はげに効く薬の最新情報|2025年の治療薬を徹底解説

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はげに効く薬の最新情報|2025年の治療薬を徹底解説

「最近、抜け毛が増えてきた」「おでこが広くなった気がする」――そんな悩みを抱えていませんか。

はげの悩みは、見た目の変化だけでなく、自信や日常生活にも影響を与えることがあります。

でも安心してください。現在のAGA治療は医学的に大きく進歩しており、適切な薬を使えば進行を抑えたり、発毛を促したりすることが可能です。

この記事では、はげ治療に使われる薬の最新情報を詳しく解説します。フィナステリドデュタステリドといった定番の治療薬から、2025年に注目されているエクソソーム療法やJAK阻害剤などの最新治療まで、幅広くご紹介しますね。

副作用や費用、入手方法についても詳しく説明していますので、ご自身に合った治療法を見つけるための参考にしてください。

結論からお伝えすると、はげ治療の基本は「抜け毛を防ぐ薬」と「発毛を促す薬」の組み合わせです。まずは専門医に相談し、自分の状態に合った治療を始めることが大切です。

この記事の要約
  • はげ治療薬は「抜け毛予防」と「発毛促進」の2種類が基本
  • 2025年はエクソソーム療法やJAK阻害剤など新しい選択肢が増えている
  • 効果を実感するまでには3〜6ヶ月の継続使用が必要
  • 結論:まずは専門医に相談し、自分の進行度に合った治療薬を選ぶことが効果的な治療への第一歩です。
この記事の監修者
監修者 原 征弘の写真

原 征弘
株式会社ゼロメディカル 代表取締役

2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。

本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。

目次

はげ治療に使われる薬は大きく3種類|それぞれの特徴

はげ(AGA)の治療薬は、その作用によって大きく3つに分類できます。それぞれの薬には異なる役割があり、症状や進行度によって使い分けることが重要なんです。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)で推奨されている治療薬を中心に、基本的な特徴を見ていきましょう。

分類代表的な薬主な作用推奨度
抜け毛予防フィナステリド、デュタステリドDHTの生成を抑制A
発毛促進(外用)ミノキシジル外用薬血流改善・毛母細胞活性化A
発毛促進(内服)ミノキシジル内服薬全身の血流改善D(未承認)

抜け毛を防ぐ薬(フィナステリド・デュタステリド)

AGAの主な原因は、男性ホルモン「テストステロン」が「5α還元酵素」という酵素によって「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されることです。このDHTが毛根に作用すると、髪の成長期が短くなり、薄毛が進行します。

フィナステリドとデュタステリドは、この5α還元酵素の働きを阻害することで、DHTの生成を抑える薬です。髪が抜けにくくなるため、AGAの進行を食い止める効果が期待できます。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、いずれも推奨度Aとされている治療薬ですね。

これらの薬は主に「抜け毛を防ぐ」役割を担います。すでに薄くなった部分に新しい髪を生やすというよりは、今ある髪を維持する働きが中心です。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

発毛を促す薬(ミノキシジル)

ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、使用中の患者さんに発毛効果が見られたことから、育毛剤として転用された経緯があります。頭皮の血流を改善し、毛母細胞を活性化させることで、新しい髪の成長を促します。

外用薬(塗り薬)は日本でも市販されており、ドラッグストアで購入できます。一方、内服薬は国内未承認ですが、多くのAGAクリニックで処方されています。外用薬よりも効果が高いとされる反面、全身性の副作用に注意が必要です。

両方を併用することでより高い効果が期待できます

フィナステリドやデュタステリドが「守りの薬」なら、ミノキシジルは「攻めの薬」といえるでしょう。

内服薬と外用薬の違い|どちらを選ぶべき?

AGA治療薬には、飲み薬(内服薬)と塗り薬(外用薬)があります。どちらを選ぶかは、薬の種類や目的によって異なります。

項目内服薬外用薬
代表的な薬フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルミノキシジル
効果の範囲全身(全体的に効果)塗布した部分
使いやすさ1日1回服用で簡単毎日塗布する手間がある
副作用全身性の影響あり局所的な影響が中心

一般的には、フィナステリドやデュタステリドの内服で抜け毛を抑え、ミノキシジル外用薬で発毛を促すという組み合わせが基本です。より強力な効果を求める場合は、ミノキシジル内服薬を追加することもあります。どの組み合わせが最適かは、進行度や体質によって異なるため、医師と相談して決めることをおすすめします。

フィナステリドとデュタステリドの違い|どちらが効果的?

