パーマリンクとは?SEO最適化の方法や設定方法など徹底解説!
医療機関のウェブサイトでは、適切なパーマリンク設定がSEO上重要です。
とはいえ、日々の業務に追われ、技術的な部分まで目を向ける余裕がありませんよね。
本記事では、パーマリンクについて、基本からしっかりと解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、ブログやウェブサイトの各ページや投稿に割り当てられる一意のURLのことを指します。
「パーマネントリンク(permanent link)」の略称で、永久的に変わらないリンクを意味します。
医療の世界では、患者向け情報、研究結果、学会発表など、特定のコンテンツにアクセスするための安定したリンク先を提供する役割を果たします。
パーマリンクのSEOへの影響
上述もしていますが、パーマリンクとは、ウェブサイトやブログの各ページに割り当てられる固有のURLです。
このパーマリンクの設定は、検索エンジン最適化(SEO)の観点から重要な要素です。
適切なパーマリンクを設定することで、検索エンジンがサイトの内容を理解しやすくなり、検索結果の上位表示に役立ちます。
具体的なSEOへの影響としては、まず、わかりやすいURLは検索エンジンがページの内容を把握する手がかりになります。
例えば、「https://example.com/cardiology-guidelines-2024」というURLは、心臓病学の2024年版ガイドラインについての情報が掲載されていることを明確に示しています。
また、URLに重要なキーワードを含めることで、関連する検索クエリに対して有利に働きます。
例えば、高血圧治療に関するページのURLを「/hypertension-treatment-guide」とすれば、検索エンジンはこのページが高血圧治療に関する情報を提供していると認識しやすくなります。
加えて、シンプルでわかりやすいパーマリンクは、ユーザーがリンクをクリックする確率を高めます。
URLから内容が予測でき、信頼性も向上するためです。
例えば、「https://example.com/diabetes-management-tips」というURLは、糖尿病管理のヒントが得られるページだと一目でわかります。
以上のように、パーマリンクはSEOにおいて重要な役割を果たします。
医療分野においても、適切なパーマリンク設定は、情報の検索エンジン最適化を助け、患者や医療従事者にとって使いやすいサイト作りに寄与します。
シンプルで意味のある英語の単語で構成されたURLを選び、初期設定時に慎重に決定することが大切だと言えるでしょう。
パーマリンクのSEO的に適切な決め方
本項目では、SEOの観点から、適切なパーマリンクの設定方法について解説します。
日本語ではなく英語で設定する
まず、パーマリンクは日本語ではなく英語を使用することが推奨されます。
その理由は、英単語の方が検索エンジンに認識されやすく、文字化けのリスクも低いためです。
例えば、「https://example.com/心の健康サポート」のように日本語を使用すると、文字化けが発生する可能性があります。
一方、「https://example.com/mental-health-support」のように英語を使用することで、そのようなリスクを回避できます。
また、英語を使用することで、国際的な検索においても有利に働くでしょう。
単語と単語の間はアンダースコアではなくハイフンを活用する
次に、パーマリンクにおいて単語同士を区切る際には、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することが大切です。
そのようにGoogleが発表しています。
出典:Google検索セントラル
恐らくですが、理由としては、検索エンジンが各単語を個別に認識しやすくなるためだと思われます。
例えば、「https://example.com/heart_disease_prevention」のようにアンダースコアを使用すると、検索エンジンは「heart_disease_prevention」を一つの単語として認識してしまう可能性があります。
一方、「https://example.com/heart-disease-prevention」のようにハイフンを使用することで、検索エンジンは「heart」「disease」「prevention」という3つの単語を適切に認識できます。
短くて分かりやすい記述にする
そして、パーマリンクは短くて分かりやすい記述にすることが重要です。
長すぎるURLは、検索エンジンにとっても、ユーザーにとっても不利です。
例えば、「https://example.com/information-about-hypertension-and-its-treatment-methods」のように長すぎるURLは、覚えにくく、共有もしにくいでしょう。
一方、「https://example.com/hypertension-guide」のように短くて明確なURLは、ユーザーが記憶しやすく、共有もしやすくなります。
また、URLに含まれる単語が、ページの内容を適切に表現していることも大切です。
日付を含めることは避ける
また、パーマリンクに日付を含めることは避けるべきです。
日付を含むURLは、記事が古い情報であると認識される可能性があり、また、日付が変更されるとURLも変更が必要になり、管理が煩雑になります。
さらに、日付を含まないURLの方が、シンプルで覚えやすいというメリットもあります。
