医療機関経営支援 成功事例

財務からはじまり、運営や人材育成まで
経営支援の成功を収めた事例紹介

対談者:ひらかわ歯科医院 院長 平河 貴大 先生

■経歴

明善高校、九州大学農学部卒業。九州大学歯学部卒業。

九州大学病院にて研修後、ウェルカムデンタルクリニックにて研鑽。

開業に至る。

  

■所属学会

日本歯科保存学会

2015年4月、南区大楠2丁目に「ひらかわ歯科医院」を開院。

対談者:ゼロメディカル 原 征弘

2015年の開業からひらかわ歯科医院様の支援を開始。

事前にエリアマーケティグを行い、物件を見つけるところからスタートしました。 オープニングイベントではたくさんの方に足を運んでいただき良いスタートを切ることができました。

オープニングイベント以降はホームページ運用のみのお付き合いでしたが、 現在では財務の確認や運営の問題解決、スタッフ育成なども行っており、院長だけの満足でなく、働くスタッフさん達もイキイキと治療に励んでくれています。

「何を改善したいか」を知る事が大切

財務から人間関係まで

原:私のアプローチは、まず先生が本当に経営状況を改善したいかを知ることから始まります。 中には先生は何もしないでコンサルタントばかりが動く医院もありますが、平河先生は自ら率先して 改善に向き合っていただきました。そのおかげで私もサポートがしやすかったです。

今回は財務から改善に着手しました。 リソースマネージメントのため、お金、ヒト、モノ、情報からピックアップしていけば難しい問題では ありません。一番難しかったのは人間関係です。 当時は院内がバラバラだったので、最初から作り直そうという事になりました。 平河先生はそれに同意してくれたので改革が早かったです。

今までの私の経験値はあるものの、短期間で本気で改革するという事に同意を得られ、 提出したプランを一番いい形で実現することができました。とはいえ全てが良くなったわけではありません。

当時はチームの編成で問題がありました。 メンバーを再構築するために、スタッフとの関係性で先生も苦労したと思います。 我慢強く残ってくれたスタッフがいてくれたおかげで改善することができました。 主役は先生とスタッフたちで、私達は黒子の役割です。 そのため、まずはゼロメディカルのスタッフをサポートで医院に投入し、診療以外の部分をサポートしました。

実際の現場に入る経営支援

平河:あれは本当に助かりました。 これがもう1ヶ月2ヶ月遅かったら残っていたスタッフも辞めていただろうと思います。

体力的にも精神的にも助かりました。 他のコンサルタントだとあまり現場に入らないと聞いていますので、話だけ聞いてレポート出して終わりだと思うのですが、ゼロメディカルは現場に入ってサポートを行いながら改善を行うスタイルなのがいいですよね。

経営支援の成果とこれからの方針

クリニックの数字を視える化

原:財務の視える化や、診療内容と患者さまの来院分析も行うことで、キャンセルがだんだん無くなってきました。新患も増えてきてきましたね。そこから見えてきた継続率やリコールなども含めクリニックの数字を視える化して、適正なパーセンテージを分析しつつ、突出したものに関しては改善をしていきました。 この対策を始めて1年半が経過し、今は本当に問題がなくなってきました。

また、衛生士のスキルをアップするために、フリーの衛生士さんを投入させてもらいましたが、 研修を行っての衛生士さんの様子はいかがですか?

ひらかわ歯科にてブラッシング指導・口腔ケア実践研修時の様子

衛生士のスキルとモチベーション向上

平河:衛生士のスキル向上に対しては、みんな学びたいといった気持ちがあります。 日々の仕事の中でも疑問点が各個人に絶対にあり、それが業務に追われて流れていってしまっていたのだと思います。しかし、第一線で活躍しているフリーランス歯科衛生士の丸橋さんが、衛生士目線で話をしてくれるという安心感と信頼感で、スタッフは知識を吸収しやすいのでしょう。