抜け毛を防ぐ薬として代表的なのが、フィナステリドとデュタステリドです。どちらも5α還元酵素阻害薬ですが、作用する酵素の種類や効果の強さに違いがあります。ここでは、それぞれの特徴と選び方を詳しく見ていきましょう。

フィナステリド(プロペシア)の効果と特徴

フィナステリドは、1997年にアメリカで承認され、日本では2005年に「プロペシア」として発売されたAGA治療薬です。5α還元酵素のII型を阻害することで、DHTの生成を抑制するとされています。

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度Aとされており、多くの臨床試験でその有効性が確認されています。服用を継続することで、多くの方で薄毛の進行抑制効果が認められています。ただし、効果には個人差があります。

1日1回、0.2mg〜1mgを服用します。効果が現れるまでには通常3〜6ヶ月かかりますので、焦らず継続することが大切です。現在はジェネリック医薬品も多数発売されており、費用を抑えて治療できるようになっています。

出典:PMDA:プロペシア錠添付文書

デュタステリド(ザガーロ)の効果と特徴

デュタステリドは、2015年に日本で「ザガーロ」として承認されたAGA治療薬です。フィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方の5α還元酵素を阻害します。

この違いにより、DHTの生成をより強力に抑制できるとされています。JAMA Dermatology(2022年)のメタアナリシスでは、24週後の総毛数改善においてデュタステリド0.5mgが最も効果的だったと報告されています。

1日1回0.5mgを服用します。フィナステリドより効果が高い可能性がある一方で、副作用の発生率もやや高い傾向があります。フィナステリドで十分な効果が得られなかった方や、より強い効果を求める方に選択されることが多いですね。

出典:JAMA Dermatology:Relative Efficacy of Minoxidil and 5-α Reductase Inhibitors

2つの薬を比較|効果・副作用・費用の違い

フィナステリドとデュタステリドを比較すると、効果・副作用・費用のすべてにおいて違いがあります。

項目フィナステリドデュタステリド
商品名プロペシアザガーロ
阻害する酵素II型のみI型・II型両方
主な副作用性欲減退(1.1%)、勃起不全(0.7%)性欲減退(3.9%)、勃起不全(4.3%)
費用目安(月額)3,000円〜8,000円8,000円〜12,000円

デュタステリドの方が副作用発生率がやや高い傾向

副作用については、PMDAの添付文書によると、デュタステリドの方がやや発生率が高い傾向にあります。ただし、いずれも服用中止により多くの場合改善するとされています。症状が気になる場合は、すぐに医師に相談してください。

出典:PMDA:ザガーロカプセル0.5mg添付文書

どちらを選ぶべき?進行度別のおすすめ

どちらの薬を選ぶかは、AGAの進行度や体質、費用面を考慮して決めるのがよいでしょう。

  • 初期〜中期のAGA:まずはフィナステリドから始めるのが一般的。副作用も比較的少なく、費用も抑えられます
  • フィナステリドで効果不十分な場合:デュタステリドへの切り替えを検討。より強力なDHT抑制効果が期待できます
  • 進行したAGA:最初からデュタステリドを選択することもあります。医師と相談の上で決定しましょう

女性や未成年者には使用できません

いずれの薬も女性や未成年者には使用できません。また、妊婦や妊娠の可能性がある女性は、薬剤に触れることも避ける必要があります。

ミノキシジルの効果と使い方|内服と外用どちらがいい?

ミノキシジルは、AGA治療において「発毛を促す薬」として重要な役割を担っています。外用薬と内服薬の2種類があり、それぞれ効果や使い方が異なります。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、外用薬は推奨度Aとされています。

ミノキシジル外用薬(塗り薬)の効果と使い方

ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗布することで効果を発揮します。血管を拡張して頭皮の血流を改善し、毛母細胞に栄養を届けやすくすることで発毛を促進します。

日本では1%と5%の濃度の製品が市販されており、ドラッグストアで購入できます。男性には5%濃度が推奨されており、「リアップX5」などの商品名で販売されています。1日2回、朝晩の洗髪後に塗布するのが基本的な使い方です。