例えば、「https://example.com/2022/07/diabetes-management」のように、日付を含むURLは、2022年の情報であると誤解される可能性がありますが、「https://example.com/diabetes-management」のように、日付を含まないURLであれば、そのような誤解を避けることができます。
ユーザーが理解できる記述にする
ユーザーが理解できる記述にすることも重要です。
URLは、ユーザーにとってもわかりやすいものであるべきです。
短くて明確なURLは、ユーザーが記憶しやすく、共有もしやすくなります。
また、URLに含まれる単語が、ページの内容を適切に表現していることも大切です。
例えば、「https://example.com/article-123」のように、意味のない数字を含むURLよりも、「https://example.com/hypertension-guide」のように、内容を表す単語を含むURLの方が、ユーザーにとって理解しやすいでしょう。
キーワードを入れる
最後に、キーワードを入れることも重要です。
URLに主要なキーワードを含めることで、関連する検索クエリに対して有利に働きます。
これにより、検索エンジンはページの内容をより理解しやすくなります。
パーマリンクの設定方法
本項目は、WordPressを使用したパーマリンクの設定方法についてご説明します。
WordPressのパーマリンク設定から変更する
まずは、WordPressのダッシュボードにアクセスしましょう。
左側のメニューから「設定」をクリックし、「パーマリンク」を選択します。
「パーマリンク設定」ページでは、共通設定のオプションが複数用意されています。
SEOに最適なのは「投稿名」の設定です。短くシンプルで、投稿内容がひと目でわかるためです。
例えば、「https://example.com/sample-post/」のようなURLになります。
設定が完了したら、ページ下部の「変更を保存」ボタンをクリックして保存しましょう。
投稿画面からパーマリンクの設定・変更をする
個別の投稿やページのパーマリンクを設定するには、編集画面にアクセスします。
投稿タイトルの下にパーマリンク欄があるので、そこでカスタムパーマリンクを設定してください。
SEOを考慮し、キーワードを含む短く意味のあるURLを設定するのがポイントです。
例えば、高血圧に関する記事であれば、「/hypertension-treatment-guide」などが適しています。
編集が完了したら、「更新」または「公開」ボタンをクリックして変更を保存します。
カテゴリーやタグのスラッグを変更する
カテゴリーやタグのスラッグ(URLの一部)も、パーマリンクの一部として重要です。
カテゴリーやタグの編集画面から、スラッグを変更することができます。
例えば、「心臓病」カテゴリーのスラッグを「/heart-disease」に変更すると、そのカテゴリーに属する記事のURLは「https://example.com/heart-disease/post-title」のようになります。
プラグインを活用する
パーマリンクの設定や管理を簡単にするプラグインもあります。
「Custom Permalinks」や「Permalink Manager」などのプラグインを使用すると、個別の投稿やページ、カテゴリー、タグのパーマリンクを一括で変更できます。
これらのプラグインを活用することで、パーマリンクの設定や変更が効率的に行えるでしょう。
パーマリンク設定をする際の注意点
パーマリンク設定をする際の注意点として、
・WordPressをインストール後すぐに初期設定をする
・投稿のパーマリンクは新規投稿時に設定する
ことが挙げられます。
デフォルトのパーマリンク構造は、SEOの観点から最適とは言えないためです。
また、適切な設定をすることで、ユーザーからのクリック率が高まる、より多くのユーザーに見つけてもらえる、クローラーからよりよい評価を受けられる可能性が高まります。
さらに、詳しくは後述しますが、一度設定したパーマリンクを変更することには問題があります。
結論、初期のタイミングに十分に考慮してパーマリンクを設定し、安易に変更しないことが重要です。
パーマリンクは設定後変更しない方がいい理由
パーマリンクの変更は、ウェブサイト運営において避けるべきです。
パーマリンクは設定後変更しない方がいい理由をご説明します。
ページが受けていた被リンクがリセットされてしまう
他のウェブサイトからのリンク(被リンク)は、検索エンジンがサイトの重要性を評価する上で非常に重要な要素です。
一度設定したパーマリンクを変更してしまうと、そのページが受けていた被リンクの評価がリセットされてしまいます。
例えば、「https://example.com/medical-research」というURLが多くの有名な医療サイトからリンクされていたとします。
このURLを「https://example.com/new-medical-research」に変更してしまうと、せっかく獲得した被リンクの効果が失われ、検索順位が下がる可能性があります。
SNSのシェア数(ソーシャルカウント)がリセットされてしまう
ソーシャルメディアでのシェア数(ソーシャルカウント)は、記事の人気度を示す重要な指標です。
パーマリンクを変更すると、そのページがソーシャルメディアで獲得していたシェア数がリセットされてしまいます。
例を挙げると、「https://example.com/covid-19-guide」という記事が1,000回シェアされていたとします。
