用薬・注入治療等・自毛植毛・サプリメント
保証内容全額返金(3ヶ月間治療を継続して効果がない場合)
湘南美容クリニック・湘南AGAクリニックのおすすめポイント
  • 3ヶ月のM字発毛実感コースがある
  • オンライン診療にも対応
  • 全額返金制度がある

湘南AGAクリニックは、大手美容クリニックグループ「湘南美容クリニック」が運営するAGA専門クリニックです。全国に140院以上を展開しており、通いやすさが大きな魅力です。

植毛だけでなく、内服薬・外用薬からメソセラピーまで幅広い治療選択肢を用意しています。「まずは投薬治療から始めて、効果を見ながら植毛を検討したい」という方にも適しています。

植毛の費用や術式については、カウンセリングで詳しく説明を受けられます。大手ならではの安心感と、全国どこからでもアクセスしやすい点が特徴です。

アイランドタワークリニック|国内最大手の実績

アイランドタワークリニックの基本情報
予防プラン
発毛プラン刈り上げる自毛植毛i-Direct
基本治療費用:220,000円/回
グラフト費用:990円/株


刈らないダイレクトU-Direct
基本治療費用:220,000円/回
グラフト費用:1,650円/株
診察費0円
オンライン診療
治療内容自毛植毛
保証内容全額返金保証制度(植毛の生着が全く見られない場合は、手術代金を全額返金、または追加費用なしで生着不足分の再手術)
アイランドタワークリニックのおすすめポイン
  • 症例数が多い
  • 機械に頼らない医師の手による自毛植毛
  • 自毛植毛に全額返金保証がある

アイランドタワークリニックは、自毛植毛を専門とする国内最大手のクリニックです。累計症例数25,000件以上の実績を持ち、植毛技術に定評があります。

独自の「i-Direct」「U-Direct」などの術式を提供しており、傷跡が目立ちにくいFUE法をベースとした高度な技術が特徴です。投薬治療は主に術後ケアとして提供しており、植毛に特化したクリニックといえます。

費用は、i-Directが基本料金220,000円+990円/グラフト、U-Directが基本料金220,000円+1,650円/グラフトです。主要都市に4院を展開しています。

AGAスキンクリニック|投薬から植毛まで対応

AGAスキンクリニック公式サイト
AGAスキンクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド1mg
初回:3,700円(税込)/2回目以降:6,200円(税込)
発毛プランミノキシジル内服薬
12ヶ月プランまとめて:8,400円(税込)
診察費0円
オンライン診療月額定額制プラン(サブスク)
初回はクリニックで診察をする
※札幌院・松山院・高知院・福岡院・小倉院・熊本院・沖縄院限定

診察料:0円
診察時間 :クリニックの診察時間に従う
治療内容内服薬・外用薬・注入治療・自毛植毛・ホームケア
保証内容全額返金保証(6ヶ月後に治療効果がないと認められた場合)
AGAスキンクリニックのおすすめポイント
  • 初回カウンセリング時、血液検査・マイクロスコープ診断が無料
  • 月額3,700円から始められる
  • 初回処方から6ヶ月たっても実感がなければ全額返金保証

AGAスキンクリニックは、全国60院以上を展開するAGA治療専門クリニックです。内服薬・外用薬からメソセラピー、植毛まで、幅広い治療オプションを提供しています。

発毛実感率99.4%を掲げており、オリジナル治療薬「Rebirth」なども人気です。植毛を検討しているけれど、まずは投薬治療から始めたい方や、総合的なAGA治療を受けたい方におすすめです。

全額返金保証制度あり

初めてAGA治療を受ける方でも安心して始められます。22時まで診療している院もあり、忙しい方でも通いやすい体制が整っています。

TOMクリニック|ARTAS植毛ロボット導入

TOMクリニック
TOMクリニック
予防プラン4,400円/月(初月)

2,750円/月(24ヶ月以降)
発毛プラン11,000円/月(初月)

7,700円/月(24ヶ月以降)
※フィナステリド+ミノキシジル
診察費初診料:3,300円
オンライン診療初診からオンライン診療ができる
治療内容内服薬・外用薬・注入治療等・自毛植毛・サプリメント・ヘアケア
保証内容全額返金保証(治療を受けても発毛を実感できなかった場合)
TOMクリニックのおすすめポイント
  • ワンストップ治療(薄毛治療・メソセラピー・自毛植毛を実施)が受けられる
  • 再生医療の治療が受けられる
  • 全額返金保証(AGA・薄毛治療で効果がなかった場合)

