Webの主役はスマホの時代へ。スマホ用ホームページ制作のすすめ
Contents
7割がスマホからホームページにアクセスしている
2008年にiPhoneが発売されて以降、目覚ましい勢いで普及し続けるスマートフォン。
いまやいたる所でスマホを操作する人を見かけることができます。
消費者分析大手のニールセンによると、なんとネットアクセスの7割がスマホから。
驚くほど多くの人がスマホからホームページを閲覧している事実が明らかになりました。
パソコン用のホームページだけでは期待する効果が十分発揮できない時代になりつつあるのです。
使いづらい!スマホ未対応ホームページのデメリット
スマートフォンからのネットアクセスは飛躍的に増えているのにもかかわらず、スマートフォンから商品を注文したりサービスの申し込みをする割合の伸びにはそれほどの勢いが感じられません。
いったいなぜでしょうか。
考えられる要因は、注文や申し込みをするサイトがスマホ用に最適化されていないということです。
スマホはパソコンと表示方法や操作方法が異なるため、スマホに対応してるホームページでなければ使いづらさが際立ってしまうのです。
とくに、商品の注文やサービスの申し込みでは複雑な操作を行う必要があるため、スマホからのアクセスが避けられてしまう恐れがあります。
一方で、これは大きなチャンスととらえることもできるはず。
つまり、スマホから利用しやすいフォームを用意すれば、注文や申し込みの問い合わせ件数を飛躍的に向上させられる可能性がある状況だといえるのです。
スマホ用サイトに求められることとは?
では、スマホにとって使いやすいサイトとはどのようなものでしょうか。
スマホの特徴と照らし合わせて確認していきましょう。
そもそも操作方法が全然違う
スマートフォンは画面全体がタッチパネルになっていて、パネルに触れることで様々な操作を行います。代表的な操作として、次のようなものがあげられます。
- タップ(tap):画面を指先で一回たたく。パソコンでは左クリックを1回するのと同じ。
- ダブルタップ(double tap):画面を指先で二回たたく。パソコンでは左クリックを2回するのと同じ
- ロングタップ(long tap):画面を指先で長く押す。ドラッグができる。
- フリック(flick):画面を指先で軽く払う。ページ移動や画面のスクロールができる。
このようなパソコンとは異なるスマホ独特な操作方法をしたときに使いやすいかどうかを確認しなければいけません。
スマホ独特の操作方法の影響で、慣れるまではなかなか難しい操作がいくつかあります。
1つ目はリンクを踏む操作。
リンクを踏み他のページへ移動するとき、スマホではリンクをタップしますが、人の指は幅が太いので表示が細かいと思ったようにリンクを選択できないことがあります。
マウス操作の感覚で細かいリンクを並べてしまうのはよくありません。
2つ目は文字入力。
かなりの速度で打ち込める人がいる一方、キーボードと比べてどうも使いにくいという人も多いのではないでしょうか。
とくに年齢が高くなるほどスマホでの文字の入力は時間がかかる傾向があるようです。使いやすいサイトにするためには文字入力をできるだけ減らす配慮が必要です。
画面が小さい
スマホの画面はパソコンよりもかなり小さめです。パソコン用のホームページをそのままスマホの画面で表示すると、その読みづらさに驚いてしまうでしょう。
小さな画面でも見やすくする工夫は必須なのです。
ホームページの価値を落とさないためには、情報量をなるべく損なわないようにしつつ、文字量や画像の大きさを最適化して読みやすくしていく必要があります。
回線速度が遅い
パソコンは大容量の光回線が主流となっていて動画や画像もサクサクと表示することができますが、スマートフォンの場合もそうだとは限りません。
LTEの高速回線が普及したとはいえデータ容量を気にする人も多く、容量が大きくなりがちな動画や画像はユーザーから嫌がられることも。
また従来の3G回線では通信速度が遅く画像の表示に時間がかかってしまいます。
画像を減らし、ページのデータ容量を小さくすることはスマホの動作を軽快にするうえでも効果があります。
そこでスマホ用サイトは新しいプログラミング言語(HTML5やcss3)が使われることが多くなっています。
