X(旧Twitter)集客|すぐできる秘訣・コツ10選など紹介!
「X(旧Twitter)で集客ってできるの?」
「Xで効果的に集客する秘訣・コツが知りたい」
X(旧Twitter)などSNSもうまく活用して集客できるといいですよね。
本記事では、Xで集客を始める手順・ステップ、X集客成功の秘訣・コツ10選、注意点などをご紹介します。
ぜひご覧いただき、貴院のX活用にお役立てください。
Contents
X(旧Twitter)とは?
X(旧Twitter)とは、アメリカのX社が運営する、世界的に広く利用されているソーシャルメディアおよびSNSであると言えます。
2006年に「Twitter」としてサービスが開始され、2023年7月に「X」へと名称変更がなされました。
投稿は従来「ツイート」と呼ばれていましたが、現在は「ポスト」と称されています。
基本的には280文字を上限とする短文投稿を中心に、リアルタイムな情報のやり取りが行われるのが特徴です。
2022年7月時点で、1日あたりのアクティブユーザー数は2億3780万人に上ると報告されており、日本国内のユーザー数も約4500万人とされています。
医療従事者にとっては、感染症の流行状況や災害時の医療支援の状況をいち早く把握したり、医療学会の告知や新薬の承認情報などを共有したりするのに有用です。
また、医師や看護師などが専門家として情報を発信することで、患者や一般の方々に正確な医療知識を届ける機会にもなり得ます。
X(旧Twitter)の特徴
X(旧Twitter)の大きな特徴としては、何よりも短文投稿によるリアルタイム性の高さが挙げられます。
たとえば感染症のパンデミック時などには、現場の医療者や研究者が最新の進捗状況をポストし、即座に情報共有ができます。
また、タイムラインやトレンド機能を通して、世界中で何が話題になっているかを把握することも可能です。
もう一つの特徴は、実名でなくてもユーザー登録ができる点です。
これにより、医療者が個人を特定されにくい形で情報発信を行ったり、悩みや疑問を気軽に共有したりできるようになっています。
一方で、専門家が正しい情報を積極的に発信していくことも重要になります。
Xでは、医療相談やQ&Aのように、医師が患者からの簡易な質問に返信するケースもあります。
また、オンライン学会やウェビナーの開催案内を発信したり、新規の研究論文や症例報告を紹介したりすることで、専門家同士の議論を深める機会にもなり得るでしょう。
ただしいずれの場合も、公的な医療アドバイスを行う際には慎重さが求められます。
X(旧Twitter)の集客の強み・メリット
本項目では、Xの集客の強み・メリットについてご説明します。
無料で始められる
X(旧Twitter)は基本的に無料で利用できるプラットフォームで、アカウントの作成から投稿に至るまで、一切の費用がかかりません。
また、広告を出す場合も、予算を自由に設定できるため、低コストで運用することができます。
たとえば、個人クリニックや新規開業の医院では、外来診療の予約方法や専門外来の実施日などを、無料でアナウンスすることが可能です。
大病院でなくとも、各科の医師がそれぞれアカウントを作成し、健康情報や検診のお知らせを発信することで、多くの潜在的な患者にアプローチできるでしょう。
リアルタイムで情報発信できる
リアルタイムでの情報発信が可能であるという点も、X(旧Twitter)の大きな強みと言えます。
季節性のある情報やイベントの告知など、「今この瞬間」に需要のある情報を、タイムリーに伝えられる点が非常に魅力的です。
具体的には、外来の混雑状況をリアルタイムで通知し、患者の来院タイミングの調整を促したり、緊急外来が込み合っている際に、他院への受診を呼びかけたりといった活用が考えられます。
また、新型感染症の流行時には、予防策やワクチン接種に関する情報を即座に公表し、患者や地域住民の不安を和らげることもできるでしょう。
拡散力が高い
拡散力が非常に高いという強みもあります。
「いいね」や「リポスト」などの機能により、投稿がフォロワーからフォロワーへと広がっていきやすいのです。
