Facebook集客|成功のコツ、メリット、注意点など解説!
「Facebookで効果的に集客する方法が知りたい」
「Facebookってまだみんな使っているの?」
上手にFacebookを使って集患できるといいですよね。
本記事では、Facebookで集客を成功させるコツ、Facebook集客のメリット・デメリット、注意点など解説します。
ぜひご一読いただき、貴院のFacebook集客にお役立てください。
Contents
Facebookで集客するメリット
本項目では、Facebookで集客するメリットをご説明します。
無料で利用できる
Facebookのメリットとして、まず、無料で利用できることが挙げられます。
たとえば、クリニックの開業医が自身のFacebookページを立ち上げ、診療内容や診療時間、医師のプロフィールなどを掲載すれば、費用をかけることなく、医療機関の存在をアピールできるでしょう。
また、医療セミナーの告知にもFacebookは有効で、無料のイベントページを作成し、医師や看護師向けの勉強会の案内を行うこともできます。
実名登録者が多いため安心感がある
Facebookの大きな特徴は、実名登録が原則となっている点です。
この点において、匿名性の高い他のソーシャルメディアと比べて、Facebookは安心できるプラットフォームといえます。
この特性は、オンライン診療の際の信頼構築にも役立ちます。
たとえば、無料相談やオンライン診療に関する情報を発信し、実名登録している患者とのやりとりを通じて、安心感のあるコミュニケーションを図ることができます。
また、実名でのやりとりが基本となるため、偽情報や誹謗中傷が発生しにくい環境といえるでしょう。
ユーザーとのコミュニケーションがとりやすい
Facebookはコメント機能やメッセンジャー機能を通じて、患者や関係者と直接コミュニケーションをとることができるため、信頼関係を築きやすいと言えます。
たとえば、患者からの「ワクチン接種は予約が必要ですか?」「駐車場はありますか?」といった質問に対して、コメントやメッセージで迅速に回答することが可能です。
事前に疑問を解決することで、電話での問い合わせを減らし、業務負担も軽減できるでしょう。
Facebookで集客するデメリット
本項目では、Facebookで集客するデメリットをご説明します。
新規ユーザーにアプローチしにくい
Facebookは、ユーザー同士のつながりを重視するソーシャルメディアであるため、新規ユーザーに対する投稿のアプローチが限定的になる傾向があります。
たとえば、新規開業したクリニックがFacebookページを立ち上げても、フォロワーが少ない状態では、投稿内容が新規の患者に届きにくいという課題があります。
こうした課題への対策としては、Facebookの広告機能を活用し、ターゲット層を絞り込んで情報を届けることが有効です。
ユーザー数が減少傾向にある
近年、若年層を中心にFacebookのアクティブユーザー数が減少傾向にあります。
10代・20代の利用者が減少し、徐々に高齢層が多いソーシャルメディアへと変化しつつあるのです。
たとえば、皮膚科や美容クリニックがFacebookで若年層向けの集客を試みても、ターゲットとなる10代・20代のユーザーはInstagramやTikTokなどを利用する傾向が強いため、思うような成果を上げられないことがあります。
こうした状況への対策として、ターゲットに応じてソーシャルメディアを使い分けることが重要です。
若年層向けにはInstagramやTikTokを、中年層以上にはFacebookを活用するなど、柔軟な運用が求められます。
また、Facebook単体に依存するのではなく、複数のソーシャルメディアを組み合わせて情報発信することも効果的でしょう。
炎上リスクがある
Facebookは実名登録制のソーシャルメディアであるため、コメント欄などで炎上が発生した場合、個人や法人の信頼を大きく損なう可能性があります。
たとえば、クリニックが健康情報を投稿した際に、「この治療法は効果がない」「誤った情報では?」といった批判的なコメントが殺到するリスクがあります。
また、患者からの口コミやクレームがFacebook上で拡散した場合、クリニックや病院の評判が大きく落ち込む恐れがあります。
「診察の待ち時間が長い」「対応が悪い」などの投稿がシェアされると、ネガティブな印象が広がりやすいのです。
こうしたリスクへの対策としては、適切なコメント管理が欠かせません。
運用ガイドラインを設け、冷静かつ丁寧に対応することが重要です。
また、専門的な情報を発信する際は、信頼できるエビデンスに基づいた内容を心がけ、誤解を招かないよう慎重に言葉を選ぶ必要があります。
ネガティブな投稿に対しては、誠実に対応し、放置しないことが求められます。
継続して運用する必要がある
Facebookに限った話ではありませんが、集客は長期的な運用が必要であり、単発の投稿では十分な効果を得られません。
たとえば、クリニックがFacebookページを作成したものの、更新が滞ると「この病院は営業しているのか?」と不安を与えてしまうことがあります。