スタッフの意識・知識が高まり、翌日の診療から実践で使える講義内容も含まれているので、すぐにやってみようという前向きな姿勢になります。トライしてみてすぐに結果が得られるということでモチベーションも持続されています。

医療業界の中で重要な役割を担うために

原:自分より技術の高い衛生士と会い話を聞くことで刺激がすごくあるのだと思います。

私たちの仕事のゴールの一つに、歯科衛生士のスキルアップだけでなく、歯科衛生士の社会的地位を上げていくことが挙げられます。医療業界の中で重要な役割を担っているのに関わらず、現在の社会的地位は問題だと捉えています。

最前線で活躍されているフリーランス歯科衛生士の丸橋さんと一緒に仕事することによって、フリーランスでも戦えるような人たちを増やしていきたいと思っています。 ひらかわ歯科のスタッフみんなが、素晴らしい衛生士になったと思われるよう丸橋さんと引き続き教育を行いたいです。

また、最近の取り組みとして先生ご自身によるスタッフの「モチベーション管理」が大切です。先生とスタッフの面談の後にモチベーションを変えられたかによって、今後は私が先生にスタッフへの話しの投げかけ方をサポートしていけます。

私たちゼロメディカルの経営支援コンセプトは、「医院の中に入ってみんなと話し合うスタイル」ですが、私がマネージメントすると根本的な解決にならないので、先生ご自身がマネージメントをできるようになってほしいと思っています。 その上で私が3ヶ月毎の面談に入る際に、スタッフみんなの気持ちもヒアリングして改善していければと思います。 基本的には私は先生の経営スタイルに合わせて補助をしていくポジションなので、大変な時はいつでも言って頂ければ対応していきます。

先生自身が経営の中で悩んでいた事

経営者になって初めて分かる難しさ

平河:院長・経営者・ドクターになるとマネージメントも含めて、本当にやることが増えました。

勤務医の時に学んだことの真似をしましたが、そもそも医院が上手くいっている中での一端を担わせてもらっていただけなので、何となくそこで上手くいっているから出来る気になっていましたが、その延長で自分の医院を運営してみましたが、意外と上手くいきませんでした。

私の力量でカバーできない部分があったのだとを認識させられ、その時に現状の課題のあぶり出しとその課題に対するアプローチができませんでした。

歯学部の中にあるべき経営学科

原:先生たちは歯学部に入って歯を治すことを勉強してこられて、それが急に勤務医から経営になってくると、経営の勉強をしてこなかったこともあり、自分の人生の経験値のもとでしか対応できません。

本来は歯学部の中に経営という学科があって、事業計画の作り方をはじめとした実務的なことを学べると良いはずです。

我々も医科・歯科などの経営のサポートをしていますが、歯科は現在全国で約69000件もあるので、競争が激しいはずです。そこで生き残っていくためには経営戦略がないと続きません。

私たちがバックアップに入った医院が何十年も続くようになってほしいと思っています。

自費診療について

自然と増えてきた自費診療と意識が変わった瞬間

原:自費に対してのスタッフの考え方が改善されてきて、結果的に自費が増えました。 特に何か広告したわけでもなく、取り組みの中から直近の5ヶ月程で自費診療が自然と増えていったというのが、医院の成長を感じています。

平河:フリーランス歯科衛生士・丸橋さんの講義による「衛生士による経営も考えた自費の話」の影響が大きいかと思います。 院長が自費のこと言うとスタッフは抵抗感が生まれるかと思いますが、それを最前線で衛生士として活躍されている丸橋さんが話をしてくれるとすっと入るみたいで、それが今の結果に結びついています。

原:今まさにスタッフは成長段階だと思うので、今後の成長をすごく楽しみにしてます。 彼女たちの成長によって医院にプラスになるのは勿論なのですが、彼女たち自身の歯科衛生士としての価値も上げてあげたいと思っています。

そのためには日頃のモチベーションもすごく大切になってきます。モチベーションが高ければ成長のスピードが加速していきます。掛ける言葉一つでモチベーションもがらっと変わってくるので注意深く見ていきたいですね。

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