サイトマップとは?SEO効果や適切な作り方など解説!【2024年最新】
「サイトマップってなに?」
「SEO的にサイトマップは必要なの?」
日々のお仕事に加えて、SEO対策も大変ですよね。。
本記事では、サイトマップのSEO効果や作り方などをご説明します。
ぜひ最後までお読みいただき、貴院の集患にお役立てください。
Contents
サイトマップとは?
サイトマップとは、ウェブサイト内のすべてのページを一覧化したものです。
これには主に2つの種類があります。
1つ目は、訪問者向けに作られたHTMLサイトマップで、サイト内のページを体系的に整理し、目的のページへ容易に辿り着けるようにするものです。
例えば、診療科ごとのページや、医師紹介、予約方法などをわかりやすく提示することで、患者の利便性を高めることができます。
2つ目は、検索エンジン向けに最適化されたXMLサイトマップです。
このファイルは、サイト内の全ページのURLや更新頻度、重要度などの情報を検索エンジンに提供します。
これにより、検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなり、新しいページや更新されたページを速やかにインデックスに反映させることができます。
特に医療の分野では、新しい治療法や診療情報を迅速かつ正確に発信することが求められます。
XMLサイトマップを活用することで、こうした最新情報を検索エンジンに効率的に伝え、患者や医療従事者がタイムリーに情報にアクセスできるようになります。
また、サイトマップは検索エンジン最適化(SEO)の観点からも重要です。
適切に構成されたサイトマップは、検索エンジンのクローラーがサイト内のページを漏れなく巡回することを助け、インデックスの対象として認識される可能性を高めます。
加えて、各ページの重要度を検索エンジンに伝えることで、優先的にインデックスされる仕組みも備えています。
サイトマップの種類と違い
ウェブサイトのサイトマップには、2つの種類があります。
それぞれの目的や役割が異なるため、医療機関のサイト運営においては、これらを適切に使い分けることが重要です。
本項目では、それぞれのサイトマップ違いについて解説します。
HTMLサイトマップ
HTMLサイトマップは、ウェブサイトを訪れたユーザー向けに設計されたサイトマップです。
サイト内のページ構成を一覧形式で表示し、訪問者がサイトの全体像を把握しやすくするための役割を果たします。
HTMLサイトマップの特徴は、人間にとって見やすく理解しやすい形式で提供される点です。
各ページへのリンクが体系的に整理されているため、ユーザーは目的のページへ迷わずにアクセスできます。
つまり、HTMLサイトマップはナビゲーションの補助ツールとして機能するのです。
医療サイトにおいては、診療科目や医師紹介、専門分野などの情報をHTMLサイトマップで整理することが有効です。
例えば、内科、外科、皮膚科など、多岐にわたる診療科目がある場合、これらをリスト化してサイトマップに表示すれば、患者が必要な診療科の情報に素早くたどり着くことができます。
同様に、医師紹介ページや専門分野の案内もHTMLサイトマップに組み込むことで、ユーザーの利便性が大きく向上するでしょう。
XMLサイトマップ
一方、XMLサイトマップは検索エンジン向けに最適化された形式のサイトマップです。
人間が直接閲覧するものではなく、GoogleやYahooなどの検索エンジンがウェブサイトの構造を理解しやすくするために用いられます。
XMLサイトマップには、サイト内のすべてのページのURLに加え、各ページの最終更新日時や更新頻度、重要度などの情報が含まれています。
これらのデータを参照することで、検索エンジンのクローラーはサイトの全容を効率的に把握し、インデックス化することができます。
特に、大規模なウェブサイトや頻繁に更新されるサイトにとって、XMLサイトマップは重要な役割を果たします。
医療機関のサイトでは、新しい治療法やサービスの導入、医師の異動や診療時間の変更など、随時情報を更新する必要があります。
これらの最新情報をXMLサイトマップに反映させることで、検索エンジンにいち早く変更を伝えることができるのです。
その結果、患者が「新しい治療法」や「診療時間変更」などのキーワードで検索した際に、更新されたページが上位に表示される可能性が高まります。
XMLサイトマップは、検索エンジンのクロール効率を向上させ、インデックスの精度を高めるために欠かせないツールなのです。