このURLを「https://example.com/updated-covid-19-guide」に変更してしまうと、シェア数がゼロからのスタートになってしまいます。
これは、記事の信頼性や人気度を示す上で大きなマイナスになります。
リンク切れの原因になる
パーマリンクを変更すると、古いURLが無効になるため、そのページへのリンクが切れてしまいます。
これは、ユーザーにとって非常に不便で、サイトの信頼性を損なう原因にもなりかねません。
アクセスが減る可能性がある
リンク切れが発生すると、そのページへのアクセスが減少する可能性があります。
ユーザーが目的のページにたどり着けなくなるだけでなく、検索エンジンがそのページを正しくインデックスできなくなるためです。
例えば、「https://example.com/medical-research」から「https://example.com/new-medical-research」にURLを変更した場合、他のサイトからのリンクや、ユーザーがブックマークしていたリンクが機能しなくなってしまいます。
サイト自体のSEO評価に悪影響が出る可能性がある
パーマリンクの変更は、サイト全体の検索エンジン最適化(SEO)にも影響を与えます。
上述した理由の結果として、ウェブサイトのSEO評価、ともなって、検索順位も下がってしまうかもしれません。
リダイレクト設定をする手間がかかる
適切にパーマリンクを変更する場合、旧URLから新URLへのリダイレクト設定を行わなければなりません。
これは、旧URLにアクセスしようとするユーザーや検索エンジンを、新URLに自動的に転送するための設定です。
リダイレクト設定を行わないと、旧URLへのアクセスが404エラーになってしまい、ユーザーエクスペリエンスやSEOに悪影響を及ぼします。
例えば、「https://example.com/medical-research」から「https://example.com/new-medical-research」にURLを変更する場合、旧URLにアクセスしようとするユーザーを新URLに転送するためのリダイレクト設定が必要です。
この設定を行わないと、旧URLが404エラーになり、ユーザーが目的の情報にたどり着けなくなってしまいます。
プラグインを利用して301リダイレクト設定を行う方法
WordPressなどのCMSを使用している場合、プラグインを利用してリダイレクト設定を行うことができます。
代表的なプラグインとして、「Redirection」や「Simple 301 Redirects」などがあります。
これらのプラグインを使用すれば、旧URLと新URLを入力するだけで、簡単にリダイレクト設定を行うことができます。
例を挙げると、「Redirection」プラグインを使用する場合、管理画面から旧URLと新URLを入力し、リダイレクトのタイプ(301permanent)を選択するだけで設定が完了します。
プラグインを使用すれば、技術的な知識がなくても、簡単にリダイレクト設定を行うことができるのです。
「.htaccess」に記述してリダイレクト設定を行う方法
プラグインを使用せずにリダイレクト設定を行う場合、「.htaccess」ファイルに直接記述する方法があります。
「.htaccess」は、Apacheウェブサーバーの設定ファイルで、リダイレクトやアクセス制限などの設定を行うことができます。
例えば、「.htaccess」ファイルに以下のような記述を追加することで、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定できます。
※「https://www.example.com/aaa.html」から「https://www.example.com/bbb.html」にリダイレクト設定を行う例
RewriteRule ^aaa.html$ https://www.example.com/bbb.html[L,R=301]
この方法は、プラグインを使用するよりも柔軟性が高く、複雑なリダイレクト設定も可能です。
ただし、「.htaccess」ファイルを直接編集するには、技術的な知識が必要であり、設定ミスによってサイトに深刻な影響を与える可能性があることに注意が必要です。
まとめ
パーマリンクは、ウェブサイトの各ページに割り当てられる固有のURLであり、SEOにおいて重要な役割を果たします。
適切なパーマリンク設定は、検索エンジンがサイトの内容を理解しやすくし、検索結果の上位表示に貢献します。
医療分野では、患者向け情報、研究結果、学会発表など、信頼性の高いコンテンツを提供することが求められます。
パーマリンクには、そのコンテンツの内容を明確に示すキーワードを含めることが効果的です。
例えば、「/diabetes-management-guide」といったURLは、糖尿病管理に関する情報が得られることを一目で伝えます。
また、パーマリンクはシンプルで短いものが好ましいとされています。
長すぎるURLは避け、カテゴリ名を含めることでサイトの構造を明確にすることも大切です。
一方、日付を含むURLは情報が古いと認識される可能性があるため、避けるのが一般的です。
パーマリンクの設定は、WordPressなどのCMSを使用すれば簡単に行えます。
ただし、一度設定したパーマリンクは変更しないことが重要です。
変更によって、被リンクやソーシャルシェア数がリセットされ、アクセス減少やSEO評価の低下につながる恐れがあるためです。
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