これらを使えば、従来ならば画像を使わなければ実現できなかったデザインを画像を使わずに表現できるため、スマホ動作の高速化を狙うことができます。
使えない機能も
パソコンでは当たり前に使える機能の中には、スマホでは再現できないものがあります。例えばスクロールバー。
最近のブラウザではスクロールバーは常時表示されていません。
スクロールしている間だけ、半透明で表示されています。
このため、どこに何があるのかをよりわかりやすく配置しなければならないのです。
ページトップにメニューをまとめたナビゲーションを設置するといいでしょう。
また、パソコン用サイトでは動画を表示するためにFlashが多用されていますが、iPhoneはこのFlashに対応していません。
何も対策しなければエラーと表示されてしまい、ホームページを見た時の印象が悪くなってしまいます。
一目瞭然!こんなに見やすいスマホ用ホームページ
これまでに確認したスマホ用サイトに求められることを踏まえつつ、スマホ用サイトとパソコン用サイトを見比べてみましょう。
スマホの小さな画面ではどちらが見やすいかは明らかでしょう。
スマホ用サイトは一目で全体を把握しやすいだけではなく、ひとつひとつのリンクが指でもタップしやすいように大きくとられていて、スマホでも操作しやすいようにデザインされていることがよくわかります。
サイトをスマホ化することで、訪れたユーザーがしっかりとアクションを起こしてくれるようになり、ユーザー獲得につながるのです。
サイトをスマホ化するとさらにいいことがあります。ホームページの検索順位に好影響を与えるのです。
2014年にgoogleはモバイルユーザーの利便性を向上させるため、スマホ用サイトの有無を重視すると発表しました。
検索順位が上がることでホームページの閲覧者自体が増加することが見込めます。
より多くのユーザーを取り込むためにはスマホ用サイトを制作することが非常に有効な手段なのです。
スマホ用ホームページ制作。どうすればいいの?
ホームページをスマホ化する重要性はわかっていただけましたか。
ではどうすればスマホ用サイトを制作することができるのでしょうか。
スマホ用サイトの制作方法には二通りあります。
- 新しくスマホ専用サイトを制作する。
- 既存のパソコン用サイトをスマホ用に最適化する
それぞれの方法について詳しく見てみましょう。
新しくスマホ専用サイトを制作する
スマホ専用サイトを一から制作することで、スマホからも使いやすいホームページを作り上げることができます。
スマホ独特の操作方法に合ったデザインにすることができるので、表示上のトラブルや扱いにくさはほとんど解消することができます。
一方、この方法はパソコン用サイトと別にホームページを制作する必要があるので、更新などの運用が煩雑になり費用もかかってしまいます。
URLもパソコン用サイトとスマホ用サイトで別々になってしまうので、SNSやネット記事で紹介してもらう際どちらのリンクが張られるかわからないという問題も考えられます。
既存のパソコン用サイトをスマホ用に最適化する
既にパソコン用サイトを持っている場合や、これから新しくパソコン用サイトを立ち上げる場合、パソコン用サイトをスマホ用に最適化する方法がおすすめです。
ここで使われるのは「レスポンシブ・Webデザイン」という方法。
ホームページにアクセスした端末の画面の大きさを判断し、それぞれの端末に最適化したサイズで表示することができます。
ひとつのサイトを用意するだけで様々な端末に対応することができるので、管理の負担が増えることがありません。
運用の手間や、タブレットなど今後画面サイズの異なる端末のシェアが増える可能性を考えると、ひとつのホームページを作るだけですべてに対応できる「レスポンシブル・Webデザイン」でホームページを制作することをお勧めします。
次にいよいよホームページを制作してみましょう。
自分で制作するか、制作会社に依頼するか、悩ましいところですよね。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
ホームページ制作サービスを利用して自分でつくる
最近になって使い勝手がよく、十分クオリティーの高いホームページを制作できるソフトが数多くリリースされるようになってきました。