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違い
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの主な違いを整理しておきましょう。
目的の違い
・HTMLサイトマップ:ユーザーがウェブサイト内を円滑に移動できるようにするため
・XMLサイトマップ:検索エンジンがウェブサイトの構造を正確に理解し、クロールやインデックス化を最適化するため
使用場面の違い
・HTMLサイトマップ:サイトのフッターなどに設置され、訪問者に公開される
・XMLサイトマップ:検索エンジンにのみ提出され、一般ユーザーには表示されない
利便性の違い
・HTMLサイトマップ:特に、複雑な構造を持つ大規模サイトで、ユーザーの情報アクセシビリティを高める
・XMLサイトマップ:検索エンジンにとってサイト全体を把握しやすくし、インデックスの精度と検索結果の表示を改善する
サイトマップのSEO効果
本項目では、ウェブサイトのサイトマップがSEOに与える影響についてお話します。
ユーザーがサイトの内容や構造を理解しやすい
サイトマップは、ウェブサイトの全体像を一目で把握できるようにするための重要なツールです。
特に、医療機関のサイトでは、診療科目や医師紹介、予約方法など、患者にとって必要な情報が多岐にわたります。
これらの情報を体系的に整理したサイトマップを提供することで、ユーザーはサイト内の目的のページへ容易にたどり着くことができます。
例えば、各診療科のページがサイトマップで階層的に分類されていれば、患者は自分の症状に合った診療科を見つけやすくなります。
また、医師紹介ページへのリンクがサイトマップに明示されていれば、特定の医師を探しているユーザーも迷わずにアクセスできるでしょう。
このように、サイトマップはユーザビリティの向上に直結します。
クローラーがサイトの内容や構造を理解しやすい
サイトマップは、検索エンジンのクローラーにとっても重要な指針となります。
クローラーはサイトマップを参照することで、ウェブサイトのページ構成や優先度を効率的に理解することができます。
医療サイトでは、情報の鮮度が特に重要です。
新しい治療法や医療サービスが導入された場合、その情報をいち早くサイトマップに反映させることで、クローラーはそのページを優先的にインデックス化してくれます。
また、重要なページ(診療予約ページなど)を高い優先度に設定しておけば、クローラーもそのページを重点的にクロールするようになります。
大規模な病院のサイトでは、診療科ごとのページ構成が複雑になりがちです。
サイトマップを通じてこれらのページ群を論理的に構造化することで、クローラーはサイトの全容を正確に把握できるようになります。
ユーザビリティ、クローラビリティが向上した結果、SEO評価向上が期待できる
ユーザビリティとクローラビリティの向上は、SEOにおいて重要な要素です。
ユーザーにとって使いやすく、検索エンジンにとって理解しやすいサイトは、検索結果で上位に表示される可能性が高くなります。
特に医療の分野では、信頼性の高い情報を必要としている患者が多くいます。
サイトマップを活用して情報の階層構造を明確にし、ユーザーを目的のページへ円滑に誘導できれば、サイトの滞在時間や閲覧ページ数の増加が期待できます。
これらの指標は、検索エンジンがサイトの質を評価する上で重要な要素となります。
また、サイトマップによってクロール効率が向上すれば、サイト内のより多くのページがインデックス化されるようになります。
その結果、幅広いキーワードで検索結果に表示される機会が増え、アクセス数の増加につながるでしょう。
サイトマップの作り方・設置方法
本項目では、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの作成方法と設置方法について、WordPressのおすすめプラグインも交えて解説します。
HTMLサイトマップの作成と設置
HTMLサイトマップは、ウェブサイトを訪れたユーザーが目的のページへ容易にたどり着けるようにするためのツールです。
以下の手順で作成・設置します。
1. サイト内のすべてのページを一覧化する
・診療科目、医師紹介、アクセス情報、予約ページなど、サイト内のページを整理します
2. サイトマップページを作成する