ユーザー同士のつながりが活発に機能するため、適切に運用することで、短期間のうちに幅広い認知を得ることができます。
たとえば、限定セミナーやオンライン講演の告知ポストが、多くの医師や看護師にリポストされることで、一気に申し込みが増加するかもしれません。
相互コミュニケーションやラポール構築ができる
相互コミュニケーションやラポール構築が可能であるという点も、大きな強みでしょう。
X(旧Twitter)は短文での投稿が中心であるため、ユーザー同士がスピーディーにコメント(リプライ)を交わすことができます。
医療機関が患者とのやり取りを通じて、距離感を縮められる利点があります。
具体的には、クリニックの公式アカウントが患者から寄せられた質問に対し、タイムリーにリプライすることで、疑問や不安を軽減し、信頼感を高めることが可能です。
また、医療機関スタッフの「中の人」が発信する現場エピソードに、ユーザーが反応しやすいというメリットもあるでしょう。
雰囲気などリアルな情報を伝えることができる
X(旧Twitter)では雰囲気などのリアルな情報を伝えられる点も見逃せません。
一般的な広告では、どうしても商品の良い面や表面的な特徴ばかりが目立ちがちです。
しかしXでは、日常的な様子や開発・サービス提供のプロセスなど、ストーリー性のある発信が可能なのです。
これらは、ユーザーに信頼性の高い情報として映るでしょう。
たとえばクリニックの1日に密着した投稿では、外来の雰囲気やスタッフの表情などを写真付きで紹介し、「安心して来院できる環境」をリアルに伝えることができます。
X(旧Twitter)集客を始める手順・ステップ
本項目では、X集客を始める手順・ステップについて、詳しく解説してします。
目的・ターゲット・コンセプトを明確にする
X(旧Twitter)で効果的に集客を行うためには、まず最初に目的・ターゲット・コンセプトを明確にすることが重要です。
特に医療機関や医療従事者の場合、新患の獲得や予約数の増加、予防接種や検診などの啓発・告知、医療スタッフの採用強化・求人PRなど、具体的な目的を設定することで、戦略を組み立てやすくなります。
また、ターゲットについても、地域住民(患者予備群)や特定の疾患に悩む患者、他院からの紹介が期待できる医師仲間、将来転職を考えている医療職など、明確なイメージを持つことが大切です。
さらに、「地域密着型クリニックとして、健康に役立つ情報を毎日発信」や「専門病院として、最新の研究や治療方法を分かりやすくお届け」といったコンセプトを設定することで、どんな内容をどのようなトーンで発信すべきかが自ずと決まり、投稿の方向性もブレにくくなるでしょう。
魅力的なプロフィールを作る
魅力的なプロフィールを作ることも欠かせません。
ユーザーが興味を持った投稿を見かけた際、次に確認するのが「投稿主のプロフィール」だからです。
医療の分野では専門性や信頼性が重視されるため、アイコンやヘッダー画像では白衣姿や病院の外観写真など、ひと目で「医療関係者・医療機関」と分かるものを設定すると効果的です。
アカウント名や自己紹介文には、専門領域を明示し、「得意とする診療科」「提供する医療サービス」「どのような情報を発信しているか」「フォローするメリット」などを端的に書くことをおすすめします。
また、クリニックや病院の公式サイト、予約ページ、求人ページなどのURLを設置し、ユーザーに見てほしいリンクを提供するのも重要です。
患者になりそうなユーザーをフォローする
患者になりそうなユーザーをこちらから積極的にフォローすることも大切です。
特に、フォロワーが少ないうちは、どれだけ有益な情報を投稿しても目に留まる機会が限られてしまうからです。
医療従事者・医療機関の場合、地域の健康・医療アカウント、特定疾患や医療トピックスに関心のあるユーザー、競合他院や他の医療サービスのフォロワーなどを探してフォローするとよいでしょう。
ただし、一気に大量フォローするとスパム扱いされるリスクがあるので注意が必要です。
1日にフォローする人数をコントロールしながら、地道に「将来的に患者になるかもしれないユーザー」や「医療情報に関心があるユーザー」との接点を増やすよう心がけましょう。
投稿する
