歯ぎしりをボトックス治療で緩和してくれる歯科医師 野本恵子先生

まえがき

「歯ぎしりや食いしばりが深刻な全身疾患を引き起こす」そのことに気づき、戦っている医師が野本恵子先生だ。彼女が力を入れているのはボトックス治療。春日部の「のもとデンタルクリニック」で勤務する傍ら、市川の「チャーミーデンタルクリニック」などでも治療を行っている。さらに、歯科医師向けのセミナー講師も務めるといった多忙ぶり。しかし、いつも笑顔で話す彼女から疲れの色は見えない。会う人を自然とリラックスさせてくれる雰囲気は患者さんからの支持も厚い。今回は歯科医師を目指したきっかけや「ボトックス治療の普及を母から託された宿題だと思っているんです」という背景など詳しくお話を伺った。

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歯ぎしり・食いしばりを改善するボトックス治療

ボトックス治療は、強い食いしばりや歯ぎしりの問題を抱えている患者さんに有効な治療法です。噛む力が強く、筋肉が緊張している箇所に表面麻酔後に注射を行います。「注射」と聞くと不安に思われるかもしれませんが、施術時間は約10分程度とあっという間なのでご安心ください。ほとんどの方が3~7日程度で効き目を実感でき、約4～6か月間効果が持続いたします。また「強く噛むことがそんなにデメリットなの？」と思われる患者さんもいるかもしれません。歯を強く噛んでいる状態は歯や歯根に様々なダメージを与えてしまいます。また、常にお口の中が緊張状態になるので、頭痛や肩こり、さらには脳梗塞などの全身疾患に繋がることも。まだまだ、ボトックスと聞くと美容の面ばかりクローズアップされがちです。そのため、当院では、歯科治療においてなぜボトックス治療が有効なのかを丁寧に説明し、本当に必要な方だけに提案することを心がけております。

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2020年5月より『咬合圧測定器（保険適用）』を導入致しました

咬合圧測定器を使用することで、噛む力（咬合力）を可視化し、歯ぎしり・食いしばりの改善を客観的に把握することができます。患者さんへの負担も少なく、簡便・短時間で測定することができます。

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