・新しいHTMLファイルを作成し、各カテゴリごとにリンクを配置します
・例:診療科(内科、外科、皮膚科)、医師紹介(○○医師、△△医師)、その他(アクセス、診療時間、予約)
3. リンクを見やすく整理する
・カテゴリごとにグループ化し、リストや表形式で表示します
4. ナビゲーションに追加する
・作成したサイトマップページをメインメニューやフッターにリンクします
WordPressを使用している場合、プラグイン「PS Auto Sitemap」がHTMLサイトマップの自動生成に役立ちます。
設定は簡単で、サイトの更新に合わせて自動的にサイトマップを更新してくれるため、便利です。
XMLサイトマップ(sitemap.xml)の作成と設置
XMLサイトマップは、検索エンジンがウェブサイトの構造を理解しやすくするために用いられます。
作成と設置の手順は以下の通りです。
1. サイトマップ生成ツールを選ぶ
・無料のツールやプラグインを利用します
・例:Screaming Frog SEO Spider
2. サイトマップを生成する
・ツールを使ってサイト全体をクロールし、XMLサイトマップを自動生成します
3. サイトマップファイルをサーバーにアップロードする
・生成されたsitemap.xmlファイルをウェブサーバーのルートディレクトリにアップロードします
4. Google Search Consoleにサイトマップを送信する
・サイトマップのURLをGoogle Search Consoleに登録し、Googleにクロールを促します
WordPressユーザーには、プラグイン「Google XML Sitemaps」がおすすめです。
このプラグインを使えば、XMLサイトマップの生成と更新が自動化され、手間が省けます。
XMLサイトマップをGoogleに送信する方法
本項目では、XMLサイトマップをGoogle Search Consoleを通じて送信する方法ついて解説します。
XMLサイトマップをGoogleに送信
以下の手順で、XMLサイトマップをGoogle Search Consoleを使って送信します。
1. Google Search Consoleにログイン
・ウェブサイトのプロパティを追加し、所有権の確認が完了している状態で、ダッシュボードにアクセスします
2. 「サイトマップ」メニューを開く
・左側のメニューから「サイトマップ」を選択します。ここで新しいサイトマップを送信できます
3. サイトマップのURLを入力
・「新しいサイトマップを追加」の欄に、XMLサイトマップのURLを入力します
・例:https://www.hospitalname.com/sitemap.xml
4. 送信ボタンをクリック
・URLを入力したら「送信」をクリックします。Googleがサイトマップを読み込み、クロールの準備を始めます
サイトマップ送信後の確認とメンテナンス
サイトマップ送信後は、Google Search Consoleで処理状況を確認します。
1. 送信されたサイトマップのステータス確認
・サイトマップが正常に処理され、クロールが開始されたかどうかを確認します
2. インデックスステータスのモニタリング
・Googleにインデックスされたページ数を確認します。新しい診療科のページや更新された医療情報が適切にインデックスされているか、定期的にチェックします
サイトマップの定期的な更新
医療機関のウェブサイトは、新しいページの追加や内容の更新が頻繁に行われます。
それに合わせて、XMLサイトマップも定期的に更新し、再送信する必要があります。
更新のタイミングの例
・新しい医療サービスや診療科を追加した時
・医師紹介ページや病院のアクセス情報ページを大幅に更新した時
・不要なページを削除した時(削除したページがクロールされないようにするため)
XMLサイトマップ(sitemap.xml)でGoogleから正しく評価を受けるために注意すべき点
本項目では、XMLサイトマップを作成・設定する際に注意すべき点について解説します。
ページの重要度(優先度)の設定
優先度(priority)の設定は、各ページがどの程度重要かをGoogleに伝えるために利用されます。
XMLサイトマップでは、各ページに0.0から1.0までの優先度を指定できます。
Googleはこの情報を参考に、どのページを優先的にクロールすべきかを判断します。
医療サイトの場合、以下のような基準で優先度を設定するとよいでしょう。