「最後の投稿が1年前」などの状態になると、むしろ信頼性が低下するのです。
この課題への対策としては、定期的な投稿をスケジュール化し、毎週1〜2回のペースで更新するように計画を立てることが重要です。
また、診療案内や健康情報、症例紹介などの投稿内容をあらかじめストックしておき、継続的に投稿できるようにすることも効果的でしょう。
Facebookで集客を成功させるコツ
本項目では、Facebookで集客を成功させるコツをお伝えします。
ターゲットを明確にする
Facebookで集客を成功させるためには、どの層に情報を届けたいのかを明確にすることが重要です。
たとえば、小児科クリニックの場合、主に、子どもの健康管理に関心のある20〜40代の親がターゲットになるでしょう。
そこで、「予防接種スケジュール」や「感染症の流行情報」などを発信し、「●●小児科の先生が教える!夜泣き対策5選」といった、親が興味を持ちやすいコンテンツを投稿するのが効果的だと言えます。
整形外科やリハビリ施設では、50代以上の患者向けには「膝の痛みを軽減するストレッチ」「骨粗しょう症の予防策」など健康維持に関する投稿を、アスリート向けには「スポーツ外傷の治療と予防」「パフォーマンス向上のためのリハビリ」など、競技者向けの専門情報を発信するとよいでしょう。
ターゲットに合わせて投稿の内容や言葉遣いを調整し、具体的なペルソナ(年齢・性別・価値観など)を設定して、それに沿った情報を発信することが大切です。
ユーザーとのコミュニケーションを意識する
Facebookは一方的な情報発信ではなく、フォロワーとのコミュニケーションを取ることでエンゲージメントを高めるSNSです。
特に医療業界では、信頼関係を築くことが重要なので、コメントやメッセージへの対応を丁寧に行う必要があります。
たとえば、クリニックの患者対応において、「インフルエンザの予防接種は予約が必要ですか?」などの患者からの質問に迅速に返信することで、信頼を得られます。
「診療の待ち時間はどれくらいですか?」などの問い合わせに対し、「本日は●●分待ちとなります」などとリアルタイムで情報提供するのも効果的でしょう。
また、健康情報を活用したコミュニケーションも大切です。
「花粉症対策の記事」を投稿した際に、「●●の薬と併用できますか?」と質問が来たら、「医師の診察が必要ですが、●●の成分は問題ない場合が多いです」と補足することで、専門性をアピールできるでしょう。
コメントには可能な限り返信し、フォロワーとの距離を縮めることが重要です。
画像や動画を一緒に投稿する
テキストだけの投稿よりも、画像や動画付きの投稿の方が高い反応率を期待できるため、視覚的な要素を取り入れるとよいでしょう。
たとえば、内科クリニックの場合、「診療室や待合室の写真」「医師の診療風景」などを投稿することで、患者が来院前に雰囲気を把握できます。
健康情報を分かりやすく伝える際にも、視覚的な要素が役立ちます。
「腰痛予防ストレッチの方法」などは、文章のみでは認知負荷が高いので、実際にストレッチをしている動画や図解を掲載すると、より伝わりやすくなります
画像はできるだけ明るく、見やすいものを使用し、専門的な内容は図解やイラストを交えて分かりやすくすることが大切です。
動画は短め(1〜3分)にまとめ、簡潔で伝わりやすい内容にするのがポイントです。
Facebook広告を活用する
Facebook広告は、ターゲット層を細かく設定し、必要な情報を適切なユーザーに届けることができるため、医療機関にとっても効果的な集客手段になります。
たとえば、新しく開院した内科クリニックの場合、ターゲットを「クリニック周辺の住民(半径5km圏内)」「30〜60代」に設定し、広告を配信することで、地域住民に効率よくアプローチできるかもしれません。
地域ターゲティングを活用し、クリニックや病院の周辺住民に向けて配信することが大切です。
また、興味・関心に応じた広告設定を行い、「美容施術」「健康診断」など、ターゲットに合わせた内容で配信しましょう。
予算を調整しながら運用できるのもメリットです。
少額から試し、効果を見ながら調整することが可能です。
Facebookページを作成する
Facebookページは、クリニックや病院、医療施設が公式情報を発信し、患者や関係者との接点を作るための基本ツールです。
簡易的なホームページの代わりとしても利用でき、診療案内や最新情報を手軽に更新できます。
たとえば、地域の内科クリニックがFacebookページを作成し、「診療時間」「アクセス方法」「診療科目」を掲載すれば、患者が情報を得やすくなります。
診療の待ち時間が発生しやすい場合、「現在の混雑状況」や「予約の空き状況」を投稿すると、患者の利便性が向上するでしょう。
イベント機能を活用する
Facebookの「イベント機能」を使うと、医療セミナーや健康相談会、無料検診などの情報を簡単に告知できます。
参加者の管理もしやすく、イベントページを作成することで、より多くの人に認知されやすくなります。
たとえば、「乳がん検診のキャンペーン」を実施する場合、Facebookのイベント機能を使って「●月●日から10日間、facebookフォロワー限定の健診を開催!」などと告知できます。