効果が現れるまでには4〜6ヶ月程度かかる

使用を中止すると効果がなくなるため、継続使用が前提となります。副作用としては頭皮のかゆみ、発赤、フケなどの局所症状が報告されています。

出典:FDA:Men’s Rogaine 5% NDA Package

ミノキシジル内服薬(飲み薬)の効果と注意点

AGA治療目的では国内未承認です

ミノキシジル内服薬は、AGA治療目的では国内未承認ですが、多くのクリニックで処方されています。外用薬よりも血中濃度が高くなるため、より強力な発毛効果が期待できるとされています。

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度Dとされていますが、その後の研究で安全性データが蓄積されてきています。1,404名を対象とした多施設研究(2021年)では、副作用による治療中止率は1.2%と報告されています。

主な副作用として、多毛症(15.1%)、むくみ、動悸、頭痛などが報告されています。

もともと降圧剤として開発された薬のため、心血管系への影響には注意が必要です。使用する場合は、必ず医師の管理下で定期的な検査を受けながら進めることが重要です。

出典:J Am Acad Dermatol:Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss

内服と外用の比較|効果の違いと選び方

ミノキシジルの内服薬と外用薬、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。それぞれのメリット・デメリットを比較してみます。

項目外用薬(塗り薬)内服薬(飲み薬)
承認状況国内承認(OTC)国内未承認
効果の強さ中程度強い
使いやすさ毎日の塗布が必要1日1回服用で簡単
副作用頭皮の局所症状が中心全身性の副作用あり
入手方法ドラッグストアで購入可クリニックでの処方が必要

まずは外用薬から始めて、効果が不十分な場合に内服薬を検討するのが一般的な流れです。内服薬を使用する場合は、未承認であることを理解した上で、信頼できるクリニックで処方を受けましょう。

2025年注目の最新治療法|従来薬で効果が出なかった方へ

フィナステリドやミノキシジルといった従来の治療薬で十分な効果が得られなかった方には、新しい治療法の選択肢が広がっています。ここでは、2025年に注目されている最新の治療法をご紹介します。ただし、これらの多くは保険適用外であり、エビデンスの蓄積途上のものも含まれます。

エクソソーム療法|再生医療を使った新しいアプローチ

エクソソーム療法は、細胞から分泌される小さな袋状の物質「エクソソーム」を頭皮に注入する治療法です。エクソソームには成長因子やタンパク質が含まれており、毛包の再生を促す可能性があるとされています。ただし、効果には個人差があります。

まだ臨床研究の段階でガイドライン推奨なし

再生医療の一種として注目を集めていますが、まだ臨床研究の段階であり、日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨されていません。一部のクリニックで自由診療として提供されていますが、費用は1回10万円以上と高額なことが多いです。

治療を検討する場合は、エビデンスの現状やリスクについて医師から十分な説明を受けることが重要です。

PRP療法(多血小板血漿療法)|自分の血液を使った治療

PRP療法は、自分の血液から血小板を濃縮した成分(PRP)を頭皮に注入する治療法です。血小板に含まれる成長因子が毛包を刺激し、発毛を促進すると考えられています。ただし、効果には個人差があります。

自分の血液使用でアレルギーリスクが低い

ガイドラインでは推奨度C2(行わない方がよい)

日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度C2(行わない方がよい)とされており、効果のエビデンスはまだ限定的です。費用は1回3万円〜10万円程度で、複数回の施術が必要な場合が多いです。従来薬との併用で効果を高めることを期待して選択される方もいます。

出典:日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

JAK阻害剤|海外で注目される新しい薬

JAK阻害剤は、もともと関節リウマチや円形脱毛症の治療薬として開発された薬です。毛包の成長を妨げるシグナルをブロックすることで、発毛を促す可能性があるとされています。ただし、効果には個人差があります。

2022年にはバリシチニブ(オルミエント)が円形脱毛症に対してFDA承認を受け、日本でも2022年に承認されました。AGAへの応用についても研究が進められていますが、現時点ではAGA治療薬としては承認されていません。

免疫系に作用し感染症リスクに注意が必要

今後の研究成果に期待が集まっています。

フィナステリド外用薬|内服の副作用が気になる方に

フィナステリドは従来、内服薬として使用されてきましたが、外用薬として頭皮に塗布する形での研究も進んでいます。内服による全身性の副作用(性機能障害など)を軽減しつつ、局所的な効果を得られる可能性があります。

