軽度高圧酸素ルームのセミナーについて
春日部市豊春駅前の歯医者、チャーミー歯科春日部でございます。
先日参加し、勉強してきたことを書いていきます。
まず、参加者は多種多様で、歯科医師をはじめ理学療法士、形成外科医、整形外科医、柔道整復師、エステ経営者などさまざまです。
一見関係なさそうに見えて、酸素ルームを効果的に使用することでさまざまなメリットを受けられる職の皆さんです。
さて、まず京都大学の石原教授のお話から書いていきます。
石原教授は人間環境学の教授で、軽度高圧酸素環境下において歯周病や心筋梗塞、アルツハイマー病などの病気が改善するのかを研究していらっしゃいます。
本当に体内の血液に作用する酸素ルームの条件は、1.2~1.3気圧 かつ 酸素濃度35~40%の軽度高気圧環境下であることだそうです。
気圧が高すぎてもだめ、酸素濃度が高すぎても効果が見込めないのだとか。
当院に設置している酸素ルームは、お話ししてくださった京都大学石原教授監修のもと提供しております。
もちろん気圧も酸素濃度も規定内ですのでご安心ください。
また、同じく京都大学の藤野教授は軽度高気圧環境下における歯周病菌の減少についての研究をされています。
当院の野本先生も同じく歯周病菌の減少について講演を行っています。
歯周病菌は嫌気性菌という、酸素が無い環境を好んでいます。
なので、高圧酸素環境下にいることで歯周病菌を減少させることができるのです。
食いしばりがある人は、噛みしめることにより血管を圧迫してしまうため、歯周病が発症、または進行しやすいです。
ボトックスと酸素ルームを併用することで、咬筋の緊張を緩和し、かつ血流促進効果や筋肉疲労回復効果により歯周病の改善にもつながるということです。