X(旧Twitter)で集客を始めるには、まず積極的に投稿を行うことが重要です。
アカウント開設の報告や自己紹介など、基本的な投稿から始め、フォロワーに存在を知ってもらいましょう。
医療従事者の場合、診療スケジュールや医療サービスの告知、医療知識や健康関連情報、医療スタッフ紹介や院内の雰囲気が分かる投稿などがおすすめです。
例えば、「明日はインフルエンザ予防接種の予約枠に空きがあります」「専門外来の診察日を増やしました」といった日々の診療情報を発信することで、患者や地域住民が受診タイミングを把握しやすくなります。
また、「体調不良のときに自宅でできる簡単なケア」や「高血圧対策に有効な食事ポイント」など、患者に役立つ豆知識を定期的に提供することで、フォロワーの信頼や関心を高められるでしょう。
ユーザーと積極的にコミュニケーションを取る
投稿だけでなく、フォロワーや他のユーザーと積極的にやり取りすることでアカウントの存在感が高まり、認知が広げることができます。
例えば、「朝起きた時の頭痛が気になります。何か対策がありますか?」といった質問が寄せられた際は、医療従事者として分かりやすく回答しましょう。
ユーザーとの直接的なやり取りが信頼感につながるポイントです。
非公開で話したい内容や、詳細な相談がある場合は、DMを案内することでスムーズに対応できます。
医療法やプライバシーに配慮しつつ、受診や予約につなげることが可能です。
また、病院の雰囲気や対応に好印象を持った患者が投稿してくれた場合は、「ご来院ありがとうございます。今後も丁寧に対応させていただきます」などと返信し、好印象をさらに高めるのも効果的でしょう。
分析と改善を繰り返す
定期的に投稿の反応を確認し、「どのような内容がフォロワーの興味を引き、どの時間帯に投稿すると反応が良いのか」などを分析することも重要です。
インプレッションやエンゲージメント率の確認、予約や問い合わせ数の変化を把握、最適な投稿時間・頻度の検証、フォロワーからの意見収集などを行い、効果の高い投稿内容やコミュニケーション方法を見つけていきましょう。
例えば、「健康豆知識の投稿はリプライやいいねが多い」「外来混雑情報の告知ポストはインプレッションが伸びない」など、データをもとに投稿内容を調整したり、「予防接種の案内を週1回から週2回に増やしたところ、問い合わせ数が増加した」という具合に、リアルの行動変化があるかどうかを確認し、効果の高い投稿を強化したりすることが大切です。
X(旧Twitter)集客成功の秘訣・コツ10選
本項目では、X(旧Twitter)集客成功の秘訣・コツ10選をご紹介します。
経営者など個人アカウントから発信する
経営者や院長、専門医など、個人の立場からアカウントを運用し、発信することが効果的です。
企業や組織名義のアカウントよりも、ユーザーに「人となり」を感じてもらいやすく、信頼も得やすい傾向があるからです。
具体的には、「●●クリニック院長・内科専門医@山田太郎」のように、個人名と専門領域を掛け合わせたアカウント名にして、専門性やキャラクターを打ち出すとよいでしょう。
また、日々の診療や患者対応で感じたことを、個人の視点で発信したり、「院長としての考え」や「スタッフと作り上げている現場の雰囲気」を伝えたりすることで、個人アカウントならではの強みを生かせます。
ユーザーに価値ある投稿をする
最も重要なこととして、ユーザーに価値ある投稿をすることがあります。
思わずリポストやいいねをしたくなるような、有益な情報や役立つ内容を提供することが大切です。
医療分野なら、季節の変わり目に多い症状(花粉症、インフルエンザなど)をわかりやすく解説する投稿や、「生活習慣病のセルフチェックリスト」「家庭でできるリハビリ法」といった、患者や一般ユーザーが実践しやすい情報を図解入りで提供するのも効果的でしょう。
また、患者からよく受ける質問(例:風邪のときにやってはいけないこと、薬の飲み合わせ注意点など)をFAQ形式でまとめるのも良い方法です。
自院の宣伝や告知だけでは、フォロワーの興味を惹き続けるのは難しく、離脱してしまうでしょう。
ハッシュタグを活用する
ハッシュタグを上手に使うことで、関心を持つユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなります。