日本では未承認です

海外では一部で製品化されていますが、日本では未承認です。一部のクリニックでは独自に調合したものを提供しているケースもありますが、品質や効果の保証には注意が必要です。

内服薬の副作用が気になって治療を躊躇している方にとって、将来的に有力な選択肢となる可能性があります。

低出力レーザー治療|薬を使わない最新の選択肢

低出力レーザー治療(LLLT)は、特定の波長のレーザー光を頭皮に照射することで、毛母細胞を刺激して発毛を促す治療法です。薬を使わないため、副作用のリスクが低いのが特徴です。

ガイドライン推奨度B(行うよう勧める)

アメリカFDAでは一部のデバイスがクリアランスを取得しており、家庭用の育毛デバイスとしても販売されています。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨度B(行うよう勧める)とされています。

単独での劇的な効果は期待しにくいものの、従来の薬物療法との併用で補助的な効果を期待できます。

出典:Indian J Dermatol:Role of Low-Level Light Therapy in Androgenetic Alopecia

はげ治療薬の副作用|知っておきたいリスクと対処法

AGA治療薬を使用する際には、副作用についても理解しておくことが大切です。正しい知識を持って、適切に対処すれば、多くの場合は安全に治療を続けられます。ここでは、主な治療薬の副作用と対処法を解説します。

フィナステリド・デュタステリドの副作用

5α還元酵素阻害薬(フィナステリド・デュタステリド)の主な副作用は、男性ホルモンに関連した症状です。

  • 性欲減退:フィナステリド1.1%、デュタステリド3.9%
  • 勃起不全:フィナステリド0.7%、デュタステリド4.3%
  • 射精障害:デュタステリド1.0%
  • 肝機能障害:まれに報告あり

これらの副作用は、服用中止により多くの場合改善します。

ごくまれに服用中止後も症状が続く「ポストフィナステリド症候群」の報告もあります。

気になる症状があれば、すぐに医師に相談してください。

出典:PMDA:プロペシア錠添付文書

ミノキシジルの副作用|内服と外用で違う?

ミノキシジルの副作用は、外用薬と内服薬で大きく異なります。

副作用外用薬内服薬
頭皮のかゆみ・発赤比較的多い少ない
多毛症まれ15.1%
むくみほぼなし1.3%
動悸・頻脈ほぼなし0.9%
めまいほぼなし1.7%

※内服薬の副作用発生率は、1,404名を対象とした多施設研究(2021年)による報告です。

出典:J Am Acad Dermatol:Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss

心血管系の持病がある方は医師への相談必須

内服薬は全身に作用するため、外用薬にはない副作用が現れることがあります。特に心血管系の持病がある方は、使用前に医師への相談が必須です。

初期脱毛について|治療を始めると抜け毛が増える?

AGA治療を始めてから2〜4週間頃に、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは「初期脱毛」と呼ばれる現象で、治療が効いている証拠とも言えます。

ヘアサイクルが正常化する過程で、休止期にあった古い髪が新しい髪に押し出されて抜けるのが原因です。通常は1〜2ヶ月程度で落ち着き、その後は新しい髪が生えてきます。

この時期に治療を中止すると効果が得られません

初期脱毛は不安になりますが、焦らずに治療を継続することが大切です。抜け毛の量が極端に多い場合や、長期間続く場合は医師に相談しましょう。

副作用が出たときの対処法

副作用が出た場合の基本的な対処法をご紹介します。

  • 軽度の副作用:様子を見ながら継続。次回診察時に医師に報告
  • 中程度の副作用:使用を一時中止し、医師に相談
  • 重度の副作用:直ちに使用を中止し、すみやかに受診