イベントページを作成する際は、開催日、場所、参加方法などの詳細情報を明確に記載することが大切です。
また、フォロワーにシェアを促し、「友達にもシェアしてください!」と呼びかけることで、拡散力が高まるでしょう。
コメントなど早めに返信する
Facebookの投稿に患者やフォロワーからのコメントや質問が来たら、できるだけ早く返信することが大切です。
コメントが来たら、可能な限り24時間以内に返信するようにしましょう。
また、ポジティブなコメントには感謝を示し、ネガティブなコメントには誠実に対応することが重要です。
たとえば、クリニックの投稿に「先生の診察がとても丁寧でした!」というコメントがあれば、「ありがとうございます!また何かありましたら気軽にご相談ください」と返信すると、信頼感が増すでしょう。
逆に「待ち時間が長かった…」というコメントがあった場合、「本日は混雑しており、お待たせして申し訳ありません。次回のご来院時は、事前予約をおすすめします!」と対応することで、フォロワーの印象が改善されます。
よくある質問はテンプレートを作成し、スムーズに回答できるようにしておくと効果的です。
「いいね」のリクエストをする
Facebookには、投稿に「いいね!」をしてくれた人に対し、そのページに「いいね!」をリクエストできる機能があります。
たとえば、美容系のクリニックが「肌の乾燥対策」や「最新の美肌治療」に関する投稿をしたとき、エンゲージメントが高かった場合、その投稿に「いいね!」を押してくれた人へ、クリニックの公式ページへの「いいね!」をリクエストすることで、新規フォロワー獲得が期待できます。
ただし、リクエストのしすぎには注意が必要です。
本来、「いいね」などはフォロワーが自発的に行うものです。
リクエストのしすぎは「いいね」の強要ととられ、フォロワー離れにつながりかねません。
節度を守ってリクエストを行うようにしましょう。
お店の投稿よりも記事を書いてもらう
クリニックや病院が自分たちで投稿をするだけでなく、他の人に記事を書いてもらい、シェアしてもらうことで、より多くの人に情報を広げることができます。
特に、患者や医療関係者が体験談やレビューを投稿すると、より信頼性の高い情報として拡散されやすくなるのがポイントです。
たとえば、「当院で健康診断を受けた患者さんの体験談」など、実際に受診した人が投稿してくれると、他の人にも興味を持ってもらいやすくなります。
ただし、ステルスマーケティング規制などに触れてしまう可能性があるため、投稿や口コミなど直接の依頼は控えましょう。
真心を込めた対応をするなどして、あくまで、患者に自発的にポジティブな投稿を行ってもらえるよう努めることが肝要です。
Facebookで集客するときの注意点
本項目では、Facebookで集客するときの注意点をお伝えします。
プロフィール欄の更新も忘れないようにする
Facebookの運用を開始し、日々投稿などは行っていても、プロフィール欄の更新はついつい忘れてしまいがちです。
情報が古くなっていると、信頼性に欠けたり、トラブルや機会損失につながってしまう可能性があります。
たとえば、「土曜日も診療しています」と記載していたが、実際には「第2・第4土曜は休診」に変更されていた場合、患者が誤解して来院してしまうことがあります。
事前に正しい情報を提供しないと、患者とのトラブルの原因になりかねません。
この課題への対策としては、3カ月に1度など定期的にプロフィールを見直し、診療時間・休診日・予約方法・連絡先が最新のものになっているかチェックすることが重要です。
また、新しいサービスを導入したら即更新することも大切です。
「LINEで診療相談受付開始」「訪問診療の対応エリア拡大」といった新情報は、タイムリーにプロフィール欄に反映することが求められます。
宣伝ばかり投稿しないようにする
Facebookページを集客目的で運用するのは大切ですが、宣伝ばかりの投稿になってしまうとフォロワーが離れていってしまう可能性があります。
情報発信のバランスを意識し、患者や医療従事者にとって有益な内容を提供することが重要です。
たとえば、美容皮膚科や歯科医院などで、「当院の最新のホワイトニング設備を導入!」「シミ取り実績●件超!」といった病院の実績・サービスのアピール、宣伝ばかりの投稿を続けると、フォロワーがフォロー解除する可能性があります。
この課題への対策としては、情報発信のバランスを意識し、目安として「宣伝:役立つ情報=2:8」の割合を目指すことが理想的でしょう。
1日に2回以上投稿しないようにする
Facebookでは、投稿回数などに制限があり、頻繁に投稿しすぎると制限がかけられてしまいます。
また、1日に何度も投稿するとフォロワーが「通知が多すぎる」と感じ、嫌われる原因にもなります。
この課題への対策としては、投稿は1日1回とすることが挙げられます。
また、フォロワーに価値ある情報を提供するように心がけましょう。
Facebookで集客する際によくある質問
本項目では、Facebookで集客する際によくある質問に回答します。
Facebook集客はもう古い?