地域密着型クリニックなら、#地域名 #内科 #小児科などを付け加え、地元のユーザーに見つけやすくするとよいでしょう。
特定の疾患に特化した専門医の場合は、#糖尿病 #高血圧 #アレルギーなど、専門領域のキーワードを定期的に使い、患者予備群や勉強中の医療者との接点をつくるのも効果的です。
また、#健康フェア #無料検診 #オンライン相談会のように、その時期限定の取り組みを認知してもらうためのタグを作成するのも良い方法でしょう。
ただし、ハッシュタグは多用しすぎると逆に読みづらくなるため、1ポストにつき2〜3個が目安です。
また、クリニックや病院の略称やキャッチフレーズを独自ハッシュタグ化しておくと、ユーザーが投稿を検索しやすくなり、知名度アップにもつながります。
フォロワーがアクティブな時間帯に投稿する
X(旧Twitter)での集客を成功に導くには、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿することが重要です。
例えば、通勤・通学時間帯の朝7時から9時頃は、電車やバスの移動中にスマホを見ている人が多いため、受診を検討しているユーザーが健康情報や病院の最新告知に目を留めやすくなります。
お昼休憩の12時から13時頃は、職場や学校での休憩時間にSNSをチェックする人が増えるため、クリニックの診療時間やワクチン接種の空き枠を案内すると、午後からの受診や予約につながりやすいかもしれません。
また、夜間の20時から23時頃は、自宅でゆっくりとSNSを閲覧する人が多いため、病気・健康相談系の投稿や、翌日の診療予約リマインドを出すのに適しています。
実際に投稿の反応を見て、いいねやリポスト、リプライが増える時間帯を徐々に特定し、投稿スケジュールを調整していくことで、より効率的に集客できるようになるでしょう。
適切な投稿数を保つ
一度に大量の投稿を行うと、タイムラインを埋め尽くしてしまい、フォロワーに「しつこい」と思われてしまう可能性があります。
逆に、投稿が少なすぎるとユーザーの記憶に残りにくく、せっかくの情報が埋もれがちになってしまいます。
目安として、1日1~3回程度投稿とするとよいでしょう。
そして、投稿数を増減しながら、どの頻度がフォロワーの反応を最も得られるかを検証してみましょう。
予約投稿ツール(無料・有料問わず)を活用することで、忙しい医療従事者でも効率的に複数回の発信を管理できるようになるでしょう。
継続して投稿する
X(旧Twitter)による集客は、基本的には継続的な情報発信が肝心です。
医療分野の場合、専門性の高い内容をわかりやすく、地道に発信し続けることでフォロワーの信頼を得られます。
継続投稿において役立つコツとしては、まず投稿スケジュールを立てることが挙げられます。
週ごとに「月曜は予防接種関連、火曜は生活習慣病の話、水曜はクリニックの日常」などテーマを決めておくと、継続しやすくなるでしょう。
決まった形式でコンテンツを提供することで、フォロワーが「次回はどんな情報が得られるのだろう?」と楽しみにしてくれるような仕組みを作れます。
さらに、投稿の反応を確認しながら微調整を行うことも大切です。反応が低い場合は内容や時間帯を変え、改善を図りましょう。
質問や相談が多いテーマは掘り下げて発信し、フォロワーの興味をより強く引き寄せるようにします。
画像・動画を使った投稿も行う
X(旧Twitter)での集客を成功に導くには、画像や動画を活用した投稿も効果的です。
医療系のアカウントにおいては、専門用語の多い内容を視覚的に補足することで、ユーザーの理解が深まり、興味を持ってもらいやすくなります。
例えば、受付や待合室、診療室などを短い動画で撮影し、初めて来院される方に院内の雰囲気を伝えたり、病気や治療法をイラストやスライド画像で簡潔にまとめた投稿を行ったりすると良いでしょう。
「●●の症状早見表」などは多くの人が閲覧・リポストしやすくなります。また、健康フェアや無料検診などのイベント情報をポスター風の画像で投稿すれば、文字情報だけよりも視覚的に訴求しやすくなるはずです。