自己判断での中止・用量変更は避けてください

副作用と思われる症状が出た場合は、必ず処方医に相談することが重要です。

はげ治療薬の入手方法|クリニック・市販・通販の違い

AGA治療薬を入手する方法はいくつかありますが、それぞれにメリットとリスクがあります。安全に治療を進めるために、正しい入手方法を選びましょう。

AGAクリニックで処方してもらう

最も推奨される方法は、AGA専門クリニックで医師の診察を受けて処方してもらうことです。専門医が症状を診断し、適切な薬と用量を処方してくれます。

正確な診断と適切な経過観察が可能

メリットとしては、正確な診断に基づいた治療ができること、副作用が出た場合にすぐに相談できること、定期的な経過観察で効果を確認できることなどが挙げられます。

最近はオンライン診療に対応したクリニックも増えており、自宅から受診して薬を郵送してもらうことも可能です。費用面では自由診療となるため保険は適用されませんが、長期的な安全性を考えると最も確実な方法といえます。

市販の発毛剤を使う

ミノキシジル外用薬は、ドラッグストアや薬局で市販されています。「リアップ」「スカルプD メディカルミノキ5」などの商品名で販売されており、第1類医薬品に分類されます。

購入の際は薬剤師の説明を受ける必要がありますが、医師の処方なしで入手できる手軽さがメリットです。ただし、市販薬はミノキシジル外用薬のみで、フィナステリドやデュタステリドは処方薬のため市販されていません。

初期のAGAで、まず手軽に始めてみたいという方には選択肢のひとつになりますが、本格的な治療にはクリニックでの処方が必要です。

個人輸入のリスク|安さの裏にある危険性

インターネットでは、海外から個人輸入でAGA治療薬を購入できるサイトが多数存在します。価格が安いことから利用する方もいますが、重大なリスクがあることを知っておく必要があります。

偽造品のリスクがあり健康被害の可能性

  • 偽造品のリスク:有効成分が含まれていない、または別の成分が混入している可能性
  • 品質管理の問題:製造・保管環境が不明で、品質が保証されない
  • 健康被害:副作用が出ても適切な対処ができない
  • 救済制度の対象外:医薬品副作用被害救済制度が適用されない

厚生労働省も個人輸入薬のリスクについて注意喚起を行っています。安さだけで判断せず、安全性を最優先に考えて入手方法を選んでください。

出典:厚生労働省:医薬品等の個人輸入について

最新のはげ治療におすすめのAGAクリニック5院

ここでは、はげ治療を始めたい方におすすめのAGAクリニックをご紹介します。オンライン診療に対応したクリニックや、豊富な治療実績を持つクリニックなど、それぞれの特徴を踏まえて選んでみてください。

DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックの公式HP
DMMオンラインクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド1mg
2,097円(税込)~/月
発毛プランフィナステリド1mg+ミノキシジル5mg
初回1ヶ月あたり:1,861円(税込)/月
※発毛ライトプラン12か月プランで(クーポンコード:docaga)を適用した場合
診察費0円
オンライン診療オンライン診療クリニック
診察料:0円

送料:550円

診察時間:24時間
治療内容内服薬・外用薬・サプリメント・ヘアケア
保証内容全額返金保証(らくらく定期便1ヶ月ごとで決済し、薬が体に合わなかった場合)
DMMオンラインクリニックのおすすめポイント
  • 24時間オンライン診療に対応
  • クーポンコードキャンペーンがある
  • 全額返金保証がある

DMMオンラインクリニックは、DMMが運営するAGA治療サービスです。オンライン診療に対応しており、全国どこからでも診察を受けられます。24時間予約可能で、仕事が忙しい方でも受診しやすいのが特徴です。

予防プランは月額2,097円〜、発毛プランは初回1,861円〜と、リーズナブルな価格設定も魅力です。長期プランを選ぶとさらにお得になります。大手企業が運営しているという安心感もありますね。

クリニックフォア

クリニックフォアのホームページ画像
クリニックフォアの基本情報
予防プランフィナステリド
初回1か月あたり:1,049円(税込)/月
※12ヶ月まとめて定期にキャンペーン(クーポンコード:YOBO2024C)を適用した場合
発毛プランフィナステリド+ミノキシジル合剤
初回1か月あたり:1,851円(税込)/月
※12ヶ月まとめて定期にキャンペーン(クーポンコード:AGA2024C)を適用した場合
診察費0円
※処方がない場合:1,650円
オンライン診療基本オンライン診療
診察料:0円
※処方がない場合:1,650円