「Facebook集客はもう古いのではないか?」という質問をよく耳にしますが、実際には年齢層が高めのユーザーに対しての効果は期待できます。
医療分野で言えば、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病に関する情報は、40代以上の年齢層が関心を持ちやすいテーマです。
Facebookを活用して「生活習慣病予防のポイント」や「健康診断の重要性」などを投稿すると、多くの人に興味を持ってもらえる可能性があります。
ポイントは、ターゲット層が40代以上の場合はFacebookが有効だということです。
生活習慣病や健康維持に関する情報は特に人気があり、地域の健康イベントやセミナー情報を積極的に発信するのがおすすめです。
今のSNSの現状は?
SNSのトレンドは日々変化しており、各SNSにはそれぞれ異なる特徴や年齢層があります。
主要SNSの特徴と医療業界での活用例を見ていきましょう。
Facebookは主に40代以上の層が中心で、公式情報の発信に適しており、長文投稿が可能です。
「クリニックの公式ページ」や「訪問看護サービスの案内」「健康イベントの告知」などに向いています。
一方、Instagramは20〜40代女性が中心で、ビジュアル重視のSNSであり、写真や短い動画が強みです。
美容クリニックが施術例やスキンケア情報を投稿すると効果的でしょう。
TikTokは10〜30代が中心で、短い動画での情報発信に強く、若年層に人気があります。
「簡単な健康体操」や「子ども向けの健康知識」など配信すると若年層にも届きやすいでしょう。
X(旧Twitter)は幅広い年齢層が利用しており、リアルタイム性が強く、情報拡散力が高いのが特徴です。
緊急のお知らせや医療に関するニュースを迅速に伝えるのに適しています。
「本日は台風のため休診します」「インフルエンザの流行に関する最新情報」などの投稿が有効です。
ポイントは、ターゲット層に合わせてSNSを使い分けることです。
Facebookは中高年層や公式情報の発信に向いている一方、若年層向けにはInstagramやTikTok、拡散力を重視するならX(旧Twitter)を活用するのが効果的でしょう。
まとめ
Facebookを活用した集客は、広告費を抑えつつ患者との接点を増やすのに効果的です。
特に40代以上のユーザーに対しては有効で、生活習慣病に関する情報発信や健康イベントの告知に適しています。
一方で、若年層の利用者減少や炎上リスクなどのデメリットもあるため、ターゲットに合わせて他のSNSと組み合わせるのがおすすめです。
集客を成功させるためには、ターゲットを明確にし、ユーザーとのコミュニケーションを大切にすることが重要です。
画像や動画を活用し、視覚的にわかりやすい情報を届けましょう。Facebook広告を活用したり、公式ページを運用したりするのも効果的です。
イベント告知にもFacebookのイベント機能が役立ちます。
ただし、プロフィール欄の更新を忘れずに行い、宣伝ばかりの投稿は控えめにするなど、注意点にも気を付けましょう。
投稿の頻度にも気を配り、1日2回以上は避けるのが賢明です。
弊社では、医療機関に特化したウェブサイト制作や運用、集患・人材獲得のサポートを行っています。
Facebookも含め、専門のスタッフが、貴院の集患をトータルでお手伝いします。
(総合的な集患・人材獲得サポートは行っておりますが、Facebook単体でのサービスの提供は行っておりません)
集患・人材獲得でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
これまでに、全国で2000件を超える制作・集客の経験を生かし、医療分野の最新情報と実践的な経営戦略をご提供します。
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