・高い優先度を設定するページ:病院の「予約ページ」や「診療科の案内ページ」など、患者が最もよくアクセスするページには、優先度を高く設定します(例:0.8〜1.0)
・低い優先度を設定するページ:年に数回しか更新されないブログの過去記事や、情報が古いページには低い優先度を設定します(例:0.2〜0.4)
重要なページだけを含める
XMLサイトマップに含めるページは、すべてインデックスされるべきページであり、検索エンジンがクロールする価値があるものである必要があります。
不要なページや重複したページをサイトマップに含めると、サイト全体の評価が下がる可能性があります。
注意が必要なページ
・重複コンテンツ:同じ内容が複数のURLで表示される場合(例:「https://hospitalname.com/news」と「https://hospitalname.com/news/page1」など)、Googleはどのページをインデックスすべきか判断に困り、評価を下げることがあります
・非公開ページや一時的なページ:医療機関の内部用ページや、短期間だけ公開されるキャンペーンページなどは、サイトマップから除外するべきです。これにより、重要なページだけがGoogleに認識され、SEO効果が高まります
例えば、病院のスタッフ向けの内部情報ページや、患者向けの一時的なアンケートページなどは、通常は検索エンジンにインデックスさせる必要がありません。
これらのページをサイトマップに含めないことで、Googleが重要なページに集中してクロールできます。
ページサイズとサイトマップの分割
1つのXMLサイトマップには、最大50,000のURLを含めることができますが、推奨されるのは、1ファイルあたり50MB未満にすることです。
それ以上のサイズや多すぎるURLが含まれている場合、Googleがクロールに時間がかかり、インデックスの効率が悪くなる可能性があります。
特に大規模な医療サイトでは、すべてのページを1つのサイトマップに含めるのではなく、複数のサイトマップに分割して送信する方が効率的です。
分割されたサイトマップは、サイトマップインデックスファイルを作成してGoogleに送信します。
例えば、大規模な病院のサイトでは、診療科ごと、医師紹介ページごと、ニュースやブログ記事ごとにサイトマップを分割し、それぞれをインデックスファイルとしてまとめてGoogleに送信します。
サイトマップの定期的なメンテナンス
サイトマップは一度作成したら終わりではなく、定期的に更新とメンテナンスを行う必要があります。
特に、医療サイトではページの追加、変更、削除が頻繁に行われるため、これらが反映された最新のサイトマップをGoogleに送信し続けることが重要です。
定期的なメンテナンスのポイント
・新しいページの追加:新しい診療科目ページや、病院でのイベント・セミナー案内ページなどが追加された際、サイトマップにそれを反映します
・古いページの削除:診療が終了したページや古いイベント情報など、役目を終えたページはサイトマップから除外します
・サイトマップの再送信:重要な更新があった場合は、Google Search Consoleを通じてサイトマップを再送信し、Googleに最新情報を提供します
まとめ
ウェブサイトのサイトマップは、患者や医療関係者に質の高い情報を届けるために重要な役割を果たします。
サイトマップには、ユーザー向けのHTMLサイトマップと、検索エンジン向けのXMLサイトマップの2種類があり、それぞれの目的に応じて適切に設定・管理することが求められます。
HTMLサイトマップは、ウェブサイトを訪れた方が目的のページへ容易にたどり着けるようにするためのツールです。
診療科目や医師紹介、予約方法などの情報を体系的に整理し、ユーザーの利便性を高めることができます。
一方、XMLサイトマップは、GoogleなどのYahooなどの検索エンジンがウェブサイトの構造を理解しやすくするために用いられ、新しいページや更新された情報を速やかにインデックスに反映させることができます。
サイトマップを適切に設定・運用することで、ユーザビリティとクローラビリティが向上し、検索エンジンからの評価も高まります。
その結果、患者や医療関係者に必要な情報を届けやすくなり、ウェブサイトを通じた情報発信の効果が高まるでしょう。
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