送料:550円

診察時間:7:00〜24:00
治療内容内服薬・外用薬・サプリメント
保証内容全額返金保証(治療開始後どうしても薬が体に合わなかった場合)
※単品1ヶ月、単品3ヶ月、単品6ヶ月は対象外
クリニックフォアのおすすめポイント
  • キャンペーンコード利用でお得
    (予防プラン:1,049円/月〜・発毛プラン:1,851円/月〜)
  • 定期配送なら単月処方の15%OFFとお得
  • 発毛プランが合剤で1日1錠服用で治療ができる

クリニックフォアは、オンライン診療と対面診療の両方に対応したクリニックです。全国に10院以上を展開しており、オンラインで始めて、必要に応じて対面で診てもらうこともできます。

予防プランは初回1,049円〜、発毛プランは初回1,851円〜と、初めての方でも始めやすい価格設定です。定期便の割引率が高く、継続治療にも向いています。アプリで簡単に予約できる利便性も好評です。

AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニック公式サイト
AGAスキンクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド1mg
初回:3,700円(税込)/2回目以降:6,200円(税込)
発毛プランミノキシジル内服薬
12ヶ月プランまとめて:8,400円(税込)
診察費0円
オンライン診療月額定額制プラン(サブスク)
初回はクリニックで診察をする
※札幌院・松山院・高知院・福岡院・小倉院・熊本院・沖縄院限定

診察料:0円
診察時間 :クリニックの診察時間に従う
治療内容内服薬・外用薬・注入治療・自毛植毛・ホームケア
保証内容全額返金保証(6ヶ月後に治療効果がないと認められた場合)
AGAスキンクリニックのおすすめポイント
  • 初回カウンセリング時、血液検査・マイクロスコープ診断が無料
  • 月額3,700円から始められる
  • 初回処方から6ヶ月たっても実感がなければ全額返金保証

AGAスキンクリニックは、全国60院以上を展開するAGA治療専門のクリニックです。公式サイトによると発毛実感率99.4%という高い実績を持ち、オリジナル治療薬「Rebirth」をはじめとした豊富な治療メニューが特徴です。

全額返金保証制度で安心して始められる

予防プランは初回3,700円、発毛プランは月額8,400円〜です。夜22時まで診療している院もあり、仕事帰りにも通いやすいですね。

湘南AGAクリニック

湘南AGAクリニック TOPページ
湘南美容クリニック・湘南AGAクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド
1ヶ月:3000円(税込)
発毛プランHRタブレットF(フィナステリド)+HRタブレットM(ミノキシジル)
3ヶ月まとめて:25,500円(税込)
診察費0円
オンライン診療初診からオンライン診療ができる

診察時間:9:30〜20:30

休診日:なし
治療内容内服薬・外用薬・注入治療等・自毛植毛・サプリメント
保証内容全額返金(3ヶ月間治療を継続して効果がない場合)
湘南美容クリニック・湘南AGAクリニックのおすすめポイント
  • 3ヶ月のM字発毛実感コースがある
  • オンライン診療にも対応
  • 全額返金制度がある

湘南AGAクリニックは、全国140院以上を展開する湘南美容クリニックグループのAGA専門院です。圧倒的な院数で、どこに住んでいても通いやすいのが最大の強みです。

予防プランは月額3,000円、発毛プランは月額8,500円〜です。投薬治療から植毛まで幅広い治療選択肢があり、症状に応じて最適な治療を提案してもらえます。オンライン診療にも対応しています。

AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニック公式サイト
AGAヘアクリニックの基本情報
予防プランフィナステリド
初月:1,800円(税込)/2ヶ月目以降3,600円(税込)
発毛プランフィナステリド+ミノキシジル
初月10,800円(税込)/2ヶ月目以降12,600円(税込)
診察費0円
オンライン診療初診からオンライン診療ができる

診察料:0円

送料:520円/回

診察時間 :10:00〜20:00
治療内容内服薬・外用薬・検査
保証内容全額返金保証(治療効果が認められなかった場合)
AGAヘアクリニックのおすすめポイント
  • 実感がなければ全額返金保証が利用できる
  • 予防プランは初月1,800円
  • 対面診療よりオンライン診療の方が安い治療薬がある

AGAヘアクリニックは、初月1,800円から始められる手軽さが特徴のクリニックです。全国に13院を展開しており、オンライン診療にも対応しています。

専用アプリで治療効果を可視化できるシステムがあり、自分の変化を確認しながら治療を続けられます。診療時間が10時〜22時と長いため、ライフスタイルに合わせて受診しやすいのも魅力です。発毛プランは月額12,600円〜となっています。

よくある質問(Q&A)

はげ治療薬はいつから効果が出ますか?