コメントやDMには早めに対応する
ユーザーがリプライやDMを送ってきた場合、できる限り早く・丁寧に返答することで信頼関係を築きやすくなります。
具体的には、「明日の予約は空いていますか?」「ワクチンの在庫状況を知りたい」などの問い合わせに対して、担当スタッフが可能な範囲で早めに対応したり、SNS上での医療相談があったときは「具体的な診断は対面で行いますが、一般的には…」などと対応範囲を明示しつつ、参考情報を提示したりすると良いでしょう。
万が一ネガティブなコメントがあった場合でも、丁寧で誠実な対応をすることでトラブルを最小限に抑えられます。
いいねやリツイートなどエンゲージメントを意識する
X(旧Twitter)で集客を成功させるには、ユーザーからの反応を獲得し、投稿が拡散されやすい状態を作ることが欠かせません。
例えば、「みなさんが普段気をつけている健康習慣はなんですか?リプライで教えてください!」と問いかけることで、多くのユーザーからリプライが集まりやすくなります。
また、「夜勤明けにはこれをすると疲れが取れやすい」など、医療スタッフあるあるネタを投稿すると、同業者や関連職のユーザーから大きな反応が期待できるでしょう。
さらに、「豆知識」や「知っていると役立つ医療情報」をユーモアを交えて紹介するのも効果的です。
意外な情報ほどリツイートされやすい傾向にあるからです。
このように、ユーザーに役立つ情報や参加型の投稿を増やすことで、エンゲージメントが高まり、結果的に病院やクリニックの認知度向上や患者とのつながり強化につながるのです。
アクティブユーザーの獲得を意識する
アクティブユーザーの獲得を意識することも重要です。
フォロワー数が多くても、反応がほとんどないユーザーばかりでは効果が薄くなってしまうからです。
ターゲットを明確にし、有益な情報を提供し、地域コミュニティや医療系ハッシュタグを活用することが、アクティブユーザーを増やすポイントとなります。
例えば、地元の子育て世代をターゲットに「小児科の予防接種情報」「休日診療のお知らせ」などを投稿すると、興味を持つ人々が積極的にフォローや閲覧をしてくれるでしょう。
また、インフルエンザや花粉症といった季節性の高い病気の情報や、健康管理のヒントを定期的に提供することで、情報を求めるユーザーがリピーターになりやすくなります。
X(旧Twitter)集客を行う際の注意点
本項目では、X(旧Twitter)集客を行う際の注意点についてご説明します。
事前に炎上対策を練っておく
X(旧Twitter)で集客を行う際は、事前に炎上対策を練っておくことが重要です。
医療分野では、患者の個人情報やデリケートな内容、治療方針などにまつわる投稿など、特に用心が必要です。
具体的には、公式アカウントで投稿する前に、医療スタッフや広報担当など複数人で誤字脱字や不適切な表現、個人情報漏洩の可能性がないかをチェックする体制を整えましょう。
症例紹介や治療経過の投稿をする場合は、患者個人が特定されないよう、写真の加工や匿名化に細心の注意を払うことも大切です。
また、病院の待ち時間やスタッフ対応への批判が投稿された際は、感情的に反論せず、事実関係を確認したうえで丁寧に説明・謝罪する姿勢が求められます。
炎上を起こさないためには、まずは不適切な表現や情報を投稿しないよう、日々の運用ルールを明文化しておくことが重要です。
万が一の際には、院長や広報担当が素早く謝罪や説明を行い、早期鎮火に努めることが肝要でしょう。
アカウント凍結には気を付ける
X(旧Twitter)では、利用規約に違反した行為を行うとアカウントが凍結される可能性があります。
例えば、開業したてのクリニックが、一気に地域住民をフォローしようとして数百アカウントを連続フォローすると、スパム行為とみなされる可能性があります。
また、他サイトや書籍に掲載された医療画像(レントゲン写真、イラストなど)を許可なく投稿すると、著作権者から申し立てがあり、凍結リスクが高まるでしょう。
さらに、「絶対に治る」「100%安全」など、誇大広告や不当表示に近い内容を発信すると、規約違反として通報される恐れがあります。
