歯ぎしり、食いしばりにボトックス治療が有効な理由
ボトックス治療とは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐす治療法です。
ボトックス治療は美容外科などでも広く取り扱われており、主には筋肉の過度な緊張が原因で生じるシワを改善したり、小顔治療などにも用いられておりますが、歯科領域においては、ボトックスの持つ「筋肉の緊張をほぐす」という性質を利用して、歯ぎしり・食いしばり・顎間節症・ガミースマイルなどの治療に使用されます。
ボトックスによる食いしばり治療はまだ一般的に認知されていないかもしれませんが、マウスピースができない方や行動療法が難しい方にでも有効な治療法ですので、今までどんな治療をしてもダメだったという方には是非試していただきたい治療法です。
ボトックス治療のメリット
- 噛みしめに使われる咬筋に直接作用するので、夜間の歯ぎしりにも昼間の食いしばりにも有効。
- マウスピースなども使用しないので、嘔吐反射が強くてマウスピースができない方でも利用できる。
- 噛みしめ癖が強く、咬筋が発達しすぎている方の場合、咬筋を緩めることで小顔効果がある。
ボトックス治療のデメリット
- ボトックスは保険適用外の為、自費治療となる。(1本5万円)
- 術者の技術・経験・知識次第で、結果に差が出てしまう。
ボトックス治療は、すべて野本恵子歯科医師が行います。
当院の院長、野本恵子は、審美歯科の分野、特にヒアルロン酸やボトックスを活用したお口元の審美回復において多数の実績と経験を積んでおり、メーカー主催歯科医師向けセミナーの講師としても活躍をしております。
ボトックス治療は、お顔の筋肉の動きをコントローする治療。打つ薬の量や場所、濃度を誤ってしまうと、笑い方が不自然になってしまうこともありますので、治療を受ける際は是非ドクターの治療実績もしっかりと調べた上で受診されることをおススメします。