外部に委託しなくても、自分でスマホ用のサイトを制作することができるのです。
初心者でも使いやすいおすすめのサービスやソフトとしては以下のようなものがあります。
紹介するものはすべて「レスポンシブ・Webデザイン」に対応しています。
Wix
スマホに対応しているテンプレートが多く、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で美しいサイトを作ることができます。
一方、編集画面やホームページが重くなりやすいという欠点もあります。
とは言え、無料でサービスを受けらるのは大きな魅力。
ホームページを制作するなら、まずはチェックしてみてはいかがでしょうか。
グーペ(Goope)
店舗向けにデザインされた豊富なテンプレートが魅力。
地図や写真のスライドショー、メニューページなどが簡単に作れます。
操作が簡単な分自由度が低く、階層構造も持たせにくいのが欠点。
ボリュームのあるホームページを制作するのには不向きかもしれません。
月額1000円からで利用できます。
シリウス(SIRIUS)
初心者にもわかりやすく、サポートも充実しているため2011年の発売以来大ヒットしてきました。
SEO対策済みのテンプレートが豊富です。
通常版は18800円です。
これらのサービスやソフトを活用すれば、簡単な連絡先と所在地を確認してもらうぐらいの簡単なホームページであれば、わずか数十分で作ることができます。
また、ソフト代とサーバー代しかかからないのでコストを抑えることもできます。
ホームページ制作会社を利用する
一方、ホームページ制作会社にスマホ用サイトの制作を依頼するという方法もあります。
サイトのアクセス数は見た目のクオリティーに大きく左右されてしまいます。
ライバルに勝てるホームページを自力で作り上げることができるでしょうか。
忙しい通常業務の合間を縫ってクオリティーの高いホームページを作成することはなかなか難しいのも事実です。
プロに委託することで簡単にクオリティーの高いホームページを作ることができます。
費用は制作会社によって幅がありますが、相場は1ページ当たり1万円~2万円程度。
その他トップページデザインや問い合わせフォームなど要素ごとに費用がかかるので、サイトの目的を明確にして必要な要素をよく選別したうえで制作を依頼することが重要です。
また既存のパソコン用サイトがあり、それをスマホ用に最適化する場合、制作会社に依頼することでサイトのURLを統一できたり、パソコン用サイトとスマホ用サイトの切り替えをボタン一つで行える機能がつけられたりと、管理がしやすくなるサービスがあることも。
個人で制作していたのではなかなか手が回らないところまで作りこむことができるのは大きな魅力でしょう。
また、ホームページ公開後も継続してサポートを受けることで安心してサイトを運営することができます。
まとめ
爆発的に普及するスマートフォンはいまやネットアクセスの主役です。若者の間ではパソコンを持たず、スマホだけで済ましてしまう人も一定以上の割合でいます。
これからもスマホのしめる役割はどんどん重要になっていくことでしょう。
スマホはパソコン用のホームページを表示することができますが、そのままではとても見ずらく、商品の注文やサービスの申し込みといったアクションはなかなか起こしてくれません。
アクション率を高めたり、ホームページ自体の閲覧数を上げるためにはスマホ用のサイトを制作するのが非常に有効です。
スマホ用サイトは制作サービスやソフトを使えば自分で制作することも可能です。
費用も安く抑えられ気軽にスマホ用サイトを用意できます。
また、ホームぺージ制作会社に制作を依頼することでハイクオリティーなホームページを手に入れることもできます。
この場合、ホームページの運用やSEO対策についても専門家に相談できるのが魅力でしょう。
より多くのユーザーを獲得するためにも、スマホ用サイトを制作してみませんか?
これまでに、全国で2000件を超える制作・集客の経験を生かし、医療分野の最新情報と実践的な経営戦略をご提供します。
ミッションは、医療業界のプロフェッショナルに、専門性と実績に基づく知識と最新情報を届けること。医療の専門家が直面する挑戦に対応し続け、業界全体の発展をサポートします。