アカウント凍結が発生すると、せっかく積み上げたフォロワーや投稿実績を一気に失う可能性があるため、日頃からXのガイドラインを把握し、節度ある運用を心がけましょう。
誤情報や不適切な投稿、過度な投稿頻度に気を付ける
医療分野の情報は、ユーザーにとって人生を左右しかねないものです。
誤情報や不適切な投稿に気を付けましょう。
誤情報や不適切な投稿は大きな混乱や不信感を招き、過度な投稿頻度はスパムとみなされ、フォロワー離れやアカウント評価の低下につながる可能性があります。
例えば、エビデンスのない健康法や根拠が不十分な治療法をあたかも確立された事実のように投稿すると、患者に誤解を与えるリスクが高くなります。
また、1日に何十件も病院の広告や予約案内を投稿すると、フォロワーがタイムラインを埋め尽くされるストレスを感じ、フォロー解除につながるかもしれません。
過度な投稿も避けるようにしましょう。
正確かつ有益な医療情報を提供しつつ、投稿頻度や内容にメリハリをつけることが、フォロワーとの長期的な信頼関係を築くポイントだと言えるでしょう。
過度に営業色を出さない
過度に営業色を出さないことも大切なポイントです。
X(旧Twitter)は気軽に交流できるSNSですが、あまりにも宣伝色の強い投稿ばかりだとフォロワーが離れてしまい、逆効果となる可能性があるからです。
具体的には、キャンペーンの詳細はウェブサイトやリーフレットに委ね、X上では概要を軽く紹介する程度に留めるなどすると良いでしょう。
宣伝1割、有益な医療情報や健康豆知識9割くらいの割合を意識すると、営業色は抑えられます。
病気の予防策やセルフケア方法など、ユーザーの暮らしに役立つ情報をベースに発信することが大切です。
フォロワー数に固執しない
数多くのフォロワーを獲得しても、その多くが医療や健康に興味がない人や、アクティブに閲覧しないユーザーであれば、実際の集客や信頼構築にはつながりにくいと言えます。
よって、フォロワー数に固執しないことも肝要です。
フォロワーの「質」や「関心」を重視しましょう。
いいねやリプライ、リツイートの数が増えると、実際に情報が届いている証拠となります。
質問への丁寧な回答や、地域コミュニティとの相互フォローで、信頼度・拡散度向上が期待できます。
フォロワー数に一喜一憂せず、ユーザーの反応や来院数、問い合わせ件数など、具体的な成果指標をモニタリングしながら運用を続けていくことが、医療機関や医療従事者にとって有意義なX運用につながるでしょう。
まとめ
X(旧Twitter)は、無料で始められるSNSであり、医療機関にとっては新患獲得や予防接種の啓発など集客に有用なツールです。
リアルタイム性が高く、拡散力もあるため、タイムリーな情報発信に適しています。
また、相互コミュニケーションを通じて患者との信頼関係を築くことができ、雰囲気などリアルな情報も伝えやすいのが強みです。
集客を始める際は、まず目的・ターゲット・コンセプトを明確にし、魅力的なプロフィールを作成します。
そして、患者になりそうなユーザーをフォローし、診療情報や医療知識など価値ある内容を継続的に投稿します。
ユーザーとの積極的なやり取りを心がけ、投稿の反応を分析しながら改善を重ねていくことが重要です。
成功の秘訣は、経営者など個人アカウントからの発信、ユーザーに役立つ情報の提供、ハッシュタグの活用、適切な投稿頻度、画像・動画の使用、エンゲージメントの重視などです。
一方で、炎上対策やアカウント凍結への注意、誤情報や不適切な投稿の回避、過度な営業色の抑制にも気を配る必要があります。
弊社では、ウェブサイト構築・運用、集患や人材獲得サポートを行っています。
(総合的な集患サポートは行っておりますが、X単体でのサービスの提供は行っておりません)
基本から高度なノウハウまで、経験豊富なスタッフが貴院を全力でサポートいたします。
ウェブサイトや集患でお悩みの際は、ぜひ一度お問い合わせください。
これまでに、全国で2000件を超える制作・集客の経験を生かし、医療分野の最新情報と実践的な経営戦略をご提供します。
ミッションは、医療業界のプロフェッショナルに、専門性と実績に基づく知識と最新情報を届けること。医療の専門家が直面する挑戦に対応し続け、業界全体の発展をサポートします。