一般的に、AGA治療薬の効果を実感し始めるのは3〜6ヶ月後からです。フィナステリドやデュタステリドは髪の成長サイクルに作用するため、すぐに変化が現れるわけではありません。

最初の1〜2ヶ月は初期脱毛が起こることもあり、むしろ抜け毛が増えたように感じる方もいます。これは治療が効いている証拠なので、焦らずに継続することが大切です。明確な効果を判断するには、最低でも6ヶ月〜1年の継続が推奨されています。

はげ治療薬は一生飲み続ける必要がありますか?

AGAは進行性の脱毛症のため、効果を維持するには基本的に治療を継続する必要があります。服用を中止すると、数ヶ月〜1年程度で元の状態に戻ってしまうことが多いです。

ただし、「一生」というと不安に感じる方も多いでしょう。実際には、症状が安定してきたら薬の種類を減らしたり、用量を調整したりして、負担を軽減しながら継続する方法もあります。医師と相談しながら、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

市販の育毛剤と処方薬の違いは何ですか?

最も大きな違いは、有効成分の種類と濃度です。市販の育毛剤で医薬品として認められているのはミノキシジル外用薬のみで、濃度も最大5%までです。一方、処方薬にはフィナステリドやデュタステリドなど、より効果の高い薬があります。

また、医学的エビデンスの違いも重要です。処方薬は大規模な臨床試験で効果と安全性が確認されていますが、市販の育毛剤(医薬部外品含む)にはそこまでのエビデンスがないものも多いです。本格的にAGA治療を行うなら、クリニックで処方薬を処方してもらうことをおすすめします。

はげ治療薬の費用はどれくらいかかりますか?

AGA治療の費用は、選ぶ治療内容やクリニックによって幅があります。目安としては以下のとおりです。

  • 予防プラン(フィナステリドのみ):月額2,000円〜8,000円程度
  • 発毛プラン(フィナステリド+ミノキシジル):月額8,000円〜20,000円程度
  • より積極的な治療(外用薬追加など):月額15,000円〜30,000円程度

オンラインクリニックは比較的リーズナブルな傾向があり、対面クリニックは手厚いサポートが受けられる代わりにやや高めの傾向があります。長期継続が前提となるため、無理のない範囲で始められるプランを選ぶことが大切です。

まとめ

はげ(AGA)治療薬について、基本的な種類から最新の治療法まで詳しく解説してきました。

AGA治療の基本は、フィナステリドやデュタステリドで抜け毛を防ぎながら、ミノキシジルで発毛を促すという組み合わせです。これらは日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)で推奨度Aとされており、多くの方で効果が期待できます。

従来の治療で効果が不十分だった方には、エクソソーム療法やPRP療法、JAK阻害剤など、新しい選択肢も広がっています。ただし、これらはまだエビデンスが限定的なものも多いため、メリットとリスクを理解した上で検討することが重要です。

早めの治療開始が効果を高めるポイント

治療を成功させるポイントは、早めに始めること、そして継続することです。AGAは進行性の脱毛症のため、早期に治療を開始するほど効果が出やすく、維持もしやすくなります。

効果には個人差があります

本記事でご紹介した治療法の効果には個人差があります。副作用のリスクもゼロではありません。ご自身に合った治療法を選択するためにも、まずは専門医に相談してみてください。オンライン診療に対応したクリニックも増えていますので、忙しい方でも気軽に始められるようになっています。

この記事の監修者
監修者 原 征弘の写真

原 征弘
株式会社ゼロメディカル 代表取締役

2005年設立の株式会社ゼロメディカルで、医療・介護・福祉領域における経営支援や医療情報メディア運営、WEBマーケティングを統括。医療機関や関連施設の課題解決を支えるとともに、Kenkotto/Diamell/デンタルマイクロスコープClinic などの自社メディアを通じて、正確で分かりやすい情報を届ける体制づくりに取り組んでいる。

本記事では、医療機関の経営支援と医療メディア運営で培った知見にもとづき、情報の客観性・表記の妥当性・最新性を確認しています(※個別の診断・治療方針の判断は医師が行います)。

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