TOMクリニックは、「ARTAS」植毛ロボットを導入している総合毛髪治療クリニックです。ロボットによる精密な毛包採取で、医師の技術差による仕上がりのばらつきを抑えられるのが特徴です。

投薬治療からARTAS植毛まで対応しており、患者の状態に合わせた治療プランを提案してもらえます。「まずは投薬を試して、必要なら植毛へ」というステップを一つのクリニックで完結できる点がメリットです。

東京と大阪に2院を展開しており、オンライン診療にも対応しています。発毛プランは月額5,500円〜28,600円で、無理のない予算から始められます。

植毛に関するよくある質問

植毛を検討している方から寄せられることの多い質問にお答えします。

植毛は何歳から受けられますか?

一般的には20歳以上であれば植毛を受けることができます。ただし、20代前半はまだAGAの進行パターンが確定していないことが多いため、慎重な判断が必要です。若い年齢で植毛を行うと、将来的にさらに薄毛が進行した際にバランスが悪くなる可能性があります。まずは投薬治療を試し、進行が落ち着いてから植毛を検討するのも一つの方法です。

植毛した毛は一生持ちますか?

自毛植毛で移植した毛髪は、AGAの影響を受けにくい後頭部から採取しているため、基本的には生涯にわたって生え続けることが期待できます。ただし、加齢による自然な毛髪の減少は植毛部分にも起こります。また、定着率は80〜95%程度が一般的であり、すべての毛が定着するわけではないことを理解しておきましょう。

植毛と投薬治療は併用できますか?

併用可能であり、むしろ推奨されるケースも多いです。植毛は移植した部分の毛髪を増やしますが、それ以外の部位のAGA進行を止めることはできません。フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬を併用することで、植毛部分以外の薄毛進行を抑えられます。医師と相談の上、最適な治療プランを立てることが大切です。

植毛後、周囲にバレますか?

術後1〜2週間は赤みやかさぶたが目立つことがありますが、その後は自然な仕上がりになるため、周囲にバレにくいです。特にFUE法やニードル法は傷跡が目立ちにくく、短髪にしても気づかれにくいでしょう。術後すぐに人と会う予定がある場合は、帽子などでカバーする期間を設けることをおすすめします。

植毛の定着率はどれくらいですか?

一般的に自毛植毛の定着率は80〜95%程度とされています。ただし、定着率は術式や医師の技術、術後のケア、個人の体質などによって変動します。定着率を高めるためには、実績のあるクリニックで施術を受け、術後の指示をしっかり守ることが重要です。

2回目の植毛は可能ですか?

ドナー部分に十分な毛髪が残っていれば、2回目以降の植毛も可能です。1回目の施術で希望する密度に達しなかった場合や、時間が経って別の部位も気になるようになった場合に追加施術を行う方もいます。ただし、ドナーの毛髪量には限りがあるため、計画的に進めることが大切です。複数回の施術を視野に入れている場合は、初回カウンセリング時にその旨を伝えておきましょう。

まとめ

植毛は、薄毛に対する根本的なアプローチとして有効な治療法です。現在は自毛植毛が主流であり、日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)でも推奨度Bとされています。一方、人工毛植毛は拒絶反応のリスクから推奨度Dとなっているため、選択には注意が必要です。

術式にはFUT法、FUE法、ニードル法などがあり、それぞれ傷跡の残り方やダウンタイム、費用が異なります。自分のライフスタイルや薄毛の進行度、予算に合わせて最適な術式を選ぶことが大切です。

費用は50万〜300万円程度で高額だが長期的効果あり

一度の施術で長期的な効果が期待できるため、長い目で見れば投薬治療と比較して大きな差がない場合もあります。モニター制度や医療ローンを活用することで、費用の負担を軽減する方法もあります。

クリニック選びでは、症例数や実績、医師の技術力を重視しましょう。複数のクリニックでカウンセリングを受け、納得した上で決断することをおすすめします。また、植毛後も投薬治療を併用することで、植毛部分以外のAGA進行を抑えることができます。

効果には個人差があります。まずは専門医にご相談ください。

この記事の監修者
監修者 原 征弘の写真

原 征弘
株式会社ゼロメディカル 代表取締